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「えっ?ありえない」近所のパン屋さんで遭遇した横入りする客→その後の店員の行動をうけ、思わず横入りした客に感謝した理由

  • 2026.2.5
「えっ?ありえない」近所のパン屋さんで遭遇した横入りする客→その後の店員の行動をうけ、思わず横入りした客に感謝した理由

パン屋での割り込み

週に一度のささやかな楽しみ。

それは、近所のパン屋さんの「とうもろこしパン」を買うこと。

外はカリッ、中はもちもち。

噛むたびにコーンの甘みがじゅわっと広がる、私にとっての「幸せの味」。

入店してすぐ、いつもの棚へ一直線。

そこで目にしたのは……。

「あ! あった!」

トレイの上にぽつんと残された、最後のひとつ。

(やった、ギリギリセーフ!)

心の中でガッツポーズ。

トレイとトングを手に取り、パンの元へ歩み寄ろうとした、まさにその瞬間。

私の視界の端から、誰かが素早い動きでカットイン。

「えっ?ありえない」

私が足を止める隙もなく、その人物は迷いのない手つきで、最後のとうもろこしパンを自分のトレイへ。

「…………」

呆然と立ち尽くす私。

割り込んだご本人は、悪びれる様子もなく、むしろ「ラッキー」といった顔でレジの列へ。

喉まで出かかった文句を、ぐっと飲み込む辛さ。

(あからさまな割り込み、ちょっと悔しい……)

残されたのは、パン粉だけが散らばる空っぽのトレイ。

どんよりとした気持ちで、その空間を未練がましく見つめていた時でした。

割り込まれてラッキー?

奥の厨房から漂ってくる、濃厚なバターと焦げたコーンのたまらない香り。

そして、響き渡る店員さんの元気な声。

「とうもろこしパン、ただいま焼き上がりました~!!」

その声と共に、目の前にドン!と置かれた鉄板。

そこには、黄金色に輝く、焼きたて熱々のとうもろこしパンがずらり!

湯気がほわほわと立ち上り、パチパチとパンが歌うような音まで聞こえてきそう。

「うわぁ……!」

状況は一変。

さっき割り込んでいったあの人が持っていったのは、時間が経って冷めている「最後のひとつ」。

そして今、私の目の前にあるのは、間違いなく一番美味しい、オーブンから出たばかりの「極上の焼きたて」。

「ふふっ、これ、いただきまーす!」

私は心の中で小さく勝利宣言。

トングで挟むと潰れてしまいそうなほど柔らかいパンを、大事にトレイへ。

レジに並ぶ時、さっきの割り込みさんの背中が目に入りましたが、もう怒りは雲散霧消。

むしろ、「先に持っていってくれてありがとう」と感謝したいくらい。

家に帰って頬張ったその味。

アツアツの生地から溢れる甘みは、いつもよりずっと美味しく、そして最高の「スカッと」する味がしました。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、50代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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