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EVって雪国では実際走れるの?北海道では新車の0.5%なのに米中大手が進出のワケとは

  • 2026.1.14

米中2大EVメーカーが北海道進出

ガソリンを使わず、走行中に二酸化炭素を排出しない「電気自動車」。
アメリカと中国の2大メーカーが、相次いで北海道内に進出しています。

開放的なサンルーフに、運転席に設置された大きなモニター。
アクセルを踏んでみると、しっとりと滑らかに加速していきます。

近未来的なデザインや機能が売りの電気自動車=EV。
中国のEV大手「BYD」が、北海道内に本格進出です。

BYD Auto Japanの東福寺厚樹社長は「北の寒いところでも冬場安心して使えるようなバッテリーEVは増えていますし、BYDはそういったデバイスの先端を走ってるメーカーだとお考えいただければ」と話します。

奇しくも同じ時期に、アメリカのEV大手「テスラ」も北海道内1号店をオープン。

Tesla Japanの橋本理智社長は「実際にEVは寒冷地でも乗られていて、何の懸念もない。試乗すると100%買ってしまいます。100%です」と断言します。

EVが浸透していない寒冷地で、米中2大メーカーはどんな戦略を描くのでしょうか。

中国のEV大手「BYD」の特徴

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2025年12月、札幌市清田区にオープンした北海道内2店舗目となるBYDの正規ディーラー。専用のサービス工場も備え、アフターサービスにも対応します。

EV市場をリードするBYDのクルマには、どんな特徴があるのでしょうか。
片山侑樹記者が試乗しました。

気になるのは北海道の雪道での乗り心地。

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この日は雪が降っていて路面が多少荒れていましたが、振動は少なく安定した走行です。前輪駆動でも走行面の不安は感じません。

北海道内では4車種を販売。
このうち2つは、雪道にも強い4WDを選ぶことができます。
ほかにも電気とガソリンの両方で走れる「プラグインハイブリッド車」も販売します。

BYD Auto Japanの東福寺厚樹社長は「一番大きい道府県ですから、札幌だけでいいとは全く思ってない。主要な都市部には順次出店していきたいと考えている」と話します。

アメリカEV大手「テスラ」は寒冷地に自信

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北海道内市場に商機を見出しているのは、中国企業だけではありません。
アメリカのEV大手「テスラ」は11月、札幌市中央区に北海道内1号店をオープンさせました。

シフトレバーがなく、画面上を操作することでドライブモードに入ります。
テスラのクルマは、四輪走行のAIロボットをイメージ。
洗練されたデザインや、優れた加速性能が持ち味です。

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世界での販売実績を基に、寒冷地での性能にも自信をのぞかせます。

Tesla Japanの橋本理智社長は「寒冷地では難しいのではという質問をよく受ける」と言います。

「ノルウェーでは93%、EVが浸透しています。そういうことから、実際にEVは寒冷地でも乗られていて、何の懸念もない」

北海道は「ブルーオーシャン」?

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一方、2024年、北海道内のEV販売台数はわずか515台と、新車販売台数全体の0.5%ほどにとどまっています。

大手EVメーカーが道内に進出する理由について、日本の自動車業界関係者は「北海道はEVメーカーにとっては競争相手が少ない。いわゆる『ブルーオーシャン』だ。技術改良によって、年々、寒冷地での航続距離も伸びているのではないか」と話します。

アメリカと中国、2大メーカーの進出で、北海道内でもEVの普及が進むのでしょうか。

車両価格は?国の補助金も

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車両価格は、BYDは299万円~(車種:ドルフィンの場合)、テスラは531万円~(車種:モデル3の場合)」となっています。

国の補助金は、BYD=最大45万円。テスラ=最大87万円。
企業の取り組みなどを総合評価して補助額が決まります。ほかにも自治体独自の補助金もあります。

航続距離は、売れ筋の車種で比較すると、BYD=590km(車種:シーライオン7の場合)。
テスラ=682km(車種:モデルYの場合)ということです。

充電に関しては、自宅での充電はもちろんできますが、BYDは日本の公共充電の規格に対応。テスラは専用アダプターがあれば公共充電が利用可能で、さらに北海道内8か所にテスラ専用充電施設もあります。

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北海道でも、徐々に充電スポットは増えています。
ガソリンスタンドの1641か所に対して、EV充電スタンドは1675口。口数なので「か所」にするともっと少なくなりますが、増加傾向ではあります。ただ、都市部や主要観光地に集中していて、地方での設置は遅れているのが現状です。

国は2035年までに乗用車の新車販売を電動車100%の実現を目指しています。
電気自動車は、道内でどこまで浸透するのでしょうか。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年12月17日)の情報に基づきます。

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