1. トップ
  2. 駐車場で泣きじゃくる子どもに、50代男性が“声掛け”→20分後、母親が戻った後の“末路”とは?「大事に至らなくてよかった」

駐車場で泣きじゃくる子どもに、50代男性が“声掛け”→20分後、母親が戻った後の“末路”とは?「大事に至らなくてよかった」

  • 2026.5.14

4月7日、東京都中央区の公式X(旧Twitter)アカウントが「ウィンクをした男性」に関する不審者情報を発信し、物議を醸しました。SNSでも「もう迂闊にウィンクもできない時代なのか」「花粉症か目にゴミが入っただけの可能性は?」など意見はさまざま。

この状況を受け、平日よる9時~ABEMAで生放送をしている「#アベプラ」では、「現代社会における"不審者"の境界線とは?」を議論。MCを務めるお笑いコンビ『EXIT』の兼近大樹さん&りんたろー。さんと共に内容を深堀りしていきます。

「男でも気持ち悪い」EXIT兼近が語ったウィンク騒動の本質

undefined
(C)AbemaTV,Inc

今回の発端は、中央区の公式Xアカウントが投稿した1件の注意喚起。「午後10時35分頃、中央区日本橋人形町の路上において、帰宅中の女子高校生を見てウィンクをした男性がいるという不審者情報がありました」という内容でしたが、これに対して「ウィンクだけで不審者扱いはいかがなものか」という論調の意見がSNSで殺到したのです。

その後、中央区は追加情報を発信。「女子高校生はニヤニヤしながら近づく男性にすれ違いざまにウィンクされ、身の危険を感じて警察に相談した」ことが明かされました。

undefined
(C)AbemaTV,Inc

この件について、MCの兼近さんは男性目線からの率直な感想を口にします。「やっぱニヤニヤしながらウィンクされたら気持ち悪いなって思いました、男でも」と、女子高校生の恐怖に共感を示しました。

その上で兼近さんは、SNS上で意見が過熱した本当の原因についても鋭い指摘をしました。最初の投稿で「ニヤニヤしながら近づいてきた」という前後の文脈が省かれていたことに触れ、「そこの真実を想像しない人たちがSNSで暴れただけの話」と一言。

発信側が短くまとめれば「切り取るな」と言われ、詳細を書けば読まれない…というジレンマがあるのではと、現代の情報発信が抱える難しさに言及しました。

undefined
(C)AbemaTV,Inc

一方、相方のりんたろー。さんは、女性側の恐怖と、声をかけづらくなっていく社会の両面について言及。「女性の気持ちで考えるとやっぱり本当に怖い思いをされたと思う」「一方で、この不審者っていうのが定義もないし、どこで線を引いたらいいのかちょっと分からない部分もあって」と、揺れる思いを素直に打ち明けました。

「"不審者"より"不気味者"でいい」若新雄純が提案した言葉選び

undefined
(C)AbemaTV,Inc

では、なぜこれほど議論が紛糾するのでしょうか。プロデューサーの若新雄純さんは、「不審者」という言葉自体にその原因があるのではないかと指摘します。

若新さんによれば、「不審」という言葉には「犯罪の香り」という意味合いが強く、発信側が本来届けたい“不自然な行為をしている人”“一般的ではない行為をしている人”にはメッセージが届きにくいとのこと。

「ちょっと発信する時は『不審』という言葉よりは『”不気味者”情報』ぐらいのほうがいい」と提案しました。

undefined
(C)AbemaTV,Inc

また、ギャルタレントのあおちゃんぺさんは、注意喚起そのものの意義を前向きに評価。本当にウィンクをしていた場合、当の本人が「俺のことだ」と自覚するきっかけになるため、「したとしても、してないとしても注意喚起をするっていうことには意味があるのかなと思う」と述べました。

undefined
(C)AbemaTV,Inc

日本不審者情報センター代表でジャーナリストの佐藤裕一さんは、注意喚起のあり方についての問題意識を共有しつつ、情報の発信自体を止めることはできない立場を説明。

「情報がある社会とない社会で考えたときに、情報がない方が怖い」という考え方があることについても語りました。情報発信後、当事者の名誉回復をどうするのかなどまだまだ課題は多いようです。

危険だったから声をかけたのに…「不審者」扱いされた50代男性の経験

undefined
(C)AbemaTV,Inc

議論の途中、見知らぬ子どもに親切心で声をかけたところ、ここ数年で2度も不審者扱いされた経験を持つすずきさん(50代)も登場しました。

病院の駐車場で待機していた際に、隣の車に幼い兄弟が二人で乗っており、両親を待っているのだろうと察したすずきさん。10分ほどすると、一人が泣き始め、つられるようにもう一人も泣き始め、車から降りてきたそう。車通りも多く、子どもの身に危険が生じかねない状態だったため声をかけたのに、母親からはすごい剣幕で「何してるんですか!」と詰め寄られ、“悪者を見るような目”で見られてしまったのだそうです。すずきさんは、この経験を経た率直な思いとして「(子供たちの)大事に至らなくてよかった」と明かしています。

undefined
(C)AbemaTV,Inc

この問題は、決して他人事ではないようです。リディラバ代表の安部敏樹さんは、自身が関わる横浜の少年野球チームでの実例を紹介。子どもの勧誘活動で「一緒に野球やろうぜ」と声をかける行為が、背景を知らない人からは不審者のように見えてしまう現実があるといいます。

さらに、公園で友達同士でキャッチボールをしている子に、おじいちゃんコーチが「チームがあるから週末一緒にやろうよ」と声をかけて地域活動に繋げる…というような、かつて当たり前だった地域交流の光景も、今では通報されかねないのだとか。安部さんは「1回通報されたらもうやりませんってなるんで。そうやって地域活動がどんどん縮小していく」と、現場の切実な声を伝えました。

undefined
(C)AbemaTV,Inc

そんな中、あおちゃんぺさんは現代的な"落としどころ"を提案。声をかけるべき子どもがいたとしてもいきなり直接関わらず、「間に第三者を入れる」ことの大切さを語りました。

子どもへの犯罪が社会問題となっている現在、そのひと手間をかけることで疑いの目を持たれることを防げるのでは…という考えです。

undefined
(C)AbemaTV,Inc

番組では、声かけのテクニックや性別による違いなどについても議論が続きます。


『#アベプラ【平日よる9時〜生放送】』「ウィンク」で不審者 どこからアウト?親切心どう表現する?

[配信日時]2026年4月9日(木)
[出演者]MC : EXIT(兼近大樹、りんたろー。)、すずき(50代)、佐藤裕一(日本不審者情報センター代表/ジャーナリスト)、あおちゃんぺ(ギャルタレント)、青井実(フリーアナウンサー)、安部敏樹(リディラバ代表)、若新雄純(プロデューサー)、司会進行 : 平石直之(テレビ朝日アナウンサー)、ナレーター : 榎本温子
[番組URL]https://abema.tv/video/episode/89-66_s99_p7144


※記事内の情報は執筆時点の情報です

の記事をもっとみる