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「専業主婦は楽でいいよね」復職した友人の豹変に絶望。楽をするために辞めたんじゃないのに。私の決断は

  • 2026.1.30

昔からの友人でも、ライフステージの変化によって少しずつ価値観にズレが生じてしまうことってありますよね。お互いの状況が違うからこそ、無意識に言葉で傷つけ合ってしまうことも……。今回は、筆者の友人の体験談をご紹介します。

画像: 「専業主婦は楽でいいよね」復職した友人の豹変に絶望。楽をするために辞めたんじゃないのに。私の決断は

友人との分岐点

C奈とは学生時代からの仲で、お互いが結婚した後も定期的に会う親しい間柄でした。

昨年、私たちは偶然にも同時期に第一子を出産。
日々の悩みや子どもの成長を共有し、支え合いながら育児に奮闘していました。

しかし、育休を終えて復職したC奈に対し、私が出産を機に退職して専業主婦になったことで、その関係に変化が生じたのです。

退職前の私の仕事は、海外出張も多い激務。
両家の両親も遠方で頼ることはできず、夫も多忙を極める中、とても仕事と育児の両立ができるような状況ではありませんでした。

やりがいを持っていた仕事を手放すのは勇気がいりましたが、私なりに悩みに悩んで下した、苦渋の決断でした。

心の余裕を失った友人の言葉

それでも、あの日までは、まだ「お互いに置かれた状況が変わっても、これまで通り仲良く付き合っていける」と思っていたのですが……。

久々に会ったランチ中、C奈は疲れた顔で

「専業主婦って、なんていうか、楽でいいよね。私は働いてないと社会から取り残されるのが怖くて無理だわ」

と言い放ちました。

その言葉は、終わりのない家事や育児、孤独と戦う私の毎日を全否定されたようで、「なんでそんな言い方をするんだろう?」と、唖然としてしまいました。

私だって、本当は辞めたくなかった。
仕事への未練や後悔もある。
それなのに、まるで楽をするために専業主婦になったような言い方をされ、内心ムッとしたのも事実です。

誰かを否定することで守るプライド

思わず言い返そうとしましたが、C奈の攻撃的な目を見て、言葉を飲み込みました。

C奈は、仕事と育児の両立という過酷な現実の中で、誰かを見下すことでしか自分のプライドを保てなくなっていたのでしょう。

「働く私のほうが正しい」と思わなければ崩れてしまうほど、ギリギリのところで踏ん張っていたのだと思います。

けれど、その時は私もいっぱいいっぱいでした。
自分の正しさを証明するために他人の生き方を否定する人と、無理をして一緒にいる余裕はなかったのです。

「今」を肯定しながら

結局、その日を境にC奈とは距離を置くことになりました。

ライフステージが変われば価値観も変わります。
それ自体は悪いことではありません。
悲しいけれど、お互いがいつか心の余裕を取り戻した時に、また昔のように笑い合えればいいと願っています。

人には人の事情があり、正解のない選択を繰り返して生きています。
今はただ、自分が選んだこの日々を、自分自身でしっかりと肯定してあげたい。そう思う毎日です。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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