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まだ寒いのに鼻ムズムズ…もしかして寒暖差アレルギー、花粉症?原因&今すぐすべき対策を耳鼻科医に聞く

  • 2026.2.16
寒い時期に鼻がムズムズする原因は?(画像はイメージ)
寒い時期に鼻がムズムズする原因は?(画像はイメージ)

まだ気温が低い時期なのに、なぜか鼻がムズムズしたり、鼻詰まりがひどくなったりするなどの症状が出ることがあります。この場合、どのような原因が考えられるのでしょうか。寒暖差アレルギーや花粉症の可能性や、主な対処法などについて、わしお耳鼻咽喉科(兵庫県西宮市)の鷲尾有司(わしお・ゆうし)院長に聞きました。

花粉症の可能性を疑い耳鼻咽喉科を受診するのがお勧め

Q.そもそも、花粉症になるとどのような症状が出るのでしょうか。

鷲尾さん「花粉症とは花粉によるアレルギー反応をまとめた総称で、鼻炎だけでなく、花粉によるアレルギー性結膜炎や皮膚炎、ぜんそくも含めた病名になります。アレルギー性鼻炎で代表的な症状は、くしゃみや鼻水、鼻詰まりです。より詳しく言うと『くしゃみを繰り返す』『サラサラの水っぽい鼻汁が出る』といった症状が特徴です。

アレルギー性結膜炎の場合は目のかゆみや目やにといった症状が出ます。小さな子どもであれば『よく目をこする』『目の周りが赤くなっている』なども花粉症を疑う症状です。このほか、露出した部位の肌がかゆくなるのは皮膚炎が、喉がかゆくてせきが出るといった症状は花粉によるぜんそくの疑いがあります」

Q.1月、2月の寒い時期に鼻がムズムズしたり、くしゃみが止まらなくなったり、鼻詰まりがひどくなったりすることがあります。この場合、どのような原因が考えられるのでしょうか。寒暖差アレルギーや花粉症の可能性はあるのでしょうか。

鷲尾さん「鼻のムズムズ感やくしゃみ、鼻水、鼻詰まりといった鼻炎の症状については、次の3つの原因が考えられます」

【鼻炎症状の原因】(1)花粉などのアレルギーによるもの(2)アレルギー以外の刺激物によるもの(過敏症)(3)アレルギー以外の感染症(俗に言う風邪)

鼻のムズムズ感やくしゃみ、鼻水、鼻詰まりなどは「異物が体に入らないようにする」「異物を体から外へ追い出す」ための防御反応です。つまり、体にとって不必要なものが侵入したときに起こります。体を守るために働く反応を免疫反応、体内に入っても困らないものに対する過剰反応をアレルギー反応と言います。

年が変わって、初めてスギ花粉の飛散を観測した時を「初観測日」といいます。一方で「飛散開始日」とはスギ花粉が2日連続で一定量以上観測された初日を指します。つまり、飛散開始日は、花粉の飛散が本格的に始まった日と言えます。

それほど多いケースではありませんが、気象条件によっては、飛散開始日よりも前に単発的にスギ花粉が飛散することがあります。また、スギ花粉以外の花粉についても、その花粉に対するアレルギーがあれば、注意が必要です。ただし、ハウスダストやダニのアレルギーがある人は花粉が飛んでいなくても、常にくしゃみなどのアレルギー症状が出るかもしれません。

アレルギー体質があれば、鼻や喉などの粘膜、皮膚が刺激に対して過敏になりやすい傾向にあります。特定の物質(アレルゲン)以外の刺激物でも同様の症状(アレルギー様症状)が出やすいのです。

よくある刺激物とは寒暖差や寒さ、乾燥、黄砂、PM2.5(微小粒子状物質)などです。刺激の量によってはアレルギー体質でなくても影響を受ける可能性があります。特に花粉症も含めたアレルギー体質の人は過敏症の可能性が高く、少しの刺激でも反応してしまうかもしれません。

風邪などの感染症も基本的にはアレルギーと同じ症状です。発熱や目のかゆみなど、もちろん異なる症状もあります。特徴的な症状がなければ、症状のみで診断することは難しいです。その場合、今までの状態と今後の経過によって判断することになります。原因不明だが、症状が短期間で治れば風邪という判断になりますし、症状が長引くようであれば花粉症などアレルギーの可能性を医師は考えます。

Q.1月、2月の気温が低い時期に花粉症のような症状が出た場合、どのように対処すればよいのでしょうか。今からできる対策について、教えてください。

鷲尾さん「一般的な花粉症の時期とは違う1月、2月にアレルギー症状が『いつも』出るのであれば『花粉症かな?』と何となく考えるのではなく、まずは耳鼻咽喉科で診療を受け、専門医に花粉症なのかどうかを診断してもらうことが大切です。

毎年、3月以降もスギ花粉症やヒノキ花粉症がある人は、原因が何であるかは別として、すぐに花粉症対策を進めた方がよいでしょう。1月、2月のような寒い時期からできる花粉症対策は花粉症薬による初期治療です。これは飲み薬や点鼻薬、点眼薬を花粉飛散の1~2週間前より始める治療法です。すでにスギ花粉症と診断された人は、本格的にスギ花粉が飛散しているかどうかにかかわらず、症状が出始めたら、治療開始の合図だと思いましょう。

一方、診断がついていない人は、先述のように耳鼻咽喉科などの専門科できちんと診断を受けることが大切です」

オトナンサー編集部

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