1. トップ
  2. 『ほどなく、お別れです』がV2達成!大接戦の『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』は“ジャンプアニメ映画”特大ヒットの流れに続けるか?

『ほどなく、お別れです』がV2達成!大接戦の『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』は“ジャンプアニメ映画”特大ヒットの流れに続けるか?

  • 2026.2.17

2月13日から2月15日までの全国映画動員ランキングが発表。前週、初登場No. 1を飾った浜辺美波と目黒蓮のダブル主演作『ほどなく、お別れです』(公開中)が、今週も首位をキープ。週末3日間の成績は観客動員が28万7700人、興行収入は4億800万円で、前週比は63%。累計成績では動員114万人&興収15億円をすんなりと突破している。

【写真を見る】公開から255日、『国宝』が邦画実写映画としては前人未到の領域に!

“ジャイアントキリング”から5年…「銀魂」新作映画がシリーズ最高成績を目指して好発進

20周年を迎える「銀魂」原作者・空知英秋はスーパーアドバイザーゴリラとして参加 [c]空知英秋/劇場版銀魂製作委員会
20周年を迎える「銀魂」原作者・空知英秋はスーパーアドバイザーゴリラとして参加 [c]空知英秋/劇場版銀魂製作委員会

今週トピックとして取りあげたいのは、2位に初登場を果たした『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』(公開中)だ。IMAXを含む全国350館で公開された同作は、初日から3日間で動員26万2700人、興収4億600万円と、1位の『ほどなく、お別れです』との差はごくわずか。惜敗を喫したとはいえ、上々のスタートで「銀魂」人気の高さを示す結果となった。

これまで「銀魂」のアニメ映画は(テレビアニメのエピソードを劇場用に再編集した「銀魂オンシアター」を除くと)3本が製作されており、今回が4作目。『劇場版 銀魂 新訳紅桜篇」(10)は初週末2日間で動員16万人&興収2億円で、最終興収は10億7000万円。続く『劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』(13)は初週末2日間で動員22万1469人&興収2億8185万9900円で、最終興収は17億円を記録。

劇場版はこれが4作目。前作は『無限列車編』の連続首位記録を阻止する金星をあげたが… [c]空知英秋/劇場版銀魂製作委員会
劇場版はこれが4作目。前作は『無限列車編』の連続首位記録を阻止する金星をあげたが… [c]空知英秋/劇場版銀魂製作委員会

前作『銀魂 THE FINAL』(21)は初週末2日間で動員20万4000人&2億8700万円と、前々作を下回る動員でスタートしていたが、これは前2作と異なり初日が金曜日だったこと、また翌月曜日が祝日であることが影響しているのであろう。しかもその前作は、当時歴史的ヒットを記録していた『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(20)の“13週連続V”を阻止するジャイアントキリングを成し遂げた作品であり、最終興収は19億円に達している。

このように、作品を重ねるごとに上映規模を拡大しつつ、成績も右肩上がりで推移している「銀魂」シリーズ。今作は金曜公開かつ週末3日間の集計のため、現時点では過去作の初動成績と正確に比較することはできないが、前作とほぼ同程度(少なくとも大きく落ちてはいない)と考えていいだろう。近年、とりわけ前作から5年のあいだに“ジャンプアニメ映画”の爆発的ヒットが連発していることを踏まえればやや物足りなくも見えるが、20年続くギャグアニメの劇場版としては異例の安定感だ。

まずはシリーズ最高興収を記録できるかがポイントに! [c]空知英秋/劇場版銀魂製作委員会
まずはシリーズ最高興収を記録できるかがポイントに! [c]空知英秋/劇場版銀魂製作委員会

おおよそ目標となるのは、シリーズ最高興収かつ興収20億円突破のラインであろう。例によって入場者プレゼントなどの施策で動員アップを図る可能性が高く、“ジャンプアニメ映画”のライバルである『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』(公開中)と『チェンソーマン レゼ篇』(公開中)が完全に落ち着いた絶好のタイミングで、どこまで数字を伸ばせるのか注目しておきたい。

『シンエヴァ』『純愛上等!』など4タイトルも初登場!

ここからはランキングに戻ろう。公開11週目を迎えたディズニー・アニメーション『ズートピア2』(公開中)は、この週末3日間も動員13万1400人、興収1億9200万円を記録し、3位をキープ。累計成績では動員1091万人&興収148億8000万円を突破。日本歴代興収ランキングではまたひとつ順位を上げて19位となっており、“興収150億円”の大台突入も目前。

まだまだ勢いが衰えない『ズートピア2』、興収150億円も目前 [c] 2026 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
まだまだ勢いが衰えない『ズートピア2』、興収150億円も目前 [c] 2026 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

また、公開3週目の『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』(公開中)は週末3日間で動員10万5800人、興収1億8300万円を記録し4位にランクイン。累計興収では動員113万人&興収18億円を突破。すでに前作『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』(21)の最終興収22億3000万円を射程圏内に収めている。

初登場タイトルは、先述の『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』を含めて5作品。5位にランクインしたのは、「エヴァンゲリオン」シリーズ30周年を記念したリバイバル企画「月1エヴァ EVANGELION 30th MOIVE Fest. 2025-2026」のラストを飾る『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(公開中)。2021年の初公開時に興収100億円を超えるメガヒットを記録した同作は、週末3日間で動員6万5956人&興収1億1226万400円と、新作と遜色ない盛り上がりぶりだ。

山中柔太朗と高松アロハがダブル主演の『純愛上等!』は10位スタート [c]映画『純愛上等!』製作委員会
山中柔太朗と高松アロハがダブル主演の『純愛上等!』は10位スタート [c]映画『純愛上等!』製作委員会

累計発行部数700万部を突破した桜井のりおのコミックを原作にしたテレビアニメの劇場版となる『劇場版「僕の心のヤバイやつ」』(公開中)は6位、クリス・ヘムズワースが主演を務めたクライムアクション『クライム101』(公開中)は7位、M!LKの山中柔太朗と超特急の高松アロハがダブル主演を務めた『純愛上等!』(公開中)は10位に初登場を果たしている。

前週初登場で4位にランクインした『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ 各駅停車劇場行き』(公開中)は、引き続き少ない上映館数ながら8位に入る大健闘。2月14日には発声&応援OKの「発声よし、出発進行上映」が行われるなど活気あふれる興行をつづけており、公開から10日間で累計動員22万1680人、興収3億154万8300円を記録。2月20日(金)からは第2弾入場者プレゼントの「アナザービジュアルステッカー」の配布も予定されている。

【写真を見る】公開から255日、『国宝』が邦画実写映画としては前人未到の領域に! [c]吉田修一/朝日新聞出版 [c]2025映画「国宝」製作委員会
【写真を見る】公開から255日、『国宝』が邦画実写映画としては前人未到の領域に! [c]吉田修一/朝日新聞出版 [c]2025映画「国宝」製作委員会

そして、公開37週目を迎えた『国宝』(公開中)は、前週の7位から9位に後退したものの、2月15日までの公開255日間の累計成績が動員1415万2409人&興収200億851万9000円に到達。邦画実写作品としては史上初、洋画を含めても『ハリー・ポッターと賢者の石』(01)以来となる実写映画での“興収200億円”を達成した。

以下は、1~10位までのランキング(2月13日〜2月15日)

1位『ほどなく、お別れです』

2位『新劇場版 銀魂 −吉原大炎上−』

3位『ズートピア2』

4位『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』

5位『シン・エヴァンゲリオン劇場版』

6位『劇場版「僕の心のヤバイやつ」』

7位『クライム101』

8位『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ 各駅停車劇場行き』

9位『国宝』

10位『純愛上等!』

次週末は、木村拓哉主演の「教場」シリーズの映画2部作の後編となる『映画「教場 Requiem」』(2月20日公開)、第98回アカデミー賞で作品賞など8部門9ノミネートを果たした『センチメンタル・バリュー』(2月20日公開)、狂犬病に感染したチンパンジーの恐怖を描く密室パニックホラー『おさるのベン』(2月20日公開)などが控えている。

文/久保田 和馬

※高松アロハの「高」は、正式には「はしごだか」

元記事で読む
の記事をもっとみる