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読めそうで読めない!「一入」はなんと読む?→気になる正解は?【漢字クイズ】

  • 2026.2.25

世界にはさまざまな言語がありますが、そのどれにも、基本的に文法という一定の規則が存在します。文法という共通認識があるからこそ、私たちは言語を通して物事を理解し合えるのです。

そして、文法を構成する基本要素の一つが、動詞や形容詞などの「品詞」です。

今回ご紹介する「一入」という漢字は、副詞として用いられる語です。読み方はもちろん、意味も一緒に確認していきましょう!

問題

「一入」はなんと読む?
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用言を修飾する言葉

「一入」の正しい読み方は「ひとしお」です。「他の場合と比べて程度がいっそう増すさま」という意味を持ちます。「一段と」「いっそう」「ひときわ」などは、類義語です。

「一入」は副詞に分類されます。副詞とは、主に用言や文全体を修飾する品詞です。そのため、「自然の美しさが一入身にしみるようになった」や「懐かしさが一入つのる」などのように使われます。

語源は染め物

みなさんは「一入」という言葉の由来をご存じですか?

もともとは染色用語で、布を一度染め汁に浸すことを「ひとしお(ひと塩)」といいました。染め物を染め汁に浸すと、一度ごとに色が濃くなっていきますよね。その様子から、「程度がいっそう増す」という意味で使われるようになったのです。現在では、その音に当て字として「一入」が用いられています。

染め物が語源になっているなんて面白いですよね。

語源を知ることで、言葉への理解はさらに深まります。分からない漢字に出会ったら、読み方や意味だけでなく、ぜひその語源まで調べてみてくださいね。


参考文献: 大辞林、新明解国語辞典、明鏡国語辞典


文(編集):そこさん
元国語科教員。一文字でたくさんの意味を持つ漢字に魅了され、大学では中国文学を専攻し、漢詩について研究。とても身近なのに、意外と深くは知らない漢字。読むだけでちょっと賢くなれる、そんな豆知識をお届けします!