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最高の知育は「近所で0円」でできる!子どもの好奇心が育つ、冬の散歩で見つけたい4つのポイント

  • 2026.2.16

「冬は生き物がいないから自然観察できない」そんなふうに思っている親御さん、いらっしゃいませんか?確かに冬は生き物の活動が制限され、花の姿も少ない季節です。けれど実は、春が近づきつつある晩冬は、自然の変化をわかりやすく観察できるビッグチャンス!自然が多い場所にわざわざ出かける必要はありません。近所の散歩で充分! 自然観察は、無料でできる最高の知育体験です。一度、観察のポイントがわかるようになると、何も言わずとも、子どもたちの目も自然に「季節の変化」を見つけられるようになります。晩冬から早春にかけて、親子で自然観察するポイント4選をご紹介します。

1、冬芽をチェック

葉が落ちて寒々とした木の先に、固い芽のようなものを見たことはありませんか?冬の間、寒さをしのぐために隠れている花や葉っぱの赤ちゃんです。これを「冬芽(ふゆめ)」と言います。

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「ふゆめがっしょうだん」(福音館書店)を見るとわかるように、冬芽の形は千差万別。固く閉じた冬芽が多い中で、ハクモクレンやコブシのように、ふわふわの冬芽もあります。

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「あたたかいお布団にくるまれているんだね」なんて親子で会話が弾むことも。春が近づくと、次第にこの冬芽たちが膨らんでいく姿を見ることができます。

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先に花が咲くウメやカワヅザクラに対して、まだ固く閉じたままのソメイヨシノ。このソメイヨシノの冬芽が、いつ膨らみ始めて、どんなふうに満開の花を咲かせるのか。花が咲く春だけ木を見上げるのではなく、今のうちから観察を始めていると、今までとは違うサクラの表情を親子で楽しめます。

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「さくら」(福音館書店)では、そんなソメイヨシノの花の変化が丁寧に紹介されているので、あわせて親子で読んでみるのもオススメです。

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ちなみに「ウメ」「サクラ」「モモ」の違いに迷ったら、こちらの「もっと知りたいウメ・モモ・サクラ」(新樹社)もオススメ!花の付き方や幹の様子などの写真から、わかりやすく見分ける方法が解説されています。続いて足元で見られる自然をチェック!

2、ロゼット草をチェック

タンポポのように、葉が地面に放射線状に広がっている草を「ロゼット草」と言います。地面にぴったりと貼りつくことで風の影響を受けず、冬の光を最大限に取り込むことができる冬越しスタイルです。

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「ふゆのぺたんこぐさ」(福音館書店)でもさまざまなロゼットが紹介されています。

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冬の公園で、地面をよく見てみると、実は「なんにもない」と思っていた場所にロゼットを見つけることができます。いくつ違うロゼットを見つけられるか、お子さんと勝負! そうしているうちに、自然と足元を観察するクセがつき、冬を越えるための植物たちの生存戦略についても、目がいくようになります。

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「こっちはタンポポのロゼットかな? じゃあこっちのロゼットはいったい何の花が咲くんだろう?」図鑑で調べてわかることもありますが、むずかしい場合は、答え合わせは春までお預け。ロゼットの中心からどんな花が咲くのか、春がますます待ち遠しくなります。

3、鳥をチェック

上空を飛んだり木の上にいる鳥たちは、距離があるので、何をしているか観察するのがむずかしいこともあります。けれどこの季節は、食糧が少ない分、小鳥たちの食事の様子を見られるチャンス!

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「つばきレストラン」(福音館書店)からもわかるように、冬にも咲いているツバキの花は、小鳥たちにとって最高のごはん!あたたかい昼間の時間、花のまわりにたくさんのメジロが集まっていることがあります。また、ウメやサクラが咲き始めれば、ヒヨドリなどが食事にやってくることも。葉が少ないのこの季節は、夏よりも、枝に止まっている小鳥たちを肉眼で観察しやすいです。

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ちなみに住宅地で黄緑色の小鳥を見かけた場合、ウグイスではなくメジロの可能性が高いです。「つばきレストラン」の表紙にいる小鳥もメジロです。ウグイスは藪の中に生息していることが多いため、目のまわりに白い縁取りがあれば、名前の由来の通り「メジロ」です。最後にチェックしたいのは足元の小さなアリです。

4、アリをチェック

「アリなんてどこにでもいるのでは?」いいえ、実は寒い冬の間は、アリたちも土の中に隠れてほとんど出てきません。

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冬のうちに確認しておきたいのは、「地面の上にアリがいない」という事実です。アリなんてすぐに探せると思って地面を調べると、なかなか見つけられないことに気付きます。この「いない」という経験が重要!これを親子でしておくと、あたたかくなってアリが姿を現すようになった時、「アリが出てきた!」という春の訪れを実感することができます。ちなみに、早春に鮮やかな黄色のチョウを見つけたら、それはモンキチョウではなくキタキチョウの可能性が高いです。

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チョウが冬を越える方法は、大きく分けて3種類。「幼虫の姿」「蛹の姿」そして「成虫の姿」です。幼虫や蛹で越冬するチョウは、春になってから成虫になるまで時間がかかるので、真っ先に飛んでいる姿が見られるのは、成虫で越冬した種類です。キタキチョウは、まさに成虫で越冬するチョウ!春一番にこの黄色のチョウを見つけたら、必死に寒い冬を耐え抜いて、春の訪れを喜んでいるんだなと、親子で感じてみてください。

冬こそ親子で自然観察を

寒い冬は、なかなか公園に足を運ぶのも億劫な季節です。けれど、見られるものが限定されている時期だからこそ、親子でじっくり自然観察するチャンス! 蚊や毒がある虫などに刺される心配もなく、冬を耐える植物の姿を見ることができます。

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じっちょりんという名の妖精たちが、さまざまな季節を散歩する姿を通して、小さな生き物の視点で自然を観察できる「じっちょりんシリーズ」(文溪堂)。我が家のイチオシの絵本です。「じっちょりんのふゆのみち」では、ロゼット草などの名前も詳しく紹介されています。思い切って外に出てみると、じっちょりんたちのように、たくさんの新しい発見ができるかも!来たる春をより感じるためにも、ぜひ、親子で晩冬の自然観察を楽しんでみてください。

【Profile】みみずく

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小4長男、小1次男、夫の4人家族。昆虫、爬虫類、古生物、深海生物などの生物のほか、読書、工作、ロボコンなど幅広く興味関心がある兄弟に振り回されながらも、発見に満ち溢れた日々を送る。学校での勉強以上に、世界中に「楽しいことがたくさんある」と感じられる目を養うことが目標。ワークショップや観察イベント、ミュージアムなどの体験情報や、日常の中でも手軽に楽しめる体験の仕方について発信している。

Blog:たのしいをつくる~小4&小1わくわく兄弟

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