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災害時、ご近所との助け合いが大切だと言うけれど。交流がない場合はどうする?ママ防災士からのアドバイス【著者インタビュー】

  • 2026.3.9

【漫画】本編を読む

2026年は東日本大震災から15年。話題にあがる機会も減りつつあり、当時のことを知らない世代も増えてきた。しかし日本のどこにでも、いつ起きても不思議ではないのが地震。あなたは「今日地震が起きても大丈夫」と言える備えをしているだろうか?

2025年12月に発売された『今日、地震がおきたら』(アベナオミ/KADOKAWA)は宮城県利府町で地震にあい、当時1歳7か月の長男と夫と共に自宅避難生活を経験した著者・アベナオミさんによる実録コミックエッセイ。3月11日から3週間の日常がリアルに、鮮明に記録されている。子どもにも当時のことが伝わるようにと漫画の漢字全てに読みがながふられるなど、アベさんの思いが詰まった一冊だ。

震災後、防災士の資格も取得したアベさんに、当時のことや本書のコラムの中でも特におすすめしたい防災術についてなどお話を伺った。

※『今日、地震がおきたら』は、著者が東日本大震災を経験した当時(2011年3月11日〜4月)の詳細なメモを元にまとめています。その中で津波など自然災害を想起させるシーンがございます。お読みになる際は、予めご留意ください。

――本書の中にはご近所の方と情報交換をする様子も度々描かれています。特に都会では近所と交流がない方も多いと思うのですが、やっぱり近所の方と繋がっておくのは防災の観点からすると重要でしょうか?

アベナオミさん(以下、アベ):実は、ご近所さんとは震災の時初めて喋ったぐらいなんですよ。当時の私もご近所付き合いが全然なくて、お隣さんとも顔を合わせれば挨拶するくらいでした。講演会などでも「“ご近所付き合いしろ”と防災マニュアルには書いてあるけど、しないとだめですか」と質問に来られるママさんがたくさんいるのですが、そういう時は「無理にしなくて大丈夫ですよ」と答えています。ご近所付き合いからトラブルになるリスクもありますし、そういう時が来たらコミュニケーション能力が発揮されるものですから。だから無理に交流せず、自分たちだけで生活できる準備をしておいてくださいとお伝えしています。

――作中にはスーパーマーケットがいつ開くかを店頭に貼ったチラシでお知らせしていたとありました。そういうのはご近所付き合いしないと入ってこない情報かなと思ったのですが……。

アベ:そこはSNSが役に立ちました。当時はmixiというSNSが流行っていて、そこに「◯◯町被災グループ」みたいなコミュニティがどんどんできたんです。そこに近所のお店の情報を書き込む人たちがいて「どこどこのスーパーは◯日にオープン」とか「あそこの店に配送トラックが来ていたから明日あたり行ってみようと思う」みたいな書き込みがたくさんありました。SNSがご近所付き合いの役割をしていたんですね。フェイクニュースなどの問題もあるのでその点は注意が必要ですが、今は当時よりさらにSNSが発展しているので、ますますそうなるんじゃないでしょうか。

取材・文=原智香

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