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アラフォー女性は「年下男性」と結婚すべき? 年上夫にない「心地よい関係」とは

  • 2026.2.28
女性の晩婚化に伴い、妻が年上の夫婦の割合が過去最高となっているという。年下男性を選んだアラフォー女性たちの結婚の決め手とはどんなものだったのだろうか。二人の女性に話を聞いた。※サムネイル画像:PIXTA
女性の晩婚化に伴い、妻が年上の夫婦の割合が過去最高となっているという。年下男性を選んだアラフォー女性たちの結婚の決め手とはどんなものだったのだろうか。二人の女性に話を聞いた。※サムネイル画像:PIXTA

厚生労働省の人口動態調査によれば、2024年の初婚夫婦のうち、「妻が年上」の割合が25.5%で過去最高となっている。昨年12月に、俳優の波瑠さんが5歳年下の高杉真宙さんと結婚したのも記憶に新しい。

年齢差は関係ない

2年前、6歳年下の男性と結婚したリサさん(39歳)。当時は37歳と31歳。1年ほど付き合ってからの結婚だった。

「付き合う段階では少し躊躇(ちゅうちょ)しましたが、彼はまったく気にしていなかった。むしろ私の友人たちが『大丈夫? 若い男にだまされてるんじゃないの』と心配していましたね。彼を友人に紹介してからは応援してくれましたけど」

たかが6歳じゃないかと彼は笑っていたが、小学校6年生と入学前の保育園生くらい違うとリサさんは言い返したこともある。僕たちは子どもじゃないでしょと一笑に付された。

「大人同士として知り合っているわけだし、それもそうだなと。『年齢じゃなくて、僕自身を見て』と言われ、それからは気にならなくなりました。自分は何を大事に思っているか、例えば仕事で何かあったとき、どうやって乗り越えるか……。そういう話をじっくりできる人だし、意見が違っても互いの話を聞くことができる。付き合っているうちに、今までこういう人に会ったことがないと思うようになったんです」

年齢差ではなく、「彼だから」結婚したとリサさんは言う。

それぞれの価値観を共有できている

一般論として、年上男性はどうしても年下女性を「軽く」見る傾向がある。意識的か無意識かは別として、女性を「支配」することでプライドを満たす男性がいるのも確かだが、「今どきの30代男性はもっと平等意識が強いと思う」とリサさんは言う。

「彼の友達を見ても、私が年上だからどうこうと思っている人はいない。年齢より、その人個人をちゃんと見てる。そんな気がしますね」

20代のころ、10歳年上の男性と付き合っていた。彼の友人と会ったときに「こんな若い子と付き合っちゃって」とさんざんからかわれた。よくある図式だが、「とても不快だった」のをリサさんは覚えている。自分自身ではなく、年齢だけでカテゴライズされている不快感があった。

「それに比べたら、今はとても気楽で楽しい。私と彼、互いの意見や気持ちをぶつけあいながら、それぞれの価値観も共有している気がするから」

人として、少し視野が広くなったかもしれないとリサさんは笑った。

彼の家族も何も言わなかった

35歳のとき28歳の男性と結婚したマキさん(40歳)。彼の姉がマキさんより3歳年下だった。なんとなく気まずい思いを抱えながら彼の両親にあいさつに行ったとき、両親も、たまたま家にいた姉も、年齢の話はいっさいしなかった。

「私の方から、『私が少し年上で……』と言ったら、彼の両親が『だから?』って。みんなで顔を見合わせて笑ってしまいました。『息子が選んだ人を、私たちが大事にするのは当たり前でしょ』と軽やかに言われてすごくうれしかった。そういう家庭で育った人なんだと信頼感が増しましたね」

彼はマキさんの前で大人ぶらない。そこがマキさんには気持ちよかった。知らないことは知らないと言うし、「オレ、マキみたいに大人じゃないから」と平然と言ってしまう。もともと理論派できっちりした性格のマキさんだが、感情をストレートに表現する夫にだんだん感化されてきた。

「理屈に合わなくても、感情で人は動くことがあるとよく分かりました。同時に、私はかなり感情を押し込めて生きてきたんだな、と。何かあったとき、自分がどうしたいかではなく、自分はこの場でこの状況でどうするべきか、何が正解かばかりを考えて生きてきたんだなと」

私は私のやりたいことをやる

マキさんは両親から「長男」であるかのように育てられた。長男を死産していた母親が、無意識のうちに彼女を長男として扱っていたのだ。父親もそれに合わせた。

「妹はひらひらと女の子らしく育てられ、私は柔道を習わされて男の子扱いだった。でも夫と一緒にいるうちに、そういうのはおかしいんだとやっと気づいて。私は私の好きな服を着る、私は私のやりたいことをやると変わってきました」

職場でも、結婚後、柔らかくなった、話しやすくなったと後輩たちに言われるという。もちろん年下だけが理由ではないが、夫には心を許した。だから彼の言葉がすんなり入ってきたのだろうとマキさんは自己分析する。肩肘を張って生きてきた自分の心が柔軟になったのは年下夫のおかげだと彼女は断言した。

<参考>
・「令和6年(2024)人口動態統計(確定数)の概況」(厚生労働省)
・「人口動態調査 / 人口動態統計 確定数 婚姻」(総務省統計局)

文:亀山 早苗(フリーライター)

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