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シマエナガに会えるかも!冬の森で大活躍するアイテムとは 森で働くスタッフが解説

  • 2026.1.19

冬の森でスノーシューを楽しむ!

連載「森に行こう! ~身近な自然におもしろさが詰まっている~」
札幌にある「滝野すずらん丘陵公園」の「滝野の森ゾーン」から、森の住人KENTAが、自然の魅力や楽しみ方を伝える連載です。

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2026年が始まりました。

今自分がお仕事をさせてもらっている国営滝野すずらん丘陵公園は、昨年の12月23日から「滝野スノーワールド」として冬季開園が始まっています。

冬はチューブそりで遊んだり、小さなお子様でも安心のゲレンデスキーなどが楽しめますが、ここ数年じわじわと人気が出てきているのが「スノーシュー」です。

今回は冬の森を楽しむために、あると必ず活躍する「スノーシュー」の楽しみ方をお伝えします!

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「スノーシュー」とは別名で「西洋かんじき」とも呼ばれます。

スキーやスノーボードなどと同じようなものをイメージされている方も少なくないんですが、「滑るためのもの」ではなく「雪深い場所でもそれほど埋まらず歩くためのもの」です。

雨の日に濡れないように長靴を履くのと同じようなものだと思ってください。

なので、スノーシューが一番活躍するのは何といっても「雪深い冬の森」です!

冬の森で自由を手に入れる

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夏の森は、散策路以外の場所は笹やぶになっていたり倒木があったりして入ることができない場所が多いんですが、冬になるとそれらがすべて雪で隠れてどこでも入れるようになります。

ただ、雪が深くなった後は何も履かずに入っていくと膝や太ももまで埋まってしまって前に進めません。

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スノーシューがないとこんな感じになります。。。

そこで登場するのが「スノーシュー」なんです。

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メーカーや型番によって形や履き方は様々です

スノーシューを履くと「浮力」が付くので埋まりづらくなります。

サイズが大きくなるとより埋まりづらくなりますが、その分重くなり取り回しはしづらくなるので、自分の体や体力にあったものを選んでください。

誰でも!すぐに!どこまでも!

スノーシューのいいところを3つ挙げると、まず一つ目は「練習がいらない」ということ。

スキーやスノーボードは練習をしないと上手に滑ることができませんが、スノーシューは足に着けて「歩く」だけなので、普段あまり運動していない方や、雪が降らない地域の方でも簡単に楽しむことができるようになります。

二つ目は「特別な装備がいらない」ということ。

スノーシューを楽しむとき、専用の靴や服はいりません。普段使っている冬靴や長靴(足首まで隠れるものが理想)に直接取り付けることができます。

もし足首が隠れない場合も「スパッツ」や「ゲイター」と呼ばれるものを足に巻くことで、靴に雪が入るのを防ぐことができます。

服装については「脱ぎ着できること」が重要です。

最初は寒くても動くと暑くて汗をかくこともあります。近所の森や公園なら本格的なアウトドアブランドのものを揃えなくても、防水・防寒仕様のウエアであれば十分です。

三つ目は「自由」です!

冬の森は散策路が雪で埋まるので、どこまで歩くか、どのコースに行くか、何をするか、どこで休憩するかは自由に決められます。

体力作りも兼ねてどんどん歩き回っても良し。
鳥を探しながらのんびり回ってもよし。

気持ちいいところで座って何もしない時間を過ごすのも最高です!(お尻に敷くマットとかあるとお尻が冷たくならずいいですね)

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夏は笹原になっている場所も冬は一面雪景色!

シマエナガを発見!動物たちが身近に

冬の森は葉っぱも落ちて空が広いので晴れた日は歩いているだけで気持ちがいいです!

また葉っぱがないので鳥たちも見つけやすく、運が良ければあの大人気のシマエナガに出会えることもあります。

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カエデの樹液を舐めに来たシマエナガにバッタリ出会えました!

スノーシューで散策していると動物の足あとや食事の痕が見つかることもあり、森に住む動物たちの存在を身近に感じられるのも冬の森ならではです。

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エゾリスの足あと
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ユキウサギが食べた痕
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エゾモモンガのフン

タヌキに見られている…

すごく運が良ければばったり動物たちに出会うこともあります!

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じーーーっとこちらを見てるエゾタヌキに遭遇!

前回の記事でご紹介した「冬芽」と「葉痕」探しも、冬の森の楽しみ方としてはオススメなのでぜひ楽しんでください!

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ピエロ顔のキハダ

ただ、もちろん冬の森には危険もあります。

急に天気が崩れて真っ白になったり、道がないので迷子になったり、斜面で滑ったり、雪の下に埋まっている笹や倒木につまづいたり…。
途中でトイレに行きたくなっても、冬になると車が止められない場所もあります。

なので、初めてスノーシューや冬の森を散策する方は、トイレや休憩所などの施設が整っていたり、道具のレンタルやスタッフさんがいる公園や施設などから始めることをオススメします。

場所によってはガイドさん付のツアーを開催していたり、オススメコースが用意されていたりもしますので調べてみてください!(滝野の森でもボランティアガイドによるツアーを開催中です!)

「冬の森」と言われると夏以上にハードルが高く感じる方もいるかもしれませんが、花や生きものなどが少ない分、頭を使って覚えることも少なく、ヒグマなどの心配も少なくなります。

晴れた日にリュックに温かいドリンクとお菓子を入れて、スノーシューで散策するだけでも非日常をたっぷりと味わうことができます!

今年の冬はぜひスノーシューを履いて冬の森デビューしてみてください!

連載「森に行こう! ~身近な自然におもしろさが詰まっている~」

文:森の住人 KENTA
国営滝野すずらん丘陵公園 自然環境マネージャー。1978年札幌生まれ京都育ち。約6年間のサラリーマン生活を経て、森についての知識・経験ゼロの状態で滝野の森ゾーンの担当になり、様々なイベントの企画や広報、森づくりなどを担当。公園内にヒグマが侵入した際は専門家と一緒に現場の最前線で調査を担当。滝野の森staffXにて監視カメラを使った野生動物たちのリアルな様子などを発信中。

編集:Sitakke編集部IKU

※掲載の内容は記事執筆時(2026年1月)の情報に基づきます。

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