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「愛されキャラ」という名の呪い。仲良し家族の末っ子が、ある日突然“音信不通”になった理由

  • 2026.2.16

これは、知人のA子さんに聞いたお話です。
仲良し家族の末っ子として可愛がられていたはずが、実は姉たちの「パシリ」扱い!? 姪や甥まで似てきて限界を迎えたA子。勇気を出して家族と距離を置いた彼女を待っていた、まさかの結末とは? 筆者の知人A子さんの体験談です。

画像: 「愛されキャラ」という名の呪い。仲良し家族の末っ子が、ある日突然“音信不通”になった理由

「愛されキャラ」の正体は……!?

3人姉妹の末っ子であるA子さんは、いつもニコニコしていて誰からも好かれる明るい女性。家族仲も良く、休日は頻繁に実家に顔を出していると聞いていました。しかしある日、彼女がひどく疲れた顔で「また週末が終わっちゃった……」とため息をついていたのです。

話を聞くと、独身のA子さんは、休みのたびに姉たちの家へ行き、甥っ子や姪っ子たちの面倒を見ているとのこと。「子どもたちのパワーってすごいもんね!」と私が励ますと、A子さんは苦笑い。「それだけならいいんだけど、姉たちがね」

なんと実家や姉たちの家に行くと、「A子! ティッシュ取って!」「A子! コンビニでジュース買ってきて!」と、まるで下働きのように扱われているというのです。家族という甘えからか、末っ子である彼女への「いじり」がエスカレートしており、実際はただの「便利なパシリ」状態。それでもA子さんは、「お姉ちゃんたちの役に立てるなら」と笑って流していたそうです。

「ママのマネだよ!」 無邪気な子どもたちの言葉が突き刺さる

A子さんが心を痛めていたのは、姉たちの態度だけではありませんでした。最も辛かったのは、可愛がっていた甥っ子や姪っ子たちの変化です。

ある日、甥っ子がA子さんに向かって「A子はこれでもやっといて!」と命令口調で言ってきたそう。驚いて「そういう言い方は悲しいな」と諭そうとすると、そばにいた姉が「またまた~、A子はすぐムキになるんだから!」とあざ笑うように言いました。

「おばちゃんはいつもママたちにそう言われてるよね!」と無邪気に笑う子どもたち。その姿は、A子さんを軽んじる姉たちの振る舞いそのものでした。幼い頃からの「いじり」が無意識のうちに次世代に継承されている事実に、A子さんの堪忍袋の緒がついに切れたのです。

「もう無理です」 突然の音信不通作戦を決行!

「甥っ子たちは可愛いけど、このままじゃ私がダメになる……」

私にそうこぼしたA子さんは、一大決心をして家族と距離を置くことにしました。週末の誘いはすべて「仕事が忙しい」「予定がある」と断り、実家への足も遠のかせたのです。

しばらくすると、姉たちから「子どもたちがA子に会いたがってるよ!」「なんで最近来ないの?」と代わる代わる連絡がきました。いつもなら罪悪感で折れてしまうA子さんですが、今回は違いました。「自分の尊厳を守るために、心を鬼にする!」と決め、適度な距離を保ち続けたそうです。

雨降って地固まる。対等な関係を手に入れた新しい家族の形

A子さんのこれまでにない頑なな態度に、ようやく事態の深刻さを察した母親と姉たち。後日設けられた話し合いの場で、A子さんは今まで言えなかった本音をぶつけました。

「いじられるのは嫌だったし、子どもたちに軽んじられるのも悲しかった」

涙ながらに訴えるA子さんに、姉たちは「そんなふうに思っていたなんて、全然気づかなかった」「そうだよね。A子はもう大人なんだもんね。ごめんね」と平謝り。彼女たちにとっては親愛の情のつもりでも、結果としてA子さんを深く傷つけていたことにようやく気づいたのです。

それ以来、姉たちの態度は激変。「A子ありがとう」と感謝の言葉が増えました。今では甥っ子や姪っ子たちが「A子お姉ちゃんにそんなこと言っちゃダメだよ!」と、他の親戚からA子さんをかばってくれるまでになったとか。

「言いづらかったけど、ちゃんと言ってよかった!」と笑うA子さん。親しき中にも礼儀あり。大切な家族だからこそ、時にはNOを突きつける勇気も必要なのかもしれませんね。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:日向みなみ
出産を機に、子どもとの時間を最優先できる働き方を模索し、未経験からWebライターの世界へ。ライター歴10年の現在は、オンライン秘書としても活動の幅を広げている。自身の経験を元に、子育てや仕事に奮闘する中で生まれる日々の「あるある」や「モヤモヤ」をテーマに、読者のみなさんと一緒に笑って乗り越えるよう、前向きな気持ちになれるコラムを執筆中。

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