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不登校の娘への“最後の賭け”。母「海外へ行く?」日本の枠に収まらなかった才能が、世界で開花した話

  • 2026.2.16

娘の不登校に悩み続けた、筆者の友人から聞いた話です。
思い切って決断した海外留学をきっかけに、娘の人生は少しずつ動き始めました。
居場所は、思いがけないところにあるのだと感じたエピソードです。

画像: 不登校の娘への“最後の賭け”。母「海外へ行く?」日本の枠に収まらなかった才能が、世界で開花した話

出口の見えない日々

娘は、中学生の頃から学校に足が向かなくなりました。
理由ははっきりせず、朝になると体調が悪くなり、気づけば欠席が増えていきました。
中学も高校も、出席日数はギリギリでなんとか卒業はできましたが、その先の進路が見えません。何が正解なのか、母親として何をしてあげればいいのか、答えが見つからないままの日々でした。

思い切った提案

ある日、ふと「海外留学」という言葉が頭をよぎりました。
正直、娘が興味を示すとは思えなかったのですが、それでも、思い切って口にしてみました。
「短期でもいいから、海外に行ってみる?」
すると娘は少し考えて、「行ってみようかな……」とつぶやいたのです。

一か月の短期留学を終え帰国した娘は、「楽しかった。また行きたい」と笑っていました。
その表情を見て、胸の奥が少し軽くなったのを覚えています。

自分で選んだ道

それから娘は、少しずつ自分で動き始めました。
アルバイトを始め、留学費用を貯め、英会話スクールにも通い出したのです。
誰かに言われたからではなく、海外に「もう一度行きたい」という気持ちが原動力でした。
数か月後、再び海外へ。

あれから数年が経ち、娘は今、海外で自分の好きな仕事を見つけ、楽しく暮らしています。
先日、私が娘を訪ねた際、航空券の発券ミスがありました。
焦る私の横で、娘は流暢な英語でスタッフとやり取りし、あっという間に問題を解決してくれたのです。
たくましく成長した娘を見て、胸がいっぱいになりました。

居場所は、ひとつじゃない

「思い切って海外に行かせてよかった」
帰りの飛行機の中で、私は何度もそう思いました。
娘は、日本の学校では力を出せなかっただけで、世界が広がればちゃんと自分の居場所を見つけられる子だったのです。
合わない場所から離れることも、立派な選択です。遠回りに見えても、その人に合った場所にたどり着ければ、それでいいのです。
母として学んだのは、「信じて待つ」ことと、「選択肢を狭めすぎない」こと。選択肢も居場所も一つじゃないのだと、今は心から思います。

【体験者:50代・女性、会社員 回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒヤリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大下ユウ
歯科衛生士として長年活躍後、一般事務、そして子育てを経て再び歯科衛生士に復帰。その後、自身の経験を活かし、対人関係の仕事とは真逆の在宅ワークであるWebライターに挑戦。現在は、歯科・医療関係、占い、子育て、料理といった幅広いジャンルで、自身の経験や家族・友人へのヒアリングを通して、読者の心に響く記事を執筆中。

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