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【Aぇ! group佐野晶哉】「うまく歌おうとするより“心でぶつかる”方を選んだ」映画『トリツカレ男』インタビュー

  • 2026.2.10

“夢中になる”ことの純粋さを描く映画『トリツカレ男』の主人公の声を演じたAぇ! groupの佐野晶哉さんが、その生き方に共感し、“夢中”でいることの尊さ、そして飾らない素顔について語る。

ジュゼッペに共感し、心のままに声をのせた

作家・いしいしんじの同名小説をミュージカルアニメーション映画化した『トリツカレ男』。何かに夢中になると他が見えなくなる青年・ジュゼッペと孤独な風船売りのペチカの愛の物語だ。ジュゼッペを演じるのは、Aぇ! g roupの佐野晶哉さん。アイドルグループ活動、演技、舞台と幅広く活動する彼にとって、“夢中”は自身を映すキーワードだ。
 
「僕自身、何かを好きになるとすぐ“トリツカレる”タイプ。興味を持つとどっぷりハマって、関連するものを調べたり集めたりして。去年はカメラにハマって、気づいたら家中に増えていました(笑)」
 
役との共通点を見出した佐野さんは、ジュゼッペのまっすぐさを自然に表現することを意識した。
 
「絵のタッチが独特なので、声のトーンがリアルすぎても浮くし、アニメっぽすぎても嘘になる。ちょうどいい塩梅を見つけるのが本当に難しかったですね」
 
今作は歌唱にも挑戦。ミュージカル経験は豊富だが、声だけで感情を伝える難しさに向き合った。
 
「ペチカ役の上白石(萌歌)さんの歌を聴いた時、まっすぐで本当に素敵で。うまく歌おうとするより、“心でぶつかる”方を選びました。結果的にジュゼッペらしい歌になった気がします」

ジュゼッペの愛し方にもすごく共感した

ペチカのために行動するジュゼッペの想いをどう感じたのか。
 
「ジュゼッペはペチカを救おうとしているわけじゃない。ただ『君のままでいい』って言える人。そういう愛し方が素敵だと思いました。僕自身、“相手が居心地いい時の自分が好き”というタイプなので、そこも共感しました」
 
また、夢中になる大切さも思い出させてくれる、とも。
 
「この作品は何かに夢中になっていた頃を思い出させてくれます。恋でも趣味でも仕事でも、『好き』って気持ちは宝物。それを大事にして生きていけば、きっと誰かの心を動かせると思います」

Profile

佐野晶哉

さの・まさや 2002年3月13日生まれ、兵庫県出身。男性アイドルグループ・A ぇ! groupのメンバー。2020年俳優デビュー。近年の主な作品に映画『20歳のソウル』、主演映画『明日を綴る写真館』、ドラマ「Dr.アシュラ」などがあるほか、舞台などにも多数出演。


Information

『トリツカレ男』

©2001 いしいしんじ/新潮社
©2025映画「トリツカレ男」製作委員会
配給:バンダイナムコフィルムワークス

何にでも夢中になるトリツカレ男のジュゼッペ(佐野晶哉)が、ある日風船売りのペチカに一目惚れ。ペチカに夢中になるが、彼女の心には悲しみがあることを知る。ジュゼッペは大好きなペチカのため、相棒のハツカネズミのシエロとともに、彼女が抱える心配事をこれまでトリツカレた数々の技を使って解決していく。ペチカ役に上白石萌歌。

シャツ¥27,500(JUGEM)、ジャケット¥37,400(DOORTOROC)、パンツ¥39,600(BARNSTORMER/すべてHEMT PR)
 
撮影=神戸健太郎 スタイリング=丹ちひろ、横田勝広(ともにYKP)
ヘア&メイク=ちょうりな(JOUER) 取材&文=杉嶋未来

※InRed2025年12月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
※画像・イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください。

この記事を書いた人

杉嶋未来

舞台の制作を経てライターへ。女性誌、インタビュー誌、劇場用パンフレットやwebサイトで音楽、映画、舞台、ドラマなどエンタメ系のインタビューやレポートを執筆。著書に『ぜんぶ! 海外ドラマ』がある。

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