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ミラノ五輪金メダリスト、アリサ・リウの「しましまヘア」に隠された感動の理由。16歳で引退し、20歳で復活。彼女が髪を“木”に見立てて刻む「年輪」の正体とは?

  • 2026.2.25

ミラノ五輪のフィギュアスケート女子フリー、金メダルを目指して氷上に降り立ったアリサ・リウ(20)に世界中の視線が注がれた。その見事な演技はもちろんのこと、ファンの好奇心をかき立てたのが、彼女のユニークなヘアスタイルだ。アリサの髪には、ブラウンとプラチナブロンドが交互に重なる水平のストライプ模様が入っている。

実はこれ、単なるファッションとしての選択ではない。彼女がパラリンピアンのヘイヴン・シェパード氏とのTikTokで語ったところによれば、その理由は「ただ、木になりたいから」という。樹木の幹にある「年輪」のように、髪に刻まれたそれぞれのリングは、彼女自身の時間の経過と成長を象徴しているのだ。

毎年重ねる「年輪」は成長の証

「もともとは3年前、アライグマのようなストライプ(海外で人気の『ラクーン・ストライプ』)にしたいと思っていたんです。でも、派手すぎるし、維持するのも大変そうだと思って」と、アリサはオリンピックを前に記者団に語っている。

「それで、木みたいになりたいなって考えたんです。毎年新しいリングを一つずつ増やしていく。翌年に2つ目を入れました。髪が伸びていくから、今年も同じように新しいリングを追加したんです。これからも、時期が来るたびに増やし続けていくわ」

アリサにとって、この髪型は自分自身の歴史を刻む大切な儀式のようなもの。2024年に現役復帰を果たして以来、彼女はこの“年輪”を増やすことで、自分の人生の主導権を自分自身で取り戻すという強い決意を表現してきた。

「髪型は自信を与えてくれる」

Andy Cheung / Getty Images

全米フィギュアスケート選手権の前、アリサはヘアスタイリストのケルシー・ミラー氏のもとを訪れ、トレードマークである後光部分のブロンドをより鮮やかに整えた。「私は立体的なヘアカラーやレッドヘア、エクステを専門にしていますが、今回のようなケースは間違いなくユニークな経験でした」とミラー氏は『Allure』誌に語っている。「私たちはつい自分のやり方に固執してしまいがちですが、普段やらないようなスタイルに挑戦するのはとても楽しかったです」

ミラー氏は、アリサのブロンドがより際立つようサポートした。「髪はその人のアイデンティティそのものです」とミラー氏は言う。「髪型は自信を与えてくれます。スポーツの世界にこうした個性が持ち込まれるのは素晴らしいこと。その自信こそが、彼女をより優れたアスリートに進化させていると感じます」

自分を「木」になぞらえ、成長を可視化するアリサ・リウ。氷上で輝く彼女の姿は、自分らしさを表現することがいかに大きなパワーを生むかを、私たちに教えてくれている。

※この記事は『Town & Country』の翻訳をもとに、ウィメンズヘルス日本版が編集して掲載しています。

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