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【桂浜水族館】「おとどのほしいものリスト」の中身を覗いてみたら愛しかなかった

  • 2026.2.6
高知県の名勝・桂浜にある「桂浜水族館」、通称ハマスイ。公式キャラクター「おとどちゃん」の過激な発言や、個性豊かな飼育員さんたちで知られるこの場所には、全国のファンと結ばれた不思議な「運営のカタチ」があります。
高知県の名勝・桂浜にある「桂浜水族館」、通称ハマスイ。公式キャラクター「おとどちゃん」の過激な発言や、個性豊かな飼育員さんたちで知られるこの場所には、全国のファンと結ばれた不思議な「運営のカタチ」があります。

高知県の名勝・桂浜にある「桂浜水族館」、通称ハマスイ。公式キャラクター「おとどちゃん」の過激な発言や、個性豊かな飼育員さんたちで知られるこの場所には、全国のファンと結ばれた不思議な「運営のカタチ」があります。

それは、Amazonの【「おとどのほしいもの」リスト】です。日々の運営に欠かせないアイテムをリスト化し、一般公開する仕組みです。

「戦闘服」から「事務用品」まで届く、ガチな現場用品

みなさんは、Amazonの「ほしいものリスト」をご存知でしょうか。

例えば離れて暮らす親子などが、子供が「これが欲しい」と思った商品をリストに入れておき、それを見た親が「じゃあ買ってあげるよ」とポチッてあげる、といったやり取りをするパーソナルな仕組みです。

しかし、ハマスイはこのリストを一般公開!

Amazonに公開されている「おとどのほしいもの」
Amazonに公開されている「おとどのほしいもの」

Amazonに公開されている「おとどのほしいもの」

リストを覗いてみると、驚くほど「ガチな現場用品」が並んでいます。

・ ステンレススチール製の犬用ボウル(動物のごはん皿)
・ 作業服 メンズ 長袖 つなぎ(設備スタッフの戦闘着)
・ ホースや魚のエサ(まさに生命線!)

先日も、冬の寒さをしのぐカピバラたちのために「おやつにもなる牧草」をリストに入れたところ、即座に優しいファンがポチり!

桂浜水族館公式Xより
桂浜水族館公式Xより

桂浜水族館公式Xより

公式Xでは、「いただいた愛を大切に、笑顔と安心を返せるよう、スタッフ一同精進いたします!!」と、届いた牧草を前に喜びの報告が。カピィとバァラがぬくぬく過ごす様子は、まさにファンとスタッフが一緒につくりあげた光景なのです。

(ていうかカピィ、バァラって名前がまたジワりますよね)

このリストについて、広報担当の森さんに聞いてみると…

森さん:「いつも桂浜水族館を愛の限り見守ってくださり、本当にありがとうございます。Amazonほしい物リストを通して、リピーターの方だけでなく、遠方在住のファンの方や、なかなか水族館に遊びに来ることができない方など、多くのハマスイマー(ハマスイのファン)さまからエールをいただき、桂浜水族館は今日も大きな愛に支えられ、歴史を刻んでおります」

ファンの皆さんをハマスイマーというのですね!森さんによると、リストの中には500円ほどのものから数千円、数万円するものまで多種多様な備品や用品が登録されていますが、これはどのように使っているのでしょうか。

森さん:「値段やものにかかわらず、どれも桂浜水族館で重要な役割を持つものたちです。動物や魚のご飯はまさに生命線ですし、飼育道具や掃除用品は、生きものたちの生活環境を整え、おもちゃは幸福度を上げるための必需品。胴長やつなぎは水族館スタッフの戦闘着で、戦闘力(モチベーション!)アップのキーポイントに!」

自分の贈ったものがスタッフのみなさんの戦闘力アップになるなんて、そんな嬉しいことはありませんよね。そしてリストには、「穴あけパンチ」などの事務用品も並んでいますが…

森さん:「事務用品は、水族館の司令塔である事務局スタッフが使用させていただくんです。立派な影の立役者です」

そしてリストを更新すると、驚くほどのスピードで、ときには翌日には物資が届くといいます。

森さん:「お一人の方からセットで届いたり、芸能人の方から不意に届くこともあります。こうしたエールを受け取るたびに、皆さまの桂浜水族館への深い愛、そして、多くの方々の支えあってこその桂浜水族館であることを強く感じ、あたたかく見守ってくださる人がいることが大きな励みとなっております」

「事務所に飛び跳ねてくる」飼育員たちの笑顔

ところでこうした支援物資が届いた瞬間、現場の雰囲気はどのような感じなのでしょうか。

森さん:「飼育スタッフに『Amazonほしい物リストから○○が届いたよー!』と無線で知らせると、『うわー!!!ありがとうございます!!すぐに行きます!!』とみんな事務所に飛び跳ねてきて、『写真を撮ってください!感謝の気持ちを伝えたいです!』と溢れんばかりの笑顔で届いたものを抱きしめています」

桂浜水族館公式Xより
桂浜水族館公式Xより

桂浜水族館公式Xより

なんてアツくて、楽しそうな職場なのでしょう。スタッフのみなさんの気持ちが、こちらまで伝わってきますね。

森さん:「こうして日々いただく愛に、恩を返し、そして恩を送ることができるよう、スタッフ一同、勉学に励み、水族館が持つ役割を果たし、博物館としての研究発表や発信ができるよう努めてまいります」

ハマスイのSNSでは、届いた物資とともに満面の笑みを浮かべるスタッフの姿が日々投稿されています。自分の贈ったホースが掃除に使われ、贈ったボウルで生き物が食事をする…。そんな風景の投稿が、遠方にいてなかなか来場できない〝ハマスイマー〟にとっても、最高の喜びになっているんでしょうね。

「自分を壊すような応援はしないで」おとどちゃんの哲学

ハマスイは今年4月1日で、なんと創業95周年。100周年の大台を前に、森さんがどうしても伝えたい「ハマスイ流の愛」があるといいます。

森さん:「応援の形はファンの数だけあると思います。Amazonほしい物リストを利用してのプレゼントもそのひとつですし、購入だけでなく、SNSで支援を呼びかけたり、応援メッセージを寄せてくださる方の愛も大きな大きな活力となっております」

確かにお金の支援だけでなく、SNSでハマスイのことを話題に上げたり、知り合いに「こんな水族館があるんだよ~」と話したりするだけでも、一つの支援になりますよね。

森さん:「皆さまが私たちに注いでくださっている愛の源は、皆さまの大切なお金、そしてなによりも大切な心です。応援の形はさまざまですが、ファンの方々が私たちを大切に思ってくださるのと同じように、私たちもファンの皆様を大切に思っております」

この双方向の愛、それがハマスイの魅力であり、ハマスイマーを虜にしてやまないのでしょう。

森さん:「だから、桂浜水族館を応援するために、自分の心や体、健康な生活を壊すようなことだけはしないでほしい。もしも、応援のし方がわからなくなったり、心が壊れそうな時は、どうか、おとどちゃんに相談してください」

そして今回は、なんと「おとどちゃん」もemogramにメッセージをくれました!!

おとどちゃん:「ファンのみんながハマスイと一緒に楽しく生きてくれること。自分を壊さない愛を大切に、同じ時間を生き合ってくれることが何よりの応援やき!」

桂浜水族館公式HPより
桂浜水族館公式HPより

桂浜水族館公式HPより

森さんいわく、〝まっこと田舎の、ちくとキテレツな水族館〟のハマスイ。全国のファンの熱意と愛情を受けて、100周年に向け、力強く走り続けています。

ライターコメント

この取材をしたからには、筆者も「ポチ」らなくてはと思いリストを眺めているのですが、使い道を妄想しては迷って選べない…という状態が続いています。見ているだけでもとっても楽しいので、ぜひAmazonの「おとどのほしいものリスト」をのぞいてみてくださいね。

<ライタープロフィル>ゆんち

旅、食、釣りが好きな脱力系ライターです。田舎の町が好きで、旅先では温泉に入ったりおいしいものを食べたり、ぼーっと海を眺めたりして過ごしています。長年、取材の傍ら飲んで旅して釣りをして…という日々を過ごしていましたが、2人の子供を出産後、教育や健康、ライフハックにも目覚め、現在は期間限定で禁酒中。「趣味を仕事に!」をモットーに、新商品や旅行、ファッション、グルメなど、気になったことを記事にしていきます。

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