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19歳で役者デビュー→「3畳1間」の極貧生活から大ブレイクした 下積み20年の“遅咲き女優”とは

  • 2026.2.14

俳優・江口のりこのいるドラマは締まる印象がある。

彼女が作品にいることで作られる深みについて、今回は出演作を振り返りながら考察していきたい。

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2013年撮影、女優・江口のりこ(C)SANKEI

芸能界入りは中学卒業後のタイミング

兵庫県出身の江口が女優を志したのは、中学卒業後。高校へは進学せず、アルバイト生活を送りながら生活している中で、映画女優を志すようになったそうだ。

そして、19歳の頃に柄本明が座長を務める劇団東京乾電池の研究生となり、2000年に正式入団。アルバイトをしながら、3畳1間のアパート暮らしをしていたそうだ。

一気に名を広めたのは伝説的日曜劇場

そこから『時効警察』シリーズ(テレビ朝日系)や、主演を務めた『野田ともうします。』シリーズ(NHKワンセグ2)にて、欠かせない存在となった江口。

ただ、彼女のインパクトを強烈なものにした作品を振り返るならば、私はやはり2020年に放送された日曜劇場『半沢直樹』という作品を推したい。ここで江口が演じたのは、元キー局のアナウンサー・白井亜希子。支持率回復を目指す的場政権の内閣改造の目玉として当選2期ながら国土交通大臣に大抜擢され、国民からの人気は絶大。女性初の首相を目論むという役どころだ。

最初こそ、なんとも手強い相手のように思えたが、話が進んでいくに連れ、元キー局のアナウンサー時代のバッグボーンが活きてくる。その心境の変化、ある一種の成長物語を見事に演じきり、確実にドラマを見た視聴者の心に印象を刻んだ印象だ。

大人気シリーズで民放連続ドラマ初主演

そこから1年後、江口にとって名刺となる作品が誕生する。それが『ソロ活女子のススメ』(テレビ東京系)だ。

同作は、フリーライターの朝井麻由美によるエッセイを原案とし、出版社編集部の女性社員・五月女恵が退社後の“ソロ活”を邁進していく、ひとりの贅沢時間を楽しむといった物語。本作で、江口は民放連続ドラマ初主演。ソロ活が好きな女性たちから、その等身大の姿、江口が淡々と心を震わせていく様子が共感を生み、支持を獲得した印象だ。

2021年から2025年まで5シリーズも続いている人気シリーズ。毎年、4月期のドラマとして放送されているがゆえに、2026年4月期にも放送されないだろうかと楽しみにしている。

等身大のバリキャリ主婦役に共感を誘う

目覚ましい活躍が止まらない江口ではあるが、個人的に推したいのは、『対岸の家事〜これが、私の生きる道!〜』での長野礼子役である。同作で江口が演じたのは、仕事と育児を両立しながら働く2児のママ。

産休を取って間もない頃こそ、専業主婦を「お気楽なもの」と思っていたがゆえに、仕事と家事を両立させるのは当たり前。それをできない自分を認めることができず、知らずのうちに自分を追い詰めてしまうという役なのだが、その葛藤がなんともリアルで視聴者の心を打った印象だ。

このように江口の役は、どれも見ている人の心に刺さる等身大の魅力を持っている印象。

2026年1月期のドラマ『再会〜Silent Truth〜』でのキーマン・飛奈淳一(竹内涼真)とバディを組み、殺人事件の捜査にあたっている南良理香子としても活躍中の江口。これから先も、物語に視聴者を引き込む存在として活躍してくれるのではないかと1ファンとして楽しみである。


ライター:於ありさ
ライター・インタビュアー。サンリオ・アイドル・恋愛コンテンツ・お笑いが好き。マイメロディに囲まれて暮らしている。
X(旧Twitter):@okiarichan27


※執筆時点の情報です。