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「フォロワー500人いったの!」とドヤ顔で自慢するママ友。だが、フォロワーを覗いてみると?【短編小説】

  • 2026.2.21

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

フォロワー自慢するママ友

幼稚園のママ友グループ。

その中でいつも中心にいたい、少し見栄っ張りな彼女のお話です。

ある日のランチタイム、彼女は得意げにスマートフォンを差し出してきました。

画面に映っていたのは、彼女のSNSプロフィール。

「見て!ついにフォロワー500人突破!毎日投稿を頑張った甲斐があったわ」

誇らしげに胸を張る彼女。

しかし、投稿内容はどこにでもあるカフェのコーヒーや、代わり映えのしない自撮りばかり。

失礼ながら、短期間でファンが急増するような魅力があるとは思えません。

(なんだか、不自然だな……)

ふと湧いた小さな違和感。

実態のない数字

その日の夜、家事を済ませてから、こっそり彼女のアカウントを覗いてみることに。

フォロワー欄をタップした瞬間、そこに広がっていたのは異様な光景。

並んでいるのは、アイコンも設定されていない「影」のようなマークばかり。

名前は意味を持たないアルファベットと数字の羅列で、自己紹介も投稿も一切ありません。

いわゆる「捨てアカ」と呼ばれる、実体のないアカウントがずらりと並んでいたのです。

「まさか、フォロワーを買ったの……?」

昼間のあの自信満々な笑顔を思い出し、私は何とも言えない虚しさを覚えました。

後日、新しくオープンした話題のカフェへ、グループの皆で行くことになりました。

そこでも彼女の「自称・インフルエンサー」ぶりは止まりません。

なんと、店員さんを呼び止めてこう言い放ったのです。

「私、フォロワーが500人以上いるの。今から投稿して宣伝してあげるから、デザートをサービスしてくれないかしら?」

静まり返るテーブル。困惑する店員さん。

すると、奥から出てきたオーナー風の男性が、穏やかな笑顔でこう告げました。

「すごいですね!見せてもらっていいですか?……ありがとうございます。ただ、当店は『フォロワーの数』ではなく、フォロワーの方々との『交流の深さ』を重視しているんです。中身のないアカウントばかりのリストでは、宣伝効果は期待できませんので」

その言葉に、彼女の顔は一瞬で真っ赤に。

実はそのお店、SNSの分析に非常に詳しいことで有名だったのです。

500人のフォロワーが「幽霊」であることを見抜かれ、彼女は一言も返せなくなってしまいました。

数字という「メッキ」は、本物のプロの前では通用しない。

帰りの道中、無言でスマホをカバンにしまった彼女の姿を見ながら、SNSの本当の価値について、改めて考えさせられた一日でした。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

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