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“セカンドスキン シューズ”が台頭。バレエフラットの次に来るミニマルな一足とは?

  • 2026.2.15

ここ数十年、ファッションは大きな転換点を迎えた。靴において「快適さ」は、もはや欠かすことのできない条件となっている。スニーカーの台頭にはじまり、キトゥンヒールのようなローヒールが定着。素材もまた、より薄く柔らかな方向へと進化を遂げてきた。昨年秋にはソフトローファーやダービーシューズといったモデルが人気を集め、その潮流は2026年春夏のシューズトレンドにも確かに引き継がれている。

この春、その流れはさらに先へと進む。その象徴と言えるのが“グローブシューズ”だ。手袋のように足を包み込むフラットシューズは、類い稀な快適さが魅力。甲を深く覆うアッパーと途切れることなく流れるラインが描くシルエットは、ミニマルでありながら洗練された印象を与える。カジュアルなオフィススタイルからフォーマルなシーンまで自然に溶け込み、装いに静かな緊張感を添えてくれる。

トーテム 2026年春夏コレクション
Toteme primavera-verano 2026トーテム 2026年春夏コレクション
バイト ストゥディオズ 2026年春夏コレクション
Bite Studios primavera-verano 2026バイト ストゥディオズ 2026年春夏コレクション
クレージュ 2026年春夏コレクション
courrèges primavera-verano 2026クレージュ 2026年春夏コレクション
MM6 2026年春夏コレクション
MM6 primavera-verano 2026MM6 2026年春夏コレクション
カルメイヤー 2026年春夏コレクション
Kallmeyer Resort 2026カルメイヤー 2026年春夏コレクション

2026年春夏コレクションでも、このシルエットは多くのブランドに採用された。トーテムTOTÊME)やクレージュCOURRÈGES)が最新コレクションに取り入れたほか、ロサンゼルスではケイティ・ホームズがこのフラットを履いた姿がキャッチされた。この流れを見れば、グローブシューズが多くの定番ブランドのラインナップに加わるのも時間の問題だろう。そのムードは、フィービー・ファイロセリーヌCELINE)を率いていた頃のミニマリズムを想起させる。冬の重たい靴をしまい、より軽やかな選択へと気持ちが向かう春という季節とも美しく呼応している。

降り続く雨や冷え込みに、まだ春の気配を実感できないかもしれない。それでも季節の変わり目は、すぐそこだ。次に選ぶべき一足は、間違いなくこのシルエット。軽やかで、抜群に快適。何より、その徹底したシンプルさこそが最大の魅力なのである。

Text: María Munsuri Adaptation: Saori Yoshida

FROM: VOGUE.ES

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