1. トップ
  2. 恋愛
  3. 絵童話『どろぼうジャンボリ』国内の絵本賞5つ受賞。大人から子どもまで広く愛読!

絵童話『どろぼうジャンボリ』国内の絵本賞5つ受賞。大人から子どもまで広く愛読!

  • 2026.2.20

ほるぷ出版が2025年4月8日に刊行した『どろぼうジャンボリ』が、国内の絵本賞5つを受賞した。

同書は、実力派絵本作家の阿部結さん初めての絵童話で、発売から2週間で3刷、15,000部を突破。さらに重版を重ね、発売から1年経たずして9刷を達成している。

国内の絵本賞5つを受賞、海外展開も

絵本に登場する「ジャンボリ」は「てがみのたね」をこっそり集めているどろぼう。

ある日、あたらしい町長がやってきて、町のみんなから大事なものを奪う。

ジャンボリが夜ごと集めつづけた「あるもの」が、あるとき、町にちいさな奇跡を起こして……。

そんなストーリーの同書は、2025年の4月8日に刊行後、発売から2週間で3刷、15,000部を突破。

その後も勢いは止まらず、2026年2月時点で9刷まで重版をかさねているほか、「第9回未来屋えほん大賞大賞」「第6回TSUTAYAえほん大賞第3位」「第13回静岡書店大賞児童書部門第2位」「第18回MOE絵本屋さん大賞第3位」「キノベス!キッズ2026 2位」といった、書店員、読者が選ぶ5つの賞を受賞している。

また、中国・韓国・台湾の海外出版の契約も決まるなど、国内外で注目を集めている。

全国の書店でフェアも開催される

全国の書店では『どろぼうジャンボリ』フェアコーナーが作られ、看板や手書きPOP、手作りの「ジャンボリ人形」まで登場するほど熱のこもったフェアが展開された。

[caption id="attachment_1541323" align="aligncenter" width="599"]

紀伊國屋書店アミュプラザおおいた店[/caption]

[caption id="attachment_1541324" align="aligncenter" width="338"]

紀伊國屋書店アミュプラザおおいた店[/caption]

紀伊國屋書店アミュプラザおおいた店では、絵本にちなんで、「ジャンボリのたからばこを手紙でいっぱいにしよう」コーナーが登場。

同書店の担当者によると、「2日で20通ほど集まり、2週間でその倍、50通の手紙が集まった」とのこと。1ヶ月後には、120通を超える手紙が集まったという。

[caption id="attachment_1541325" align="aligncenter" width="253"]

くまざわ書店西新井店[/caption]

[caption id="attachment_1541326" align="aligncenter" width="351"]

くまざわ書店西新井店[/caption]

くまざわ書店西新井店の担当者は、刊行前にXで知り、キャラクターのキャッチーなかわいさに一目で気に入り、年間約10タイトル展開のイチオシコーナーで、大々的にフェアを展開。

多くの人に目に留めてもらうことができたそうだ。

ほるぷ出版によると、絵童話『どろぼうジャンボリ』は、読んでもらう絵本から、一人で本を読む喜びを味わってほしいという想いでつくられた作品。

ほるぷ出版公式インスタグラムで事前プロモーションを行なった際、30名を超える読者、書店員から次のような感想が寄せられた。

「ジャンボリはどろぼうかもしれないけど、盗んでいるものに意味があって、とてもいいお話だった」「手紙の大切さがよくわかったし、手紙でこんなにも人の心が動かせるんだと感動した。」(小6男の子)、「ジャンボリの宝物は、子育てしていると感じる幸せに似ていて胸がキュンとしました。 」(40歳母親)。

作者のコメント

作者の阿部結さんは、2020年にデビュー。

『どろぼうジャンボリ』制作のきっかけになったのは、戦争で日常を奪われる人々への想いがあったそう。

2025年12月26日に行われたMOE絵本屋さん大賞授賞式でのスピーチで、阿部さんは次のように語った。

「この本は、4年前に目に映った戦争の現実から、それに加担せずに、日常を奪われないために、自分が何をしなければいけないのかを考えたことをきっかけに、作りはじめた物語でした。

わたしは、毎日本を読みます。本を読むことが出来るのは、日常があるからです。

作家として本を作り続けること、そうして出来た一冊を、書店員さんたちが読者へ届けていくことは読者の日常を、ささやかに守る行為だと思います。

わたしは、日常を自分たちのやり方で守っていくことが、今も起こり続けている、あらゆる争いに抗う、ひとつのアクシヨンにもなるのではないかなと思っています。

これからも本を手に取ってくれた誰かが、その人の日常を続けていくための力に、少しでもなれるような作品を作っていけたらいいなと思っています。(一部抜粋)」と語っている。

AIの進化が加速するなかで、より重要視されるようになってきた、子どもの語彙力と読解力。読んでもらう絵本から、ひとりで読みきれるはじめて絵童話は、今、業界でも熱い注目を集めている。

美しい絵とわくわくする展開、さらに、作者である阿部結さんのメッセージがしっかりと宿った『どろぼうジャンボリ』は、「はじめてのひとり読み」のための一冊。

子どもだけでなく、大人こそ読んでほしい。

■どろぼうジャンボリ 価格:1,540円(税込)

(鈴木 京)

元記事で読む
の記事をもっとみる