1. トップ
  2. 『映画「教場 Requiem」』が堂々No. 1スタート!『超かぐや姫!』はわずか19館スタートで大旋風を巻き起こす

『映画「教場 Requiem」』が堂々No. 1スタート!『超かぐや姫!』はわずか19館スタートで大旋風を巻き起こす

  • 2026.2.25

2月20日から2月22日までの全国映画動員ランキングが発表。木村拓哉が主演を務める「教場」シリーズ初の劇場版作品となる『映画「教場 Requiem」』(公開中)が、堂々初登場No. 1を獲得。今週はこの『映画「教場 Requiem」』の成績を詳しくチェックしていくことにしよう。

【写真を見る】前作とセットになった初見泣かせの続編でも、キムタクの力は絶大!?

前編のテレビ放送が効果てきめん?初動4日間で興収8億円超えの好発進

【写真を見る】前作とセットになった初見泣かせの続編でも、キムタクの力は絶大!? [c]フジテレビジョン[c]長岡弘樹/小学館
【写真を見る】前作とセットになった初見泣かせの続編でも、キムタクの力は絶大!? [c]フジテレビジョン[c]長岡弘樹/小学館

全国376館で公開された『映画「教場 Requiem」』の初日から3日間の成績は、観客動員が43万人で、興行収入が6億1100万円。「天皇誕生日」の祝日だった2月23日を含む4日間の累計成績では動員58万7000人、興収8億2300万円を記録。同じように連休の週末に公開された木村主演作『マスカレード・ナイト』(21)の初動4日間の動員と比較すると87%。かなりイレギュラーなタイプの“続編”であることを考えると、悪くないスタートといえよう。

警察学校の短期課程を舞台に、冷酷な鬼教官の風間公親(木村拓哉)のもとでふるいにかけられていく者たちのドラマが展開する「教場」シリーズ。2020年1月に二夜連続で放送されたスペシャルドラマ「教場」から始まり、翌年1月にも二夜連続のスペシャルドラマとして「教場II」が放送。2023年4月期には前日譚を描く連続ドラマ「風間公親 教場0」が放送され、映画2部作の前編にあたる『映画「教場 Reunion」』は今年1月からNetflixで配信されている。

SPドラマ版「教場II」の2年後が、映画2部作で描かれる [c]フジテレビジョン[c]長岡弘樹/小学館
SPドラマ版「教場II」の2年後が、映画2部作で描かれる [c]フジテレビジョン[c]長岡弘樹/小学館

“続編”であっても、ざっくりとした前情報だけを把握していれば過去作を観ずに臨める作品は多々ある。ただ『映画「教場 Requiem」』に関していえば、「教場」と「教場II」を観ていなくてもストーリーの理解に影響はないのだが、「教場0」はなるべく押さえておく必要があるし、なによりも『映画「教場 Reunion」』とは完全にセット作。そのため、前作を観ていなければ確実に置いていかれる作りをしているのが少々ネックな点だ。

ちなみにNetflixの国内利用者数は1000万人超。視聴ランキングで一か月近く上位を守っているとはいえ、具体的な数字は公表されていない。そのためか(それとも前々から予定されていたことなのか)、今作の公開6日前に前作の異例の地上波放送が行われ、その平均世帯視聴率は7.4%(ビデオリサーチ調べ)。もしその放送がなかったとしたら、初動成績はもっと低かったかもしれない。

『映画「教場 Requiem」』では、木村演じる風間が因縁の相手とついに対峙!? [c]フジテレビジョン[c]長岡弘樹/小学館
『映画「教場 Requiem」』では、木村演じる風間が因縁の相手とついに対峙!? [c]フジテレビジョン[c]長岡弘樹/小学館

もっとも、テレビドラマの劇場版は初動に偏ることなくじわじわとヒットしていく傾向にあるし、なんといっても木村拓哉の主演作。先述の『マスカレード・ナイト』の最終興収は38億1000万円で、近作でも『グランメゾン・パリ』(24)が同42億円、助演に徹した『TOKYOタクシー』(25)でも16億5000万円と安定感は抜群だ。テレビドラマと映画の関係、配信サービスと劇場公開の共存という今日的な課題、そして集客力のあるスター俳優。様々な面において『映画「教場 Requiem」』の成績の推移に注目しておく必要がありそうだ。

『ほどなく、お別れです』が前週比95%をキープ!累計興収25億円を突破

目黒蓮の主演作最大のヒットも目前に迫った『ほどなく、お別れです』 [c]2026「ほどなく、お別れです」製作委員会 [c]長月天音/小学館
目黒蓮の主演作最大のヒットも目前に迫った『ほどなく、お別れです』 [c]2026「ほどなく、お別れです」製作委員会 [c]長月天音/小学館

さて、ここからはランキングに戻ろう。2週連続で1位だった浜辺美波と目黒蓮のダブル主演作『ほどなく、お別れです』(公開中)は2位に後退したものの、週末3日間で動員27万5000人、興収3億8800万円と、前週比95%の成績をキープ。祝日までの公開18日間の累計成績は動員184万人&興収25億円を突破。近日中にも『わたしの幸せな結婚』(23)を抜いて目黒主演作で最大のヒットとなることは確実だ。

前週2位に初登場を果たした『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』(公開中)と、公開12週目を迎えた『ズートピア2』(公開中)は、それぞれ前週からワンランクダウンで3位と4位にランクイン。『ズートピア2』は2月23日時点の累計成績で動員1117万人&興収152億4385万円を突破しており、海外アニメ作品としては『アナと雪の女王』(13)以来12年ぶり2作目の興収150億円に到達。まだまだ数字を伸ばしていくことだろう。

1週間限定上映の予定を撤回!満席続出の『超かぐや姫』が5位にランクイン [c]コロリド・ツインエンジンパートナーズ
1週間限定上映の予定を撤回!満席続出の『超かぐや姫』が5位にランクイン [c]コロリド・ツインエンジンパートナーズ

新作は『映画「教場 Requiem」』以外に2本がランクイン。5位に初登場を果たしたのはアニメーション映画『超かぐや姫!』(公開中)。1月22日からNetflixで配信がスタートし、ファンからの熱い要望に応えて劇場公開に踏み切った同作。わずか19館での上映にもかかわらずランクインしているように、各劇場で満席となる上映回が相次ぐ大盛況。急遽「1週間限定」の予定を撤回し、上映期間延長&上映劇場の拡大が決定している。

Z世代を中心に絶大な人気を誇るインディーゲーム制作チーム「Chilla’s Art」の同名ホラーゲームを、「きさらぎ駅」シリーズなどで知られる永江二朗監督が実写映画化した『夜勤事件』(公開中)は9位に初登場。

人気ホラーゲームを実写化した『夜勤事件』は9位スタートに [c]2025「夜勤事件」製作委員会
人気ホラーゲームを実写化した『夜勤事件』は9位スタートに [c]2025「夜勤事件」製作委員会

公開32週目を迎えた『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』(公開中)は、ScreenXでの上映が新たにスタートした効果で、前週の圏外からふたたびトップ10圏内に返り咲き。累計興収は前週末から1億7000万円ほど上乗せし396億円に到達。着々と“400億円”に近付いてきている。

以下は、1~10位までのランキング(2月20日〜2月22日)

1位『映画「教場 Requiem」』

2位『ほどなく、お別れです』

3位『新劇場版 銀魂 −吉原大炎上−』

4位『ズートピア2』

5位『超かぐや姫!』

6位『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』

7位『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』

8位『国宝』

9位『夜勤事件』

10位『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ 各駅停車劇場行き』

次週末は、春休みの定番「映画ドラえもん」シリーズの第45作となる『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』(2月27日公開)、人気異世界ファンタジーアニメの劇場版第2弾『劇場版 転生したらスライムだった件 蒼海の涙編』(2月27日公開)、直木賞と山本周五郎賞に輝いた時代小説を柄本佑と渡辺謙の共演で映画化した『木挽町のあだ討ち』(2月27日公開)などが控えている。

文/久保田 和馬

元記事で読む
の記事をもっとみる