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「今知りたい」に応える学習教材を、AI画像生成で試作してみた話

  • 2026.2.3

こんにちは。新しいテクノロジーを試しながら、暮らしや子育てに取り入れる方法を模索している主婦のまりです。

「ちょうどいい教材がない」問題は、よく起きる

子どもの勉強につきあっているとき、「今まさにそこが知りたいのに、ちょうどいい教材がない」と感じたことはありませんか。探しているうちに時間だけが過ぎて、さっきまであった子どもの興味が、すっと消えてしまう。そんな家庭のあるあるを解消するために、これまでは「探す」一択だった行動を「その場で作る」という選択肢へ切り替えてみた話です。

我が家の「貼る学習」と、いつもぶつかる壁

我が家では、リビングやトイレなど、ふと目に入る場所に地図や学習ポスターを貼っています。勉強しようと構えなくても、ふと目に入ることで、知識に触れる機会が増えたらいいな、という意図です。ただ、ここでいつも困るのが「我が子にドンピシャなものが売っていない」こと。市販の歴史ポスターは範囲が広すぎるし、ネットで探しても一般的な教材ばかり。「うちの子が今つまずいている、この一点」をわかりやすく説明した資料は、なかなか見つかりません。

探しても、たどり着かない

じゃあ自分で作る? 私の場合は、イラストを描いたりデザインソフトを使いこなしたりする時間や技術がなく、結局そこで断念してしまいます。「我が子にぴったりの教材を探す」「ゼロから自作する」、どちらの行為も、家庭学習では思った以上に時間と気力を使う部分なのかもしれない。そんなふうに感じるようになりました。

図書館や書籍で調べることも大切。でも「今この瞬間」に間に合わない時もある

図書館で一緒に調べたり、図鑑を開いたりする経験は大切です。我が家でも、基本はそちらを大事にしています。ただ現実には、夕食前の15分、宿題の合間のふとした疑問など、「今すぐ何か見せてあげたいけれど、余裕がない」という場面もあります。そんな時の補助的な選択肢の一つとして、AI画像生成を試してみることにしました。

AI画像生成を試す前に知っておきたいこと

私が試したのは、Googleの生成AI「Gemini」です。Geminiは、Googleアカウントがあれば基本機能を無料で使うことができます。ただし、日本では原則13歳以上(個人アカウントの場合)の年齢制限があります。また、画像生成機能については18歳以上の制限がある場合もあります。※年齢やアカウント種別、地域、管理者設定などで利用可否が変わることもあるため、詳細はGoogleの利用規約を確認してください。基本的な流れは、次のような形です。1.ブラウザで gemini.google.com にアクセス2.チャット画面に、やってほしい内容を文章で入力3.画像を作りたい場合は、「画像を生成」ボタンをクリック4.数秒〜数十秒待つと、画像が表示される

実際に作ってみた:幕末の勢力関係

例えば、歴史の流れが複雑で息子が混乱していた「幕末の勢力関係」。文章だけでは、「誰が誰とどう対立していたのか」が掴みにくい様子でした。そこで、次のようにAIに指示してみました。『 小学生が幕末の勢力関係を一目で理解できる関係図を作ってください。江戸幕府(将軍側)、倒幕派(薩摩・長州など)、朝廷(天皇側)、外国勢力(ペリー来航・欧米)を、立場の違いが分かるように整理してください。 』十数秒待つと、各勢力が配置された図が表示されました。AIは毎回違う絵を描くので、どんな図が出るかは指示してからのお楽しみです。私が試したときは、幕府側と倒幕派が左右に分かれ、そこに黒船のような外国船が迫ってくる構図でした。もちろん、歴史は複雑で、単純な対立図では表しきれない部分も多く、細部の正確性には疑問が残る場合もあります。あくまで大まかな対立構造をイメージで掴むための「最初の1枚」として、導入に使える場面があると感じました。

我が家が工夫している3つのポイント

Point1:「グラレコ風」などの指示で図解的に

ただ「絵を描いて」と指示すると、装飾的なイラストになることがあります。「グラフィックレコーディング(グラレコ)風に」や「教科書の図解風に」と指定すると、装飾より情報を伝えることを優先した、シンプルなデザインになりやすい印象です。※グラフィックレコーディング=会議やセミナーの内容を、図やイラストでリアルタイムに記録していく手法

Point2:「1枚1テーマ」で情報を絞る

市販のポスターは情報量が多く、どこを見ればいいか迷ってしまうことが我が家ではありました。AIで作るなら、「長篠の戦いだけ」「光合成のしくみだけ」と、テーマを一つに絞るのが我が家では合っているように感じています。必要に応じて複数枚に分けることで、理解の段階に合わせて貼り替えることもできます。「今、この子が知りたいこと」に焦点を当てられるのが、AI生成を試してみる利点の一つだと感じています。

Point3:複数パターン生成して子どもに選ばせる

AIの特徴として、同じ指示でも毎回違う絵が出ることがあります。2〜3パターン作ってみて、子どもに「どっちがわかりやすい?」と選ばせることもあります。子ども自身が選んだものの方が、壁に貼った後も目が向きやすいように感じる場面もありました。

他の使い方:慣用句の図解

慣用句やことわざも、イラストと相性がいいと感じています。例えば、AIに『慣用句「歯が立たない」を説明するような1枚の画像を作ってください。』と頼むと、大きな岩に必死で噛み付こうとして、汗をかいているキャラクターのような絵が出てきました。視覚的に「どうにもならない」というイメージが伝わりやすくなる可能性があり、暗記になりがちな語彙学習を、言葉と感覚を結びつけるきっかけとして使える場面もありそうです。

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改めて:使ってみて感じた注意点

便利な反面、気をつけたい点もあります。生成された内容が必ずしも正確とは限りません。特に歴史の解釈や科学的な説明については、誤りや簡略化が含まれる可能性もあります。「全体のイメージを掴むための導入」として使い、細かい事実は必ず教科書や信頼できる資料で確認する。その確認作業も含めて親子で学ぶスタンスが、我が家では、ちょうどいい距離感だと感じています。

「探す」より「作る」という選択肢

以前は「ちょうどいい教材がない」と諦めていた場面でも、今は「なければ作ってみようか」という選択肢が我が家には増えました。生成されたポスターの完成度や正確性には限界がありますが、「知りたい瞬間に一緒に試してみる」プロセス自体が、親子のコミュニケーションや学びになっている、そんな感覚があります。市販の教材や手作りの工夫、それぞれの良さがあります。その上で、我が家のような家庭に合う形を探すための一つの選択肢として、生成AIを無理のない範囲で試してみるのもありかもしれない、と感じています。【編集部注】本記事は2026年1月時点の情報に基づいています。Google Geminiの機能や利用規約は変更される可能性があります。実際にご利用される際は、最新の利用規約をご確認ください。また、本記事で紹介する方法は主に家庭内での個人利用を想定しています。生成したコンテンツを公開・商用利用する場合は、別途規約の確認が必要です。

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X:まり(@m316jp2)

note:まり丨めんどくさいをテクノロジーで解決したい子育て中の主婦

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