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「相棒で先生」はまだ1歳の癒しの馬 人生を変えた出会いと大切な居場所づくり

  • 2026.2.4

午年のことし。馬とともに、生き方を模索する女性がいます。

「馬本来の居場所をつくりたい」

そう心に決め、1頭の馬とともに生きる女性を取材しました。

馬と生きる女性

Sitakke

2026年、午年。ことしの主役も…初詣。
1歳3か月の馬「フーペ」と、隣を歩くのは野谷夏海さん(29)です。

1月3日、野谷夏海さんは深川市の音江神社にいました。
「お!すごい!フーペがお辞儀したの予想外!」

馬人生を変えた「ある出会い」

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フーペと野谷 夏海さん

2025年12月22日、野谷さんにお会いしました。

フーペを飼い始めて、9か月。深川市の自宅から約15分の知り合いの馬小屋がフーペのおうち。

顔の白い模様が、チャームポイントです。
ごはんの草をムシャムシャ。ムシャムシャ。…ムシャムシャ。

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「ほかの馬がいるというのが、1頭だと寂しいので安心してると思う。結構ウマくやっている感じ。馬だけに…(笑)」

馬との出会いは、5歳。きっかけは乗馬体験です。

馬好きとなり大学では馬術部に入部するものの、そこでは競走馬が主流。
野谷さんの馬人生を変えたのは、大学院での「ある出会い」でした。

「『働く馬』というジャンルというか、そういうものに出会った。人の営みに深く関わっている馬の姿を見て、馬が馬らしく生きているなと感じました」

馬とともにエコな林業を

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馬搬のようす

雪が降り始めた冬の初め。旭川市東鷹栖の山「ポンヌプリ」に、野谷さんとフーペの姿がありました。伐採した木を馬が運ぶ『馬搬(ばはん)』です。

『馬搬』は、昔の日本では、よく見られる光景でした。この日は、馬搬の師匠である西埜将世さん(45)のお手伝い。

野谷さんは、こうした馬や山にかかわる仕事で生計を立てています。

丸太1本あたり数百キログラムという重さを、馬がスイスイと運んでいきます。

ポンヌプリの所有者の山本牧さんが「この森の針葉樹を減らして、開けたところに広葉樹の若い木を増やしたい」と作業の目的を教えてくれました。

「馬は表面を傷めないようにして運べる」

山を荒らさず伐採や保全ができる、CO2が出ない、エコな林業。それが『馬搬』です。

フーペの担当は?

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フーペはというと…まだ見習い中。

「まさか自分がやると思っていないだろうな」野谷さんがつぶやきます。

先頭を走る体重約1トンの馬と比べて、まだ130キロのフーペ。戦力となるにはまだ時間がかかりそうです。

「木は運んでいないけれど、人の相手をして、癒し担当です」

師匠の西埜さんも「フーペは本当に…癒されました」といいます。

野谷さんは「馬の居場所は仕事であると思っているので、馬が働ける環境をつくるとか、働ける馬をつくるというのが、馬の居場所をつくることにつながる」と話します。

子どもたちにとっては仲間!?

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改造したキャンピングカー

フーペと一緒に移動できるように、キャンピングカーを改造。
車のなかでもフーペは…ずーっと草をムシャムシャ。野谷さん、思わず見とれてしまいます。

週に1回訪れる、認定こども園。みんなにとっても、もうフーペがいる光景が当たり前になっているようです。

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「乗りたーい!乗りたーい!」

子どもたちにとっては、むしろ仲間といったところでしょうか。

フーペの今後

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野谷さんは「いろんな環境でいろんな刺激があって、こういうのを繰り返して、いろんな環境で落ち着いていられるようになるんじゃないかな。生きる力がつきそう」と期待を込めます。

そんなフーペ。ずっと草を食べていて、みんなに置いて行かれちゃいそうな場面も。

「まだ食べたいって…どうしよう」野谷さんも苦笑いです。

「フーペは相棒であり、先生であり、教えているというよりも教わっているという感じ。不思議な存在」

「フーペー!!!!!」子どもたちの声が響きます。

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野谷さんは、フーペは今回はみんなの癒し担当でしたが、今後は馬搬、馬耕などの牽引の仕事をしてもらいたいということです。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あま

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2026年1月5日)の情報に基づきます。

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