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妻のために率先して働く俺は気が利く旦那だと思っていた→妻から「本当に助かることを教えてもいい?」と言われ...

  • 2026.2.13
ハウコレ

俺は自分のことを気が利く方だと思っていました。妻のために料理を作ったり、いろいろ動いたりしていたのですが、なぜか妻の表情は晴れないことが多く、その理由が分からずにいました。

空回りしていた気遣い

ある日、仕事で疲れている妻のために夕飯を作ってやろうと思い立ちました。張り切ってキッチンに立ち、肉じゃがとサラダを仕上げた俺は「今日は俺が作ったよ」と得意げに報告。妻は「ありがとう」と言ってくれましたが、食後にシンクを見た妻の表情が曇ったのに気づきました。使った鍋やまな板が山積みになっていたのです。でも当時の俺は、「作っただけで十分だろう」と思っていました。

また別の日、妻が体調を崩して寝込んでいたので、「栄養つけなきゃ」と揚げ物を作りました。妻は少しだけ箸をつけて「ありがとう」と言いましたが、ほとんど残していた。なぜだろうと不思議でしたが、深くは考えませんでした。俺は「気が利くだろ?」と思い込んでいただけで、妻が本当に求めていることに気づいていなかったのです。

突きつけられた言葉

ある日、妻が真剣な表情で話してきました。「あなたの気遣いは嬉しい。でも、私が本当に助かることを伝えてもいい?」正直に言えば、カチンときました。俺なりに頑張っていたつもりだったからです。

何も言い返せないまま黙っていると、妻は一つひとつ具体的に話し始めました。

「料理してくれるなら、使った鍋はその場で洗ってほしい」「体調が悪い時は、おかゆやうどんがいい」「洗濯物は畳んでタンスにしまうところまでお願いしたい」「ゴミ出しは袋を替えるところまでやってくれると助かる」。

言われてみれば当たり前のことばかり。でも俺はどれ一つとしてできていなかった。メモを取りながら「そういうことか」とうなずくたびに、自分がいかに相手を見ていなかったか突きつけられるようでした。

少しずつ変わっていく

言われた通りにやろうとしても最初はうまくいきませんでした。料理の後に洗い物をすると、洗い残しがあって妻にやり直してもらったこともあります。洗濯物のたたみ方も妻とは違っていて、「ここはこうした方がいいよ」と教わることもありました。正直、面倒だと感じる事もありました。

でも、妻が笑顔で「ありがとう、助かる」と言ってくれる瞬間に、手を動かしてよかったと思えました。妻の体調が悪い日に「何が食べたい?」と聞いてからおかゆを作った時、「これが食べたかった」と嬉しそうに食べてくれた姿を見て、胸の奥が温かくなりました。

自分がやりたいことではなく、相手が必要としていることをする。それが本当の気遣いなのだと、ようやく身体で理解できた気がします。

そして...

今では、妻から言われる前に動けることが増えました。妻の表情が以前より明るくなったことが何よりの証拠です。「気が利くって、こういうことだったんだな」と俺が言うと、妻は「最近、本当に気が利くようになったね」と笑顔で返してくれました。

あの日、妻が勇気を出して伝えてくれなかったら、俺はずっと空回りを続けていたと思います。気遣いは自己満足ではなく、相手を見ることから始まる。そのことを教えてくれた妻に、心から感謝しています。

(30代・事務職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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