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【キャシー中島さん・72歳】現在の自宅を紹介!娘夫婦とストレスなく住む秘訣も[後編]

  • 2026.1.27

【キャシー中島さん・72歳】現在の自宅を紹介!娘夫婦とストレスなく住む秘訣も[後編]

40代で、静岡県御殿場市の緑に囲まれた一軒家から現在の自宅である、都心の三軒茶屋へと住まいを移したキャシー中島さん。転居のきっかけとなった出来事や、現在の暮らしについて伺いました。

お話を伺ったのは
キャシー中島さん キルト作家

きゃしー・なかじま●1952年ハワイ生まれ、横浜育ち。
69年より芸能活動をスタート。現在はタレント業のかたわら、キルト作家として創作や指導、キルト文化の普及に情熱を注いでいる。
国内外のキルト作家の作品を一堂に集めた「第3回ワールドキルトフェスティバル 2024」(パシフィコ横浜にて11月7日~9日)は、キャシーさんの作品を見るチャンス。ぜひ会場へ足を運んで。

キャシー中島さんのこだわりは「屋上庭園」

ちょうどその頃、七奈美さんの大学入学、雅奈恵さんの俳優デビューという出来事も重なり、転居を決意。キルトスタジオが開設できる場所を念頭に、土地を探す中で出合ったのが、三軒茶屋の土地だった。

「もともと年をとったら都会に住みたいという思いはあったんです。田舎暮らしは体力があるうちはいいけれど、車が運転できなくなったら買い物にも行けなくなってしまう。それを考えたら、老後は歩いて買い物に行けて、多くの人と触れ合える場所がいいなと。三軒茶屋はどこに出るにも便利だし、人も雰囲気もあたたかい街。ここに決めて、大正解でしたね」

その土地に家を建て、7年ほど暮らしたのち、敷地を買い足して建て替えたのが現在の家。いちばんのこだわりは屋上だと、キャシーさんは胸を張る。

「御殿場の緑の中で育った子どもたちは自然が大好き。私も、庭に出て家族みんなでご飯を食べる時間が好きだったから、東京の家でもそういう場所が欲しくて屋上に庭を造ったんです。今では季節ごとに、しだれ桜やプルメリアなどさまざまな花が咲き、オリーブやグアバも実をつけるオアシスに。孫やわが家の8匹の猫たちもこの庭が大好きで、みんな元気にのびのび遊んでいるんですよ」

植物の世話は夫婦一緒に丹精込めて

ローズマリーやペパーミントなどのハーブは、自宅近くにオープンしたカフェでも活躍。「屋上に咲くバラの花で、ポプリを作るのも楽しみです」

娘夫婦とは互いにストレスのない距離感をキープ

キャシーさんが作っておいてよかったと実感しているものが、もうひとつ。それは、将来子どもたちと同居してもいいようにと、当時子ども部屋として使っていた2階スペースにも水道や排水設備を設置しておいたこと。おかげで、雅奈恵さん家族との同居に伴うリフォームも、スムーズに進んだそう。

「ただ、雅奈恵たちが住む2階にはシャワーブースはあるけれど湯船はないので、お風呂はわが家と共有。孫たちは私たちが暮らす3階に上がってきてお風呂に入り、私や勝野とちょっと遊んで『おやすみなさい』と2階に下りていくのがいつものコースです。同居した当初は食事も共にしていましたが、娘の夫がスイスの方で、食事の好みも文化もまったく違っていて。これはお互いストレスだし、よくないぞと思って、娘に『食事は別にしようね』と伝えました。今はときどき一緒に外食したり、市販の総菜を差し入れしたりはするけれど、基本的に食事は別々。お互いストレスのない、いい距離感を保っています」

では夫である、勝野さんとの距離感は?

「私たちの暮らすスペースには、個室がないんですよ。屋上に勝野用のちょっとしたコーナーはあるのですが、彼はまったくそこに寄りつかないの(笑)。彼の定位置はリビングだし、私がキルトを縫うのもリビングのテーブルの上。要するに私たちは、家族の息遣いが聞こえる場所にいたいんですよね。私も勝野も両親が幼い頃に離婚して、勝野は祖母に、私は母の知人に預けられて育ちました。そのせいか、家族に対する思いがとても強くて。できるだけ一緒にいたいという気持ちが強いのかもしれませんね」

現在、キャシーさんは72歳。これからもこの家で家族とともに暮らしていくのかと問うと、こんな答えが返ってきた。

「御殿場から越してきたときには、ここが終の住み処になるという考えはなかったけれど、最近、老後に備えてリフォームしようかという話が出てきているんです。リフォームするとしたら、駐車場になっている1階に私たちの住まいを移したい。生活がラクになるということはもちろんですが、それ以上に家族の空気を感じていたいなと思って。今、私たちは3階に住んでいるので、娘たち家族に用事があって2階に下りたとき、誰もいないことがあるんです。でも1階に住んでいれば、家族の『行ってきます』の声が聞こえるし、『行ってらっしゃい』と声をかけることもできるでしょう? そんな暮らしができたらいいな、なんて思っています」

家族の思い出の地に建てたキルトミュージアム

御殿場の家は、「スタジオKキルトミュージアム」として公開。キャシーさんの代表作など、貴重な作品が多数展示されている。敷地内にある緑色の建物は、実はトレーラーハウス。パッチワークキルトのキットや生地を販売している。

取材・文/恩田貴子

※この記事は「ゆうゆう」2024年12月号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。

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