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【SNSの怪奇現象】なぜ今「おじさん」動画がバズるのか? 専門家が明かす“バズるおじさん”成功の法則

  • 2026.2.15

「おじさん動画」がバズるワケ

バズるおじさんに共通する「3つの強み」
バズるおじさんに共通する「3つの強み」

インスタグラムで21万件以上の「いいね」を集めた「江戸時代の走り方」を実演する男性や、独特のダンスで注目を集めるタクシー会社のおじさんなど、今、SNSの世界である異変が起きています。それは、若者中心の世界と思われがちなTikTokやインスタグラムなどのプラットフォームで、「おじさん世代」の投稿が次々と話題になっているという現象です。

なぜ今、おじさんがバズるのでしょうか。これまで約2000チャンネルを支援し、一般的に10%程度とされるYouTube収益化を約50%という高確率で成功させてきたYouTubeコンサルタント・内田博史さんに、その背景とSNS活用の極意を聞きました。

バズるおじさんに共通する「3つの強み」

内田さんによると、おじさんがバズる背景には、SNSの構造とユーザー心理を捉えた共通点があるといいます。

一つ目の理由は、「真新しさ」と「自分にもできそう」という親近感の両立です。「江戸時代の走り方」といった聞き慣れないテーマでありながら、特別な道具や専門知識を必要としない投稿は、「ちょっと見てみたい」「自分でも試せそうだ」と、スクロールする指を止めさせる強力なフックとなります。

二つ目は、視覚的な「意外性」です。若い女性ユーザーが多いとされるインスタグラムやTikTokのタイムラインに、突如として衣装を着たおじさんが現れ、真面目に走り方を実演する――その「違和感」自体が、強力な武器になるのです。特にショート動画の世界では、詳しい説明よりも、一瞬で伝わる面白さが重視される傾向にあります。

そして三つ目は、「SNSは若者のもの」という固定観念をあえて壊している点です。若者向けというイメージが強いTikTokで「おじさんが踊る」という構図は、それだけで他の投稿との差別化につながり、結果として再生回数の大きな伸びを生んでいます。この現象は決して偶然ではなく、SNSの特性を踏まえた「再現性のあるロジック」として捉えることができるのです。

しかし、いざ自分がSNSを始めようとしたとき、多くの人が挫折してしまうのも事実です。YouTubeの世界では、登録者1万人に到達できるのは全体の約0.5%、10万人となると約0.3%に過ぎないと言われています。

内田さんは、挫折する人の最大の特徴として「初手からバズりを狙ってしまうこと」を挙げます。知名度のある芸能人が成功した企画を無名の一般人が真似しても、同じような結果は出にくいのが現実です。また、「これは絶対にバズる」と意気込んで一発勝負の投稿をし、期待通りの結果が出ずに落ち込んで辞めてしまうケースも少なくありません。

一方で、成功する人は最初から結果を急ぎません。内田さんは「地味に見えるかもしれませんが、まずは数を出すことが何より重要です。少なくとも100投稿を重ねなければ、何が視聴者に刺さるのかは見えてきません」と語ります。「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」を実践し、試行錯誤を繰り返せる人ほど、結果的に成長していくのです。

では、具体的なテクニックとして何が重要なのでしょうか。内田氏は「視聴者が動画を見続けるかどうかは、ほぼ最初で決まります」と断言します。ショート動画ではわずか0.5秒、通常の動画でも最初の3秒で勝負が決まると言われています。

ここで効果的なのが、結論を先に提示したり、あえて常識を覆すような「違和感」を与える手法です。例えば「英語を覚えたければ、英語を聞くな」「本当に痩せたい人以外、見ないでください」といった言葉は、視聴者の思考を一瞬止め、「どういうこと?」と興味を引き出します。動画の冒頭は、単なる自己紹介の場ではなく、視聴者の感情を掴むための貴重な時間なのです。

情報はすでに世の中にあふれていますが、「誰が語るか」によって価値は変わります。例えば、元殊部隊隊員が教える筋トレや、年収300万のOLが2000万貯めた節約術など、「この人の経験だから聞きたい」と思わせる発信こそが、コアなファンを作ります。SNSは年齢や肩書きに関係なく、誰もが注目を集め、思いがけずヒーローになれる場所です。その構造を理解し、自分の得意なことと掛け合わせることができれば、次にスポットライトを浴びるのは、あなた自身かもしれません。

オトナンサー編集部

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