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21年前、“別格の瑞々しさ”で一世を風靡した「国宝級の美少女」 “史上初の快挙”を成し遂げた【NHK大河女優】

  • 2026.6.1

ヒット作の裏には、必ずと言っていいほど、その作品を背負って立つ俳優の存在があります。今回は「ヒット作を牽引した国民的俳優」をテーマに、5名をセレクトしました。

本記事ではその第4弾として、宮﨑あおいさんをご紹介します。10代の頃から映画やドラマで存在感を放ち、長年にわたり日本の映画・ドラマ界の第一線で活躍してきた女優です。

なかでも宮﨑さんのキャリアを語るうえで外せないのが、2005年公開の映画『NANA』と、2008年放送のNHK大河ドラマ『篤姫』の2作です。
今回はこの2作品を軸に、宮﨑さんが大ヒット作のなかで見せてきた役柄と魅力を振り返ります。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品を選定・構成しています
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

興収40.5億円、2000年代を象徴する大ヒット映画『NANA』

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NHK朝の連続テレビ小説「純情きらり」 主演の宮﨑あおい(C)SANKEI

宮﨑あおいさんの大ヒット作を語るうえで、まず外せないのが、2005年9月3日に公開された映画『NANA』です。原作は矢沢あいさんの同名漫画で、その人気を背景に、公開前から大きな注目を集めました。

中島美嘉さんが大崎ナナを、宮﨑さんが小松奈々(通称・ハチ)を演じたW主演作で、松田龍平さん、成宮寛貴さん、松山ケンイチさんらが脇を固めました。

宮﨑さんが演じた小松奈々――通称・ハチは、恋にまっすぐで、ごく平凡なキュートな女の子。同じ「ナナ」という名を持ちながら対照的に描かれる大崎ナナと出会い、二人の友情と恋を軸に物語は進んでいきます。宮﨑さんは別格の瑞々しさと感情の揺れを自然に映し出し、恋に揺れる等身大のハチの姿を印象づけました。

『NANA』のヒットの大きさは、数字にも表れています。興行収入は40.3億円を記録し、週間興行収入ランキングでも初登場1位を獲得しました。

数字だけではありません。原作漫画の人気と相まって音楽やファッションも話題となり、当時は「NANAブーム」と呼ばれるほどの広がりを見せ、2000年代を象徴する社会現象的な大ヒット作の一本に数えられています。

SNSでは今も「国宝級に可愛すぎる!」「ハチ役は宮﨑あおい以外考えられない」「ハマり役」「神キャスティング」「ビジュアルと空気感が最高」といった称賛が後を絶ちません。

10代の頃から映画やドラマで経験を重ねてきた宮﨑さんが、原作キャラクターをイメージ通りの自然体で演じ、長く愛される一作へと押し上げたといえるでしょう。

公開から20年を経た2025年7月11日には、20周年を記念した初のデジタル版(DCP化)でのリバイバル上映が行われました。

役柄、興行成績、そして20年を経た再評価――あらゆる面から見ても、『NANA』は宮﨑あおいさんを象徴する一作です。

史上最年少での大河主演

『NANA』から約2年半後に放送されたのが、NHK大河ドラマ第47作にあたる『篤姫』(2008年放送開始)です。当時、宮﨑さんは史上最年少の大河主演として、放送前から大きな注目を集めました。NHK大河という国民的ドラマ枠の主演に最年少で抜擢されるという伝説級の快挙は今なお語り草ですよね。

演じたのは、天璋院こと篤姫。薩摩藩島津家分家の娘で、のちに徳川家定の御台所となり、激動の幕末を生き抜いた女性です。

宮﨑さんは気高さと聡明さ、そして時代に流されない芯の強さを併せ持つ篤姫を、繊細な表情で演じ、視聴者を魅了しました。堺雅人さん演じる徳川家定との、育ちの違う2人が少しずつ心を通わせていく夫婦像もまた、作品を語るうえで欠かせない見どころのひとつです。 

視聴率も1年を通して高水準を維持した大河ドラマとなりました。評価は数字だけではありません。宮﨑さんはこの演技で、第59回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 主演女優賞、第12回日刊スポーツ・ドラマグランプリ 主演女優賞、第45回ギャラクシー賞 テレビ部門 個人賞を相次いで受賞。視聴率と個人賞の両面から高い評価を集めた一作です。 

 放送から年月が経ったいまも、『篤姫』の人気は衰えていません。2023年4月2日からはBS4Kで4Kリマスター版の放送が始まり、同年12月からはNHK BSでも再放送がスタート。

SNSでは「堺雅人さんとの夫婦愛が最高」「演技力に圧倒された」「あの若さで大河の主演を堂々と演じきったのが本当にすごい」「再放送でも篤姫ロス」「これを越える作品はない」「大河史上最高のドラマ」といった声が続出。

22歳での大河主演という大役を背負い、天璋院像を確かに描いた宮﨑さんの演技が、放送から年月を経た今も多くの視聴者の心に残り続けていることが伝わります。

視聴率、個人賞、そして「篤姫ロス」――いずれの面から見ても、宮﨑あおいさんが大河主演として確かな足跡を残した一作といえるでしょう。

現在も話題作で魅せる存在感

『NANA』『篤姫』で大ヒット作の中心に立ってきた宮﨑あおいさんは、近年も話題作への出演を重ねています。

2025年10月21日から放送されたテレビ朝日系火曜ドラマ『ちょっとだけエスパー』では、13年ぶりの民放連ドラ出演として四季役を演じました。脚本・野木亜紀子さん、主演・大泉洋さんという布陣の中、四季は主人公・文太の妻として暮らしながら、彼を本当の夫だと思い込んでいる謎めいた女性。物語が進むにつれて、記憶や夫にまつわる核心が明かされ、話題を呼びました。

続いて、2026年1月4日からはNHK大河ドラマ第65作『豊臣兄弟!』に出演中。主演・仲野太賀さん、織田信長役・小栗旬さんらが顔をそろえる本作で、宮﨑さんはお市を演じています。『篤姫』以来18年ぶりの大河出演として注目を集め、2026年5月3日放送の第17回「小谷落城」では、夫・浅井長政(中島歩)を市が自ら介錯する衝撃的な場面が描かれ、大きな反響を呼びました。

恋にまっすぐな小松奈々/ハチ、幕末を生き抜いた天璋院/篤姫、謎めいた妻・四季、そして戦国を生きるお市――作品ごとにまったく異なる役柄を担いながら、ヒット作の中心に立ち続けてきた宮﨑あおいさん。積み重ねてきたキャリアの先で、次にどんな新たな表情を見せてくれるのか、今後の活躍からますます目が離せません。


※記事は執筆時点の情報です

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