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焼肉屋で「理解できない」注文後、目撃された客の“危険行為”に物議「これ本当に多い」「一人焼肉が正解」

  • 2026.2.12
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出典:PhotoAC ※画像はイメージです

家族や友人と一緒に楽しむ焼き肉やBBQ。家族や友人と一緒に楽しむ焼き肉やBBQは、多くの人にとって身近なレジャーです。ジュージューという音を聞きながら、焼きたての肉を頬張る瞬間は格別ですよね。「週末に焼き肉屋さんへ行く予定」「春になったら庭でBBQをしたいな」という方も多いのではないでしょうか?

ところで、焼き肉を食べる際、トングの使い方について意識したことはありますか?実は最近、SNS上で「生肉を触ったトングで、焼けた肉をそのまま取るのは危険では?」という話題が注目を集めているようです。

「トングなんて、焼く時も取る時も同じものを使えばいいでしょう?」そう思われる方もいるかもしれません。しかし、生肉に触れたトングをそのまま使い続けることには、実は大きなリスクが潜んでいるのです。

そこで今回は、生肉に触れたトングの危険性と、正しいトングの使い分けについてご紹介します。

生肉を触ったトングはなぜ危険?使い回しのリスクとは

焼き肉を食べる際、「生肉を網にのせるトング」と「焼けた肉を取るトング」を分けずに、同じトングを使う方は少なくないかもしれません。しかし、この何気ない行動には、実は大きなリスクが潜んでいるのです。

生肉には、食中毒を引き起こす可能性のある菌が付着していることがある

生肉には、腸管出血性大腸菌(O157、O111など)、カンピロバクター、サルモネラ属菌など、食中毒を引き起こす菌に汚染されている可能性があります。

「鮮度が良ければ菌なんていないでしょう?」そう思われる方もいるかもしれません。しかし、新鮮な肉であっても侮れない状況なのです。

神奈川県横浜市が、令和元年度から令和5年度にかけて行った調査によると、「市内に流通している鶏肉の36%からカンピロバクターが検出された」という結果も出ています。市販されている生の鶏肉にも、菌が潜んでいるというわけですね。

これらの菌が体の中に入ると、激しいお腹の痛みや下痢、血が混じった便、熱といった症状が出ることがあります。ひどくなると、菌によっては溶血性尿毒性症候群(HUS)やギラン・バレー症候群といった重い病気になることも。重症化し、死亡例が報告されている菌もあります。

また、これらの菌はわずかな量でも体調を崩してしまうという特徴があります。つまり、「ほんの少しだから平気」と甘くみてはいけない菌なのです。

このように、新鮮なものかどうかにかかわらず、生や加熱不十分なものは重篤な食中毒が発生する危険性があります。菌やウイルス、寄生虫は加熱により死滅します。このため、肉、レバーなどの内臓は、よく加熱して食べましょう。特にお子さんやお年寄りなど抵抗力の弱い方は、注意が必要です。

トングを通じて、焼いた肉に菌が移る!

もし生肉に食中毒を引き起こす菌がついていた場合、それを掴んだトングにも当然菌がくっつきます。そのトングで焼けた肉を取ると、トングを通じてまた菌が移ってしまうのです。そして、菌が再度くっついた肉を口に運んだら…?生肉を食べるのと同じくらい危険ですよね。

「ホットプレートから肉を取るとき、表面の熱で菌が死ぬんじゃない?」そう思われる方もいるかもしれません。しかし、愛知県岡崎市が行った実験では、トングをホットプレートの熱にかざしても十分な殺菌効果が得られない可能性があることが示されています。つまり、「ちょっと火にかざせば大丈夫」という考えは間違いなのです。

今日から実践!トングの正しい使い分け方

では、具体的にどうすれば安全に焼き肉を楽しめるのでしょうか?ここでは、今日からすぐに実践できるトングの使い分け方をご紹介します。

基本は「トング・トング・ハシ」

愛知県岡崎市では、焼き肉による食中毒を防ぐための合言葉として「トング・トング・ハシ」という言葉を広めています。

具体的な手順は、次の通りです。

  1. トングで生肉を掴んで網へのせる
  2. 表面が焼けたら同じトングでひっくり返す
  3. 裏面にしっかり火が通ったら、お箸で取り上げる

つまり、「焼く作業まではトング、網から取って食べる時はお箸」ということですね。この方法なら、生肉に触れたトングが焼けた肉に触れることがないため、菌が移るのを防ぐことができます。

「トング・トング・ハシ」。リズムよく覚えやすい合言葉なので、ぜひ焼き肉をする際に思い出してみてください。

大手焼き肉チェーン店も推奨!トングの使い分け

実は、大手の焼き肉チェーン店でも安全な食べ方を推奨しています。

例えば、焼き肉チェーン「牛角」では、公式サイトに掲載された「牛角からの6つのお願い」の中で、

お肉を焼く時は一人一本トングを使ってよく焼き、焼けたらお箸で網から取ってお召し上がりください
出典:牛角からの6つのお願い(牛角)

と案内しています。これも、先ほどの「トング・トング・ハシ」と同じ考え方ですね。

また、「焼き肉きんぐ」でも、公式サイトの「焼き肉きんぐ 安全・安心の取り組み」の中で、

安心して焼肉を楽しんで頂きたいので、生肉用と焼き終わった肉用の二種類を用意させて頂いてます。焼いている時は生肉用のトングを使ってください。
出典:おいしい焼き肉をみなさまへ 焼き肉きんぐ 安全・安心の取り組み(焼き肉きんぐ)

と呼びかけています。お店側でも、トングを2種類用意することで安全対策を取っているのです。

このように、焼き肉を提供するプロも「トングの使い分け」を大切にしていることがわかりますね。

その他の注意ポイント

トングの使い分け以外にも、気をつけたいポイントがあります。

まず、焼き上がった肉に、生の肉を上から重ねないこと。せっかくしっかり火を通した肉に、生肉から菌が移ってしまいます。肉は一枚ずつ、丁寧に焼きましょう。

また、もし食べるお箸で生肉をつかんでしまった場合、そのお箸は交換してください。「火であぶれば大丈夫」と思われるかもしれませんが、先ほどもお伝えした通り、火にかざしても十分な殺菌効果を得ることはできません。念には念を入れましょう。

トングの使い分けで、安心して焼き肉を楽しもう

今回は、生肉を触ったトングの危険性と、正しいトングの使い分けについてご紹介しました。

SNS上では、トングの使い分けについて「食中毒を防ぐために、トングを分けることは大切なんだね」「トングで焼いて、お箸で取るって覚えよう」「面倒かもしれないけれど、食中毒になるよりずっといいよね」「使い分けないのは理解できない」「使い分けない人、これ本当に多い」「これなら一人焼肉が正解な気が」といった声が見られました。

「トング・トング・ハシ」という合言葉を思い出して、焼く時はトング、取る時はお箸と使い分けるだけで、このリスクを大幅に減らすことができるのです。もちろん、「焼き肉きんぐ」のように2本のトングを使い分けてもOKですよ!

ちょっとした工夫で、家族や友人と安心して焼き肉を楽しむことができます。次に焼き肉をする際は、ぜひ今回ご紹介した方法を試してみてくださいね。


参考:
お肉はおいしく、楽しく、安全に トング トング ハシが愛言葉(愛知県岡崎市)
実験!!正しいトングの使い方(愛知県岡崎市)
腸管出血性大腸菌による食中毒に注意しましょう。(厚生労働省)
肉の生食・加熱不足で起こる食中毒について(神奈川県横浜市)
おいしい焼き肉をみなさまへ 焼き肉きんぐ 安全・安心の取り組み(焼き肉きんぐ)
牛角からの6つのお願い(牛角)


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