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介護のために仕事を辞めたのに…夫は不倫三昧。「介護はこのまま続けて」喜んで引き受けた結果

  • 2026.1.16

義母が入院することになった日のことは、今でもはっきり覚えています。夫は「手続きとか付き添いはよろしく」と言うだけで、その後の説明や相談にはほとんど耳を傾けようとしませんでした。
私は仕事の合間に病院とのやり取りや入院手続き、義母の送迎まですべてを引き受けることになったのです。

最初は仕方がないと思っていました。私が時間の融通が利く分、やれることはやるつもりでいたのです。


でも、だんだんと違和感が積もっていきました。夫は休日でもスマホばかりいじって過ごすくせに、「男だからトイレの介助はちょっと……」「母親の弱った姿は見たくない」と理由をつけ、一切関わろうとしません。

入院生活が長引いても、夫の対応は変わりませんでした。義母関連の連絡があっても私任せ、お見舞いにすらいきません。仕事と介護の両立が次第に難しくなり、悩んだ末、私は正社員からパートに切り替えて仕事をセーブすることにしました。

夫の裏切り

仕事をセーブしたにもかかわらず私の毎日は大忙し。そんな私を横目に、夫は趣味の時間を増やしていきました。

義母が手術をすることになっても、出張に行くと言って、付き添いは私任せ。心配する気持ちはないのか、と驚いてしまいます。

しかしこの出張、なんだかおかしいと思ってしまったのは、私の女の勘。不自然な点がいくつも重なり、違和感を拭えずに調査を依頼したところ、「出張」という名の浮気旅行であることがわかりました。


夫と不倫相手との関係は、義母が入院した直後から今までずっと続いていたのです。

夫と問いただすと「毎日忙しそうで俺を構わなかったお前にも責任がある」「うちはもう夫婦として終わっていた」と、自分のしたことを正当化。

その瞬間、私の中で何かが切れました。浮気も無責任さも、逃げ回る態度も全部、もう限界だったのです。

離婚しないワケ

「離婚します。介護についても、これ以上私ひとりで背負うことはできません」そう告げた私に、夫はため息混じりに言いました。

「まあ、いいけどさ。母さんのことは今まで通り頼むよ。どうせ俺、仕事忙しいし」その口ぶりに、反省も焦りも感じられません。

さらに夫は続けました。「母さんもお前に世話されてるほうがラクだろ。それにお前、社員辞めたから金ないだろ? いくらかやるから頼んだよ!」「遺産が入ったら慰謝料も払うからさ!」まるで「役割分担の変更」程度にしか捉えていない様子でした。

それに、夫の言うことももっともです。介護のために正社員を辞めたので、お金がないのも事実……。今すぐ離婚するのは現実的ではありません。

「わかった。今まで通りでいい」そう伝えると、夫は心底安心したような顔をしました。私は、慰謝料の取り決めだけ交わし、離婚の準備を進めながら義母の介護を続けることにしたのです。

義母の決断

私は義母の生活を支え続けました。義母が「あなたがいなかったら、入院も退院後の生活も成り立たなかった」と言ってくれたのがせめてもの救いです。

そんなある日、義母は言いました。「もう、あの子には何も残さないわ」


入院中も退院後も、一度も顔を見せなかったこと。連絡があっても、お金の話ばかりだったこと。それらを踏まえた上での、冷静な判断でした。

それに、義母は私たち夫婦がうまくいっていないことを薄々気付いていたよう。私への「申し訳ない」という気持ちもあったのでしょう。

義母は専門家に相談しながら、今後の生活やお金の管理について整理を進めました。

夫の末路

義母が亡くなったあと、ようやく夫と離婚の話し合いをしました。夫にとって私は介護要員。それが要らなくなったのです。

話し合いは驚くほどあっさりと進みました。私は介護をしていた数年間、少しずつ離婚の準備を進めていたからです。


しかし遺産だけは計算外。義母は生前に専門家と相談しながら意思を整理し、最低限の分だけを夫に残し、私に残りのすべてを感謝の気持ちとして託してくれていたのでした。

慌てたのは夫です。当てにしていたお金が思うように使えず、慰謝料も自分で工面するしかなくなりました。夫の余裕は一気になくなっていったようです。義母の介護をせず、家庭を顧みなかったツケが、形を変えて返ってきたのかもしれません。

義母がいなくなった寂しさはありますが、「やれることはすべてやった」と思えることが、何よりの支えになっています。

◇ ◇ ◇

義母の介護を一手に担わせる一方で、不倫を続けていた夫。さらに、介護のために仕事をセーブし、経済的に不安定になった妻の状況を理由に「今さら離婚は無理だろう」と介護を続けさせていた状況は、決して軽く見ていいものではありません。


本来は支え合うべき場面で、立場の弱さを利用されてしまうと、心も生活も追い詰められてしまいます。

それでも主人公は、介護と向き合い続けながら、静かに準備を重ねていました。すぐに答えを出せなくても、少しずつ備えることはできる——そんなことを教えてくれる体験談でした。

【取材時期:2025年12月】
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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