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「若いうちに何でもやっとけ!」と仕事を丸投げする年配世代。地域の役職を若手に押し付けた結果

  • 2026.1.22

地域の行事は、世代を超えた協力があってこそ成り立つもの。しかし実際は「若いから」「時間があるでしょ」という一言で、役割が一部の人に偏ってしまうことも少なくないのではないでしょうか。今回は、筆者の友人A子が住む地域で起きた出来事から、世代間の価値観がアップデートされたエピソードをお届けします。

画像: 「若いうちに何でもやっとけ!」と仕事を丸投げする年配世代。地域の役職を若手に押し付けた結果

住んでいる地域に行事が多い

A子は、30代前半で小さな子どもを育てながら、夫と共働きをしています。A子の住む地域は昔ながらのつながりが強く、夏祭りや防災訓練、季節ごとのイベントが頻繁に開催されていました。

行事ごとに役割分担はあるものの、実際に動くのは20〜30代の若手世代が中心。「若いうちになんでもやっておいた方がいいわよ!」そんな言葉とともに、年配の人たちから役職や雑務が次々と回ってくる状況でした。

余裕のない若手世代

しかし、若手世代の多くは時間に余裕があるわけではありません。小さな子どもを抱え、学校や保育園の役員をしている人もいれば、共働きで日々の生活を回すのが精一杯な家庭も多くありました。A子自身も「地域のためとは思うけれど、正直しんどい」と心理的な負担を感じることが増えていきました。

予期せぬトラブル発生

そんな中、あるイベントの直前に備品の発注トラブルが発生しました。管理を任されていた若手の担当者は、効率を考えてパソコンでデータ管理をしていたのですが、その進捗状況をリアルタイムで共有できる仕組みを理解している年配世代はほとんどいませんでした。

「今どういう状況なの?」「前はこんなことなかったのに」と不満の声が上がり、現場は一時混乱状態に陥りました。

補い合える関係作りが大切

最終的にトラブルはすぐに解決しましたが、その過程で「全部若い人に任せきりで、私たちは苦労を分かろうとしていなかった」と、年配世代は気づいたそうです。

それ以降、パソコン作業を若手に教わりながら積極的に参加するようになり、若手は行事の意味や地域の歴史を年配世代に教えてもらう関係性へと変化していきました。

若い世代に任せきりにするのではなく、得意なことを持ち寄って支え合う。
「若いうちにやれ」ではなく、「一緒にやろう」というお互いの意識の変化こそ、地域に住む全ての人が心地よいと感じられる場所を作っていくのだと感じる出来事でした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Miwa.S
事務員としてのキャリアを積みながら、ライター活動をスタート。持ち前の聞き上手を活かし、職場の同僚や友人などから、嫁姑・ママ友トラブルなどのリアルなエピソードを多数収集し、その声を中心にコラムを執筆。 新たなスキルを身につけ、読者に共感と気づきを届けたいという思いで、日々精力的に情報を発信している。栄養士の資格を活かして、食に関する記事を執筆することも。

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