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【アカデミー賞2026】『タイタニック』から『ワンバト』まで。スター俳優レオナルド・ディカプリオの超人エピソード13

  • 2026.2.18
Monica Schipper / Getty Images

来月に授賞式が迫ったアカデミー賞。今年の賞レースを賑わせている作品の1つに、レオナルド・ディカプリオとポール・トーマス・アンダーソン監督がタッグを組んだ映画『ワン・バトル・アフター・アナザー』、通称ワンバトがある。アカデミー賞でも作品賞と監督賞にノミネートされたほか、レオも主演男優賞候補にエントリーを果たしている。2016年の『レヴェナント: 蘇えりし者』に続いて2度目のオスカーに輝くのか、ファンの期待も高まっている。そこで今回は30年以上、ハリウッドにスターとして君臨するレオの魅力に改めてクローズアップ。圧倒的な演技力、作品選びの目利き力、独特なデートセンスから友情に篤い生き方――。再評価が集まる彼の素顔を伝説的エピソードからプレイバックしてみたい。

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誕生前に、巨匠の作品に反応

レオナルドという名を聞くと、画家で発明家のレオナルド・ダヴィンチを連想する人も多いはず。実はレオの名前もこのルネサンスの巨人に由来する。彼の母イルメリン(写真左)はレオを妊娠中、イタリア旅行へ。ウフィッツィ美術館でダヴィンチの絵を眺めているとき、赤ちゃんがお腹を蹴ったという。この出来事から、生まれてくる子の名前の候補にレオナルドが上がったという。父方の祖父の名前が「レオン」だったことも手伝ってレオと名づけることが決定した。

Darlene Hammond / Getty Images

人の言いなりにはならない

子ども時代からタレントとして活躍していたレオ。10歳のとき、彼のエージェントが名前を「レニー・ウィリアムズ」に変えるようにアドバイスした。理由は本名があまりにもエキゾチックすぎるから。「もっとアメリカ人風の名前がいい」とエージェントは考えたという。でもレオはこれを拒否。本名を貫くことを主張した。

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趣味は養蜂

レオの趣味の1つはなんと養蜂。ミツバチを育てて蜂蜜を収集している。始めたきっかけは2016年、映画『レヴェナント: 蘇えりし者』でオスカーの主演男優賞にノミネートされたこと。彼がオスカーの候補になったのは演技部門において通算5回目。でも受賞回数はゼロ。周囲は「ついに受賞なるか」「いや、今回もだめでは……」と大騒ぎしていた。周りの声をシャットアウトし、ストレスを克服するためにハチの世話を始めたという。心の平穏を得るために瞑想やヨガを始める人、陶芸にトライする人(友人のブラッド・ピットもここに含まれる)は多いけれど、養蜂はなかなかレア。レオのユニークさを物語る。

Kevin Winter / Getty Images

オスカー受賞でネット上が大バズり

その『レヴェナント: 蘇えりし者』で念願の初オスカーを手にしたレオ。ネット上でも盛大に祝福されたのだが、ツイッター(現X)で彼のオスカーに言及した投稿数が1分間で44万ツイートを突破。オスカーのテレビ放映史上、でもっともツイートされた出来事になった。ちなみにそれまでの記録は2014年に司会者のエレン・デジェネレスがジェニファー・ローレンスやブラッドリー・クーパーらハリウッドセレブたちと豪華なセルフィーを撮影した瞬間だったのだが、その記録を打ち破った。

Backgrid/AFLO

デートプランはヘルシー&エコ

レオはプレイボーイなことで有名。デビュー以来、ほとんど彼女が途切れたことがない。そうと聞くと派手なデートを思い浮かべがちだが、環境保護に熱心なので遊び方は意外とヘルシーでサステナブル。燃費の悪いスーパーカーで無駄にドライブ、なんてチャラいデートコースではなく、自転車をレンタルしてサイクリングへゴー。歴代の彼女と自転車を漕いでいるところを度々目撃されている。もしかしてこのデートプランで彼のエコライフについて来れるか、試しているのかも。

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再生可能エネルギーを使ったリゾート開発を計画中

レオはWWFの理事も務めている。WWFのCEOカーター・ロバーツとも度々2ショットを披露している。2005年には豊かな自然が残るエリアとして有名な、中米のベリーズにあるブラックアドーア島を購入したことが報じられた。この島で再生可能エネルギーを使ったリゾートの開発を計画しているという。ちなみに広さは104エーカー(東京ドーム約9個分)で購入価格は175万ドル(約2.7億円)。プライベートアイランドを買うセレブは他にもいるけれど、再生可能エネルギーのリゾート開発にトライするのはレオくらい。

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オークションでパリス・ヒルトンを諦めさせる

レオは2015年、カンヌで開催されたチャリティガラに出席した。オークションが開催され、そこに「シャネル」の青いネオプレン素材のバッグというレアアイテムが出品された。これに目をつけたのがレオともう1人、パリス・ヒルトン。2人の一騎打ちになり、レオが約11,300ドル(約173万円)で競り勝ちバッグを獲得。母のイルメリンにプレゼントした。あのわがままお嬢さま、パリス・ヒルトンに諦めさせたのはすごい。さらにそれを恋人ではなく母にプレゼントしたというのもママ大好き、なレオらしいエピソードである。

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出演作の12本がオスカーの作品賞にノミネート

レオはこれまでアカデミー賞作品賞にノミネートされた作品12本に出演している。時系列で振り返ると『タイタニック』(1997年公開)、『ギャング・オブ・ニューヨーク』(2002年)、『アビエイター』(2004年)、『ディパーテッド』(2006年)、『インセプション』(2010年)、『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012年)、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013年)、『レヴェナント:蘇えりし者』(2015年)、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019年)、『ドント・ルック・アップ』(2021年)、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』(2023年)、そして今回の『ワン・バトル・アフター・アナザー』(2025年)。この本数の多さが、レオの作品を見る目の確かさを物語っているともいえるし、レオの演技力が作品の質を高めると見ることもできる。ちなみにこのうち『タイタニック』と『ディパーテッド』(写真)が受賞を果たしている。

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過去165年の全時代のキャラクターを演じている

役になりきる演技力の厚みに加えて、どんな役でもこなす演技力の引き出しの多さを備えているレオ。映画情報サイト「IMDb」によると、過去165年を10年ごとに区切ってみると、そのすべてのフェーズのキャラクターを演じたことのある唯一の俳優だという。

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友情を大切にする

ハリウッドの友情は儚いもの。とはいえレオは例外。子役時代、オーディションで何度も顔を合わせるうちに仲良くなったトビー・マグワイアとは今も友達。2002年の映画『スパイダーマン』ではレオがスパイダーマン役をやると見られていたが、役は結局トビーがものにした。レオは悔しかったかもしれないが、2人の友情は続いている。

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また、ケイト・ウィンスレットとは1997年の『タイタニック』で共演して以来の大親友。友人から恋人に発展しがちなこの世の中で、異性と本物の友情を築けるのもレオ(とケイト)のすごさ。

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作品や関係者をリスペクト

そのケイトとレオは映画『タイタニック』の撮影後、タイタニック号の最後の生存者ミルヴィナ・ディーンが老人ホームの費用を工面するために思い出の品を売却しているのを知ると、彼女がそんな境遇に置かれていることに納得がいかなかったよう。監督のジェームズ・キャメロンも加わり、3人で彼女の生活費を彼女が亡くなるまで負担することを約束した。この優しさもレオらしい。

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作品選びの目利きがすごい

1993年、ディズニーの子ども向け映画『ホーカス・ポーカス』への出演をオファーされたレオ。でもこれを断り映画『ギルバート・グレイプ』に出演することを選んだ。『ギルバート〜』のメガホンをとったのはスウェーデン出身のラッセ・ハルストレム監督。超大手のディズニーの映画を蹴って、当時まだまだ無名だった監督の作品を選んだのは大きな賭け。でもレオのこの選択は正しかった。知的障害を持つ心優しい少年役で、類稀なる演技力を発揮したレオはハリウッドの若手俳優の中でも抜きん出た存在に。アカデミー賞助演男優賞にもノミネートされ、演技派俳優のトップに躍り出た。当時彼は19歳。ちなみにハリウッド史上7番目の若さでの初ノミネートだった。

Kevin Mazur / Getty Images

怪優ホアキン・フェニックスも畏怖

後輩だけでなく、同年代の俳優からもリスペクトされているのがレオのすごさでもある。彼を尊敬している1人がホアキン・フェニックス。2020年、映画『ジョーカー』で映画俳優組合賞(SAG賞)の主演男優賞を受賞したとき、ホアキンはスピーチで子役時代を回想すると、「僕が演技を再開してオーディションを受けるようになったとき、最終審査に呼ばれるといつも同じ俳優が2人いたんだ」と語り始めた。

Michael Kovac / Getty Images

「そして僕ともう1人の子は、いつも同じ子に負けていた。あまりにもつらくて、その子の名前を口にすることができる俳優はいなかった。でもキャスティングディレクターは誰もがこう囁いていた。『レオナルドだ、レオナルドがいる』って。レオ、君は過去25年間ずっと、僕にも他の多くの人にもインスピレーションを与えてくれた。本当に感謝している」。ちなみにこのときレオは『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で同じく主演男優賞にノミネートされていた。賞は逃したけれど、ホアキンのこの言葉を聞くとレオは胸に手を当て、嬉しそうに微笑んでいた。

今年のオスカーは再びレオのものになるのか、期待したい。

Jamie McCarthy / Getty Images

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