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ことしも芸妓の稼ぎどき…扇子や帯元にそれぞれの新年の装いが【さっぽろ芸妓日記vol.37】

  • 2026.1.21

札幌で芸妓をしております、「こと代」と申します。 「芸妓」といえば、京都のイメージが強いと思います。
しかし北海道にも開拓期から道内各地に花柳界がございました。
現在は札幌のみになってしまいましたが、「さっぽろ 名妓連」には11名の芸者衆が所属し、毎日お稽古、お座敷などで活動しております。

Sitakke

連載「さっぽろ芸妓日記」では、札幌の花柳界の歴史や文化などをご紹介していきたいと思います。お付き合いのほど、どうぞ宜しくお願いいたします!

新年、明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願いいたします。

この度も大晦日から元旦にかけて、阿寒のとあるホテルでの公演に呼んでいただきました。

お泊まりのお客様に向けた大晦日・元旦公演は、気がつけばことしで3年目。
すっかり恒例行事となり、年の瀬になると「ことしも阿寒へ」という気持ちが自然と湧いてきます。

世間では“お正月休み”という言葉がありますが、芸妓にとってお正月は昔から特別な時期。
以前の記事にも書きましたが、「芸妓のお正月は稼ぎどき」と言われるほど、おかげさまで忙しくさせていただいております。

新しい年をお客様と一緒に迎えられるこの時間は、とてもありがたいものと感じております。

午年の装い

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ことしは午年。それに合わせて、午柄の扇子とハンカチを揃えました。

ハンカチは、お姐さんから贈っていただいたもの。
ふとした瞬間に手に取るたび、その心遣いが胸に残ります。

干支の扇子は、毎年何種類か用意されていて、それぞれが「これだ」と思うものを選べるのも、ひそかな楽しみのひとつです。

帯元に込める思い

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お客様からいただいたお守りは、帯に付けています。(におい袋も一緒に)
人によって付けているお守りはそれぞれ違っていて、帯元を見ると、その人らしさやこれまでのご縁がそっと表れている気がします。

心新たに

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新しい年を迎えると、身につけるものを少し新しくしたり、何かひとつ新調したり。ほんの小さなことですが、それだけで気持ちは不思議と切り替わります。
忙しいお正月の中でも、「ことしもまたここから始まる」という感覚を大切にしながら。

心新たに迎えた一年を、丁寧に歩いていきたいと思います。

***

連載さっぽろ芸妓日記」
文:さっぽろ名妓連 こと代
編集:Sitakke編集部あい

<「こと代」プロフィール>
札幌生まれ、札幌育ち。2018年にお披露目して以降、現在も最北の花柳界「さっぽろ 名妓連」で芸妓として活動中。開拓期から続く北海道の花柳界文化をたくさんの方に 知っていただくべく日々奮闘中。飼い猫達と遊ぶことが日々の癒し。

※内容は掲載時(2026年1月)の情報に基づきます。

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