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お尻を鍛えて飛距離を上げよう!女子プロが実践する練習法

  • 2026.2.27

飛距離が伸びない、打球が曲がる、ダフリ・トップ……。ミスの種類はさまざまでも体の使い方、動かし方の「1点」を直せば、すべてのミスをすぐに防ぐことができる。

そんなスピード上達を叶える、濱野流「1点集中スイング改造」で、ミスの出ない振り方を即マスターしよう!

「お尻」の筋肉の正しい使い方は「絞る」ではなく"張る”!

お尻を鍛えて飛距離を上げよう!女子プロが実践する練習法
モモ裏は上下に、お尻は外に向かってストレッチしている感覚が○。この感覚をスイング中もキープすることが重要

アドレスの形やスイングイメージは完璧でも、いざクラブを振りはじめるとオーバースイングやスエーなど、さまざまなエラーが起きてしまう。「それはまず、お尻の筋肉を効果的に使ってスイングできていないことが原因です」と濱野はいう。これは“ルーマニアンデッドリフト”という筋トレを行ない、お尻の筋肉の動きを理解すれば効果的に使えるようになるそうだ。

実際に行なってみると、モモの裏が上下にストレッチされ、お尻の筋肉は外側に向かって伸びていくのがわかる。これが正しくお尻を使えている状態。アドレスからフィニッシュまで伸びた筋肉が縮まらないようにキープし続けることが、あらゆるミスショットを防ぐカギへとつながっていく。

ルーマニアンデッドリフト

クラブをヨコにして両手で持ち、お尻をうしろへ引きながら上体を前傾させる。お尻は地面と平行にではなく、骨盤を後傾させるようにやや斜め上方向に引く

背中は猫背にならないように、反るくらいがグッド。反ったときにお腹がポコッと出てしまうと、お尻が”張れている”感覚が消えるので「腹圧」が抜けないように注意しよう

【バックスイング】“苦しい”くらいがちょうどいい理想のトップを手に入れる!

お尻を鍛えて飛距離を上げよう!女子プロが実践する練習法
「張り」と「腹圧」の感覚に慣れるお尻の張りをキープしながら、腹圧がかかった状態で行なうバックスイングは「苦しい」と感じるはず。この感覚に慣れるのが大切

アマチュアはボールを飛ばそうとして、バックスイングを大きく上げようとする傾向が強い。そのせいで、お尻の右側の張りをキープできても左側の張りが抜けがち。これがオーバースイングや振り遅れなどのミスを誘発する。

「プロと比べて柔軟性の低いアマチュアは、コンパクトなトップが合うはずです」と濱野。お尻全体の張りをキープしてバックスイングすると、不必要に大きくクラブを上げられないので、自然とトップがコンパクトになる。これがバックスイングの正解だ。

右にスエーしてしまう

お尻の左側の張りが抜けると、右足に体重が移動しすぎて軸が右に傾いてしまう。スエーした状態から元に戻すのは困難。あおり打ちにもなりやすい

うまく体重移動できない

スエーを防ぐ意識は大切だが、お尻の右側をうまく使えずに右足だけで突っ張ってしまうと、体重移動やスムーズな回転運動が行なえないので×

【ダウンスイング~インパクト】"張りながら落とす”で前傾角度をキープする

お尻を鍛えて飛距離を上げよう!女子プロが実践する練習法
お尻を落とす”ことで"張り”をプラスします!シャドースイングをしてみると「お尻」を動かす範囲はあまり大きくないことがよくわかる。遠心力がかかっても動きすぎないために"落とす”意識で拮抗させることが重要だ

「クラブスピードを上げ、インパクトで強くボールを叩くためには、お尻を"張る"だけでなく、下に“落とす”意識が重要です」と濱野。お尻を落とすことで、張力をさらにプラスし、クラブスピードを上げるときの遠心力に拮抗、体が起き上がるのを防ぐ。

この遠心力との「拮抗」は、精度を保ちながら飛距離を伸ばす秘けつにもなる。お尻を落とす意識でも前傾角度をキープできない場合は、リキみすぎている証拠。7、8割の力でスイングすることを心がけよう。

クラブの遠心力は想像以上に強い。お尻を"張る"意識だけだと体は起き上がってしまう

体がつまってフック

お尻を内側に絞ってしまうと、体が伸び上がってスムーズな回転ができない(左)。フェースだけが強く返りすぎることもあり、フックが出てしまう(右)

振り遅れてスライス

お尻の右側の張りをキープできないと、右足がめくれ上がってしまい振り遅れる。フェースが開いたままボールに当たってしまうため打球はスライスする

【フォロー~フィニッシュ】フィニッシュまで”張り感”キープでショットの成功率が大きく上がる

お尻を鍛えて飛距離を上げよう!女子プロが実践する練習法
両足の力を最大限に使えるフィニッシュまでお尻の張りをキープできると、左足は地面を力強く蹴っても軸ブレを防げる。右足はインパクト後も球を押し込み続けることができる

ボールを打ったあとは打球の行方が気になりスイングから意識が飛びがちだが、フィニッシュまでお尻を”張り続ける”意識が大切。インパクトまでお尻を正しく使えれば、よいフィニッシュがとれる。

「ボールを打ったあとのスイングもショットに影響します」と濱野がいうように、よいフィニッシュを心がけることはインパクト前のスイングにもよい影響を与えるので、その心がけがないとミスショットが出てしまう。アドレスからフィニッシュまでお尻の動きに100%集中するのが、シンプルにスイングを改造すある近道で、ナイスショットの確率も上げてくれる。

右足を早くめくらない

「この時点で足がめくれるのは、ボールを打つ前からお尻の“張り”が抜けているからです」(濱野)

フィニッシュ=スイングの"通信簿"

フィニッシュを見れば結果がわかる。「ナイスショットしたときのフィニッシュは必ずきれいです!」と濱野。最後まで体(お尻)の動きに集中しよう

いかがでしたか? お尻をうまくつかって飛距離を伸ばしていきましょう!

濱野希
●はまの・のぞみ/1994年生まれ。栃木県出身。容姿や指導力、人柄のよさから多くの生徒に慕われる人気コーチ。山梨県の「IKIGAI GOLF Academy」を中心に全国的にレッスンを行なう。現在、LPGAティーチングライセンスA級を取得中。

構成=岡田豪太
写真=田中宏幸
協力=東松苑ゴルフ倶楽部

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