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子どもが体中掻きむしっていたら。対策とセルフケアについてクリニック院長安達先生にお伺いしました

  • 2026.1.10

子どもが肌を掻いているのが心配。もしかしてアトピーかも?気になるならすぐに診察に行くべき?どんなケア方法がある?そんな疑問について、泉佐野あだちクリニック院長の安達晋吾先生にお答えいただきました。

ママ広場

「毎日保湿しているのに・・」と悩むママへ

子どものアトピー性皮膚炎について、やさしくお話しします。

「毎日ちゃんとクリームを塗っているのに、なかなか良くならない」
「夜になるとかゆみが強くなって、親子で寝不足になってしまう」

子どもの肌トラブルについて、こんなふうに悩んでいる保護者の方は少なくありません。
頑張ってケアしているからこそ、「このやり方で合っているのかな」と不安になりますよね。

アトピー性皮膚炎は、乾燥しやすい肌に、かゆみを伴う湿疹が良くなったり悪くなったりを繰り返す病気です。
乳児期から学童期まで幅広い年齢で見られ、かゆみのために眠りが浅くなったり、日中の集中力に影響したりすることもあります。

「ただの乾燥」とは少し違うサイン

「乾燥肌との違いが分からない」という声もよく聞きます。
一般的には、次のような様子が続く場合、アトピー性皮膚炎の可能性を考えます。

・保湿を続けても、赤みやブツブツがなかなか引かない
・かゆみで夜中に何度も目が覚める
・顔や首、ひじ・ひざの内側など、同じ場所に湿疹を繰り返す

「様子を見てるだけでいいのかな」と迷ったら、早めに医療機関で相談しても大丈夫ですよ。

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家庭でできるケアの基本

アトピー性皮膚炎の治療は、毎日のスキンケアを土台に、必要に応じて薬を使うことが基本です。

●お風呂はやさしく
お湯はぬるめで、ゴシゴシこすらず手でなでるように。
洗いすぎは、かえって肌のバリアを弱めてしまうことがあります。

●保湿は『予防も兼ねたケア』
お風呂あがりは肌の水分が逃げやすいため、できれば5分以内に全身へ。
少しテカっとするくらいが目安で、湿疹がない部分にも塗ります。
「続けられる使い心地かどうか」も大切なポイントです。

医療機関はどんなことをするの?

家庭のケアだけではつらい場合、医療機関では皮膚の状態を丁寧に見ながら、外用薬の使い分けや、生活の中での工夫について一緒に考えていきます。

症状や年齢によっては、炎症の強さを調べる検査を行うこともあります。
また、外用治療を続けても改善が難しい場合には、注射による治療など、別の選択肢が検討されることもあります。
ただし、これはすべてのお子さんに必要な治療ではなく、状態に応じて慎重に判断されます。

ママ・パパへ伝えたい、ひとつの安心材料

アトピー性皮膚炎は、「きちんとケアしても波がある」病気です。
良くなったり、また悪くなったりすること自体が、珍しいわけではありません。

完璧を目指さなくて大丈夫です。
できることを、できる範囲で続けていくことが、いちばんの近道になることも多いですよ。

「ちょっと気になるな」と思ったら、ひとりで抱え込まず、専門家に相談してみてください。
その一歩が、親子の毎日を少し楽にしてくれるはずです。

執筆者

プロフィールイメージ
安達晋吾
安達晋吾

泉佐野あだちクリニック内科・小児科・アレルギー科 院長の安達晋吾(あだちしんご)です。
小児科医として新生児から子どもたちの診療に携わり、救急医として大人の診療にも長く関わってきました。
これまでの経験を活かし、年齢や症状を問わず、地域の皆さまの身近なかかりつけ医でありたいと考えています。
当院の使命は「医療を通じて地域の皆様の生命・生活・人生に寄り添い、安心して暮らせる街づくりに貢献する」ことです。
通院診療と訪問診療の両方に対応し、体の不調だけでなく、心配や不安も気軽に相談できる、あたたかく安心できるクリニックを目指しています。

泉佐野あだちクリニック

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