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【ほん怖】「カミソリが中に隠れているって…」浮気夫に妻が食べさせた“餃子”の恐ろしすぎる中身【作者に聞く】

  • 2026.3.10
夫の髭剃り_001 鳩ヶ森(@hatogamori)
夫の髭剃り_001 鳩ヶ森(@hatogamori)

「今夜は会社に泊まりになる」という夫の連絡から、このホラー漫画は幕を上げる。妻は夫が浮気をしていることに気づいている。今夜も女のところへ行くつもりだということもわかるが、決して口に出すことはない。

夫の髭剃り_002 鳩ヶ森(@hatogamori)
夫の髭剃り_002 鳩ヶ森(@hatogamori)
浮気相手の女から送りつけられたピアスは夫の腹の中に返した 鳩ヶ森(@hatogamori)
浮気相手の女から送りつけられたピアスは夫の腹の中に返した 鳩ヶ森(@hatogamori)
夫の髭剃り_004 鳩ヶ森(@hatogamori)
夫の髭剃り_004 鳩ヶ森(@hatogamori)

今回紹介する漫画「夫の髭剃り」を描いたのは、2023年2月に第2回朝日ホラーコミック大賞の漫画部門で大賞を受賞した鳩ヶ森(@hatogamori)さんだ。現在はWeb漫画サイトのくらげバンチ(新潮社)にて、人間を無差別に踏み殺す正体不明の怪異を描いた読み切り作品「足」を掲載しており、すでに好評を得ている。

鳩ヶ森さんの描くホラー漫画のコンセプトは「日常に潜む狂気」だ。生きている人間にとって一番怖いのは、同じく生きている人間なのだという。人間の悪意は日常に存在し、すぐ隣にいる。それどころか自分の中にもじっとりと巣食っており、朝に玄関を開けたらそこに立っているような恐怖を漫画で表現できたらと語る。

本作のテーマは家庭内の恐怖である。不倫にまつわる話題はドラマや小説でもよく取り上げられるが、狭い家の中で夫婦が対峙したとき、そこにどのような恐怖が生まれるのかを描き出した。

作中で妻は復讐のキーアイテムとして餃子を使用する。どこの家庭でもおなじみの料理に妻は狂気を包み込み、夫に食べさせるのだ。平凡な家庭料理の中に潜んでいるかもしれない刃は、まさに狭い家庭内で妻だからこそ操れる凶器であり復讐方法である。

気づいていても口には出さず、妻の中で静かに息をしていた狂気はやがてじわじわと形を帯びてくる。夫は自分のすぐ隣まで忍び寄っている狂気に気づくのだろうか。「カミソリが中に隠れているって、気づかない男多いわよね」と最後に妻はつぶやく。その日の夕飯は餃子だった。最終ページに描かれた笑っていない妻の笑顔まで、決して見逃せない構成となっている。

取材協力:鳩ヶ森(@hatogamori)

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