1. トップ
  2. 「え、嘘だろ…」「悲鳴あげた」9年前 “芸能界引退”に走った衝撃…伝説アイドルが貫いた “ノースキャンダル”

「え、嘘だろ…」「悲鳴あげた」9年前 “芸能界引退”に走った衝撃…伝説アイドルが貫いた “ノースキャンダル”

  • 2026.3.26

芸能界には、圧倒的な実力や唯一無二の生き様で、人々を魅了するスターたちがいます。今回は、そんな中から"高い人気を誇る芸能人"を5名セレクトしました。本記事ではその第4弾として、「ももち」の愛称で親しまれた嗣永桃子さんをご紹介します。ツインテールの「ももち結び」と「許してにゃん」で日本中を席巻し、15年間ノースキャンダルを貫いた嗣永さんは、絶頂期に自ら芸能界を去り、幼児教育の道へと踏み出しました。その鮮烈な生き方に迫ります――。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

「ももち」誕生――2万7958人から選ばれた少女

undefined
※Google Geminiにて作成(イメージ)

嗣永桃子さんは1992年3月6日、千葉県に生まれました。小学5年生だった2002年6月30日、応募総数2万7958人の中から「ハロー!プロジェクト・キッズ」オーディションに合格し、芸能活動をスタートしました。同年には映画『仔犬ダンの物語』で主人公の森下真生役を演じ、デビューを飾っています。

2004年にはBerryz工房の結成メンバーとしてメジャーデビューを果たし、「ももち」の愛称で広く親しまれました。その後、夏焼雅さん、鈴木愛理さんとのユニット「Buono!」ではリーダーとして約10年にわたり活動。2014年にはカントリー・ガールズの「プレイングマネージャー」に就任し、後輩メンバーの育成にも力を注いでいます。

「世界で一番可愛いアイドル」を自認し、ツインテールの「ももち結び」や「許してにゃん」というおなじみのフレーズを武器に、唯一無二のキャラクターを確立。「自分がいかにかわいく見えるか」を追求し続けたその姿勢は、まさにアイドル道の体現そのものでした。

バラエティでブレイク×ノースキャンダルの鉄則

嗣永さんの転機となったのは、19歳のときに出演したフジテレビ系『めちゃ×2イケてるッ!』でした。極楽とんぼ加藤浩次さんからバラエティ特有の洗礼を受け、粉まみれになるなど散々な目に遭いますが、このイジリが「ももち」の名を一気に全国区へと押し上げます。

こうしてお茶の間の人気者となった嗣永さんですが、15年間のアイドル生活を通じてスキャンダルとは無縁の生活を貫きました。ラスト写真集の会見でもきっぱりと「ノースキャンダル」宣言。

苦労や涙を一切見せることなく、黒髪にナチュラルメイク、ネイルやカラコン、アクセサリーもなし――自撮り写真も載せないという徹底ぶりでした。そこには「アイドルとは手の届かない雲の上の存在」という、嗣永さんなりの美学があったのでしょう。

さらに、アイドル活動と並行して大学の人間開発学部初等教育学科に進学し、教育実習も経験。小学校と幼稚園の教員免許を取得するなど、多忙を極める中でも学業との両立をやり遂げた努力の人でもあります。ハロー!プロジェクトで芸能活動と並行して大学へ進学したのは嗣永さんが初めてのこと。「成績が下がったらポジションや歌のパートを減らす」という事務所からの厳しい条件のもと、電車での移動中も教科書を開くなどして見事に両立を果たしたそうです。

小指を折りたたんだ日――伝説のラストライブ

オーディション合格からちょうど15年の節目となる2017年6月30日。嗣永さんは東京・青海の野外特設会場でラストライブ「ありがとう おとももち」を開催し、約8000人のファンに別れを告げました。

引退の理由は、以前から興味を持っていた幼児教育の道へ進むため。加えて、カントリー・ガールズのメンバーをプレイングマネージャーとして手塩にかけて育て上げ、自身も子離れをする時期が来たと実感したことも、大きな決断の後押しとなりました。

巨大な桃から登場し、封印していた「ももち結び」を約3年ぶりに復活させるなど、最後までファンを楽しませる演出は嗣永さんらしさに溢れています。

アイドルとして常に笑顔でいることを大切にし、涙を見せないポリシーを貫いてきた嗣永さん。しかし最後の最後で、そっと一粒の涙をぬぐい、ファンの愛を受信するアンテナに見立てていた右手の「小指」を静かに折りたたんで、ステージ下へと消えていきました。15年間のアイドル人生を完全燃焼で走り切った、劇的な幕引きです。

SNSには、「え、嘘だろ…」「悲鳴あげた」など引退に驚きを隠せない声や、「ももち、今までありがとう」「永遠に大好き」「引退しても頑張って」「絶対に忘れない」など、感謝とエールが溢れかえりました。

引退から年月が経った今でも、嗣永さんの生き様はまさにスターの鑑。表舞台を去ってもなお「推しは不滅」と語り継がれる、伝説のアイドルです。


※記事は執筆時点の情報です