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口の中から美容ケア! 「舌」を変えれば顔も体も見違える

  • 2026.2.25
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近年の美容家電やビューティツール市場では、“口の中”から美容アプローチを行うスタイルに注目が集まっている様子。こうしたメソッドのメリットや注意点って? セルフでできるケア法は? ゴッドハンドの持ち主、エイジングデザイナー村木宏衣さんが今こそ広めたいというビューティアドバイスを伝授。

なぜ、「口の中」が重要なの?

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以前から自身のサロン施術でも口腔内からのケアを実践している村木さん。顔の外側でなく、内側からアプローチするメリットとは?

「私も口腔内に手を入れて施術を行うことがよくありますが 、これは“強い食いしばり、噛みしめ”のクセによってこわばった筋肉をケアするためです。今の現代人は、ほとんどの人がこのクセのせいで口周りの筋肉=咀嚼筋が凝っていて、顔を老けさせる大きな要因になっています。咀嚼筋をほぐすためには、外側だけでなく、内側からもケアするほうが断然効率よく筋膜の癒着を剥がせます。口角を上げる口角挙筋に関しては、外側からはアプローチしづらいので、むしろ口腔内からのアプローチはとても理にかなっているんです」

噛みしめのせいで口周辺が凝り固まると、口の中の血流が悪くなり、唾液の分泌も悪くなるため口臭が強くなったり、余計に口周りの筋肉のコリがひどくなることも。
「口腔内マッサージならダイレクトに血流アップを促せるので、それもメリットと言えます。また、外からのアプローチは下手をすると肌表面を擦ってダメージを与えるデメリットもありますが、内側からならその心配がいらないのも利点です」

カギを握るのは“舌”!

Alberto E. Rodriguez / Getty Images

さらに口腔内ケアは頬の裏側だけの話ではなく、実は“舌”がかなり重要だと話す村木さん。
「咀嚼筋の緊張が強くなると、顔全体にシワやたるみが出るだけでなく、上アゴが下に下がるため口腔内が狭くなります。そうすると舌の位置も下がり、これがさまざまな悪影響を及ぼすんです。

舌は本来、上アゴについているべきもので、舌先だけではなく舌根部の奥からしっかりついているのが正常な状態です。通常、頭やアゴ周りの重さは首だけで支えているのではなく、舌が正しく上にあることでもバランスを取っているのですが、舌が下がった状態だとこれを正しく支えられず、顔の下半分が伸びてしまう。中顔面が長くなるのは、この舌の位置も関係しているんです」

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深刻なケースだと、首が前に出てストレートネックになり、それを支えるために噛み締め筋が余計に強くなって、ほうれい線が深くなってしまうそう。

「最近は骨盤底筋トレーニングが注目されていますが、舌は“ディープフロントライン”という、骨盤底筋群や脚までつながっている1本の深層筋膜のラインと同じラインにあります。つまりすべてつながっているので、骨盤底筋だけを鍛えても、最終地点の舌の筋肉が整っていなければ他の筋膜にも影響が出て、理想の状態にはなれません。

横隔膜もこのラインだから、舌が下にあると呼吸が浅くなり、体全体が緊張して自律神経のバランスの乱れにもつながります。食いしばりも老け顔も、骨盤底筋の衰えも呼吸も、本当に改善するには舌のケアが欠かせないんですよ」

舌トレーニング、その効果は?

舌トレーニングで舌を正しいポジションに戻していくと、1カ月ほどでエラが引き締まり、頬骨の位置が高くなって中顔面が短くなる人もいるという。舌は眼球の神経ともつながっているため、血流が上がってクマも改善され、目もぱっちりしてくるそう。

「首のコリが楽になり、ストレートネックも緩和され、首自体も細くなります。唇にハリも出るし、いびきも改善されますね。迷走神経にも関係するのでメンタルにもよく、揺らがなくなるから更年期の方にもおすすめです」

セルフでできる、おすすめの口腔内ケアメソッド

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特別な美顔器がなくても大丈夫。ゴッドハンド村木さんおすすめ、舌の筋トレの方法と、表情筋をケアする方法をご紹介!

舌の筋肉トレーニング①

両人差し指を舌の裏側に入れ込み、舌を上に持ち上げる。上までしっかり持ち上げたら、今度は指を真下に押して、舌根部を下げていく。舌の筋肉が弱いと少し嘔吐反応が出るが、ほぐしていくうちに慣れるので、少しずつ無理なく行う。

舌の筋肉トレーニング②

人差し指と親指で舌の両側面を挟んだり、上下から挟んで優しく舌全体をマッサージする。これにより舌全体にまんべんなく刺激を与え、筋肉の活性化を促す。

舌の筋肉トレーニング③

うがいをする際、しっかり声を出しながら息を思いきり吐き切ったら、そこで5秒止める。このときの喉の奥まで広げるような感覚が、舌根部が下がっている状態。これを毎日行うことで舌根部の筋トレになる。

表情筋・ほうれい線のリフトケア①

まず人差し指を口の両サイドから入れて親指で頬の肉を挟んだら、少し引っ張ってテンションをかけながら、親指で皮膚を優しくほぐしていく。これを、ほうれい線に沿って少しずつ親指の位置を上げながら行う。難しければ挟んだまま揺らすだけでもOK。下側も同様にほぐす。

表情筋・ほうれい線のリフトケア②

今度はワンサイドずつ行う。人差し指を鉤(カギ)型に折り曲げて、第一&第二関節の平らな面を、指とは逆側のほうれい線の裏から押し当て、口腔内にスペースを作るように外側に向かって押し広げていく。これを、指の位置を奥にずらしながら3箇所ほど行ったら、唇の下側に対しても、指の腹を使って同様に押し広げていく。逆サイドも同様に。

>>参考:村木さんのInstagramで関連動画をCHECK

口腔内ケアを行う際の注意点

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「いちばん気をつけたいのは、誤って圧を歯に強く当てること。歯列矯正でも小さい力を少しずつ与えながら歯列を動かしていくように、歯の方向に圧迫し続けると歯に大きな負担がかかってしまうので気をつけてください。あとはもちろん手指を清潔な状態で行うことと、ゴシゴシ擦ったり、強い力でやりすぎないことも大切です。舌がんなどの病気や疾患のある方は、自己判断をせずに医師に相談した上で行いましょう」

まとめ口腔内ケア=天然のリフトアップ!

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「表情筋ケアも舌トレも、本当に簡単なので歯磨きや入浴のついでに習慣づけるのがおすすめです。普段、水を飲むときも、寝ているときも、基本の舌の位置は上に! これを常に意識するだけでも、かなり変わると思います。

食いしばりのケアとしてボトックスを打つのも、また二重アゴのケアで脂肪溶解や脂肪吸引を選ぶのも、あくまで一時的なもの。結局は舌がしっかり整っていないとまたすぐに戻ってしまうだけで、美容施術よりも自分で舌を鍛えるほうが天然のリフトアップになるので、まずは自らの力でコツコツ整えていくことが大事です。お金をかけずに、毎日の習慣で顔を変えていきましょう」(村木さん)

お話を伺ったのは……

エイジングデザイナー 村木宏衣さん

大手エステや整体院、美容クリニックでの勤務を経て、独自の村木式整筋メソッドを確立したゴッドハンド。現在は半蔵門にてサロン「Amazing♡beauty」を主宰。ベストセラー『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友)をはじめ、著書も多数。

https://www.hiroi-muraki.tokyo/salon/

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