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植物と衣服がひとつの空間でまざり合う「グラフペーパー コンサバトリー」がオープン

  • 2026.2.17
Hearst Owned

南貴之率いる「グラフペーパー」が、東京・富ヶ谷の「コンサバトリー バイ エデンワークス」跡地に、「花を棄てずにに未来に繋げる」ことを理念に掲げる「エデンワークス」の思いを継承する新店舗、「グラフペーパー コンサバトリー(Graphpaper conservatory)」をオープンした。

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「グラフペーパー コンサバトリー」は、植物を軸に空間表現を行うクリエイティブスタジオ「エデンワークス」と、現代の都市生活に寄り添う上質で普遍的なワードローブを提案する「グラフペーパー」の出会いをきっかけに誕生した、表現の場。

「グラフペーパー」のクリエイティブディレクターを務める南貴之は、新店舗について考えていた時に「エデンワークス」が店舗の移転を予定していることを知り、「『グラフペーパー』として新しく場所を探すというよりも、この場所がこれまで培ってきたものをどう引き継ぎ、どう次につなげられるかを考えるほうが⾃然だと感じました」と語る。

そして開業にあたり、「単に跡地を使うということではなく、ここが持っていた考え⽅や佇まいを、今の都市⽣活の中で別の形として更新できるのではないか」という思いを抱いた。

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異なるジャンルに属する二者を結びつけたのは、「自然のものを扱う」という視点。「エコ」や「エシカル」といった耳慣れた言葉ではなく、行為そのものを提示した背景について南は「つくる側として素材や⼯程に配慮するのは当然として、それを⾔葉として強く押し出すよりも、⾃然に選べる状態をつくりたいと思っています」と明かす。

「⾷や暮らしの分野では、⾃然素材を選ぶことがすでに特別なことではなくなっていますが、洋服になると急に
“思想的”に⾒えてしまう場⾯がある。そこに違和感がありました。デザインとして成⽴したうえで、『⾃然のものを選ぶ』という⾏為が、洋服でも植物でも、ごく普通の選択肢として存在していてほしいと思います」

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約25㎡の店内は、既存の構造を尊重しつつ、約3.75mの天井高を生かした吹き抜けが印象的な2フロアに改装。

「できるだけ余計なことをしない。解体を前提にした⼤きな改修は⾏わず、既存の構造を活かしながら、インストールするような感覚で空間を整えました。空間⾃体が主張しすぎず、植物や⾐服といった要素が⾃然に⽴ち上がる構成になっていると思います。体験としても『つくられた感じ』より、『そこにあるものをそのまま⾒ている』感覚を⼤切にしました」と語る。

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コンパクトな空間において、可能な限り圧迫感を減らすべく、ガラスを多用した。

「視線が抜けることで、植物と⾐服が同じ時間軸に存在している感覚が⽣まれると考えました」と南。とはいえ、植物と衣服が必要とする環境は、同じではない。そのため「無理に混ぜるのではなく、同⼀空間の中で役割を分けながら、共存して⾒えることを意識しました」と言い、続ける。

「『同列に扱う』というのは、物理的に同じ場所に置くことではなく、どちらも主役として成⽴している状態だと考えています」

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植物という要素が加わったことで、衣服を主役とした「グラフペーパー」の他店舗とは、異なる空気が流れる「グラフペーパー コンサバトリー」。

南は「これまでとは違う⼊り⼝からブランドに触れてもらえることで、新しい関係性が⽣まれている。新店は、『グラフペーパー』が持っている普遍性や定番性を別の⾓度から⾒せ、更新していくための場所」と位置付ける。

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「グラフペーパー コンサバトリー」では今後、植物をテーマにしたイベントなども企画中。生きものとしての植物と身にまとう衣服がひとつの空間の中で混ざり合う新たな空間で、どのような体験が生まれるのか楽しみだ。

Graphpaper conservatory
住所/東京都渋谷区富ケ谷1-14-11
営業時間/12:00〜19:00
定休日/水曜日
電話番号/03-6407-0701

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