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寺田倉庫が現代アートの魅力を発信する「TERRADA ART AWARD 2025 ファイナリスト展」を1月16日から開催

  • 2026.1.6
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寺田倉庫が主催した現代アート賞「TERRADA ART AWARD 2025(テラダ アート アウォード 2025)」にて選出されたファイナリストの展示会が、2026年1月16日(金)から「寺田倉庫G3-6F」にて開催。これからのアート業界を牽引する可能性を秘めた5組のアーティストによる新作を含めた作品が、個展形式で発表されます。

現代アーティストの新たな可能性を発掘する「TERRADA ART AWARD」

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1970年代から美術品の保管事業を展開し、1980年代以降は地域企業や住民と連携しながらアートを通じたまちづくりに取り組んでいる寺田倉庫。近年はレンタルアトリエ「TERRADA ART STUDIO(テラダ アート スタジオ)」や若手作家の作品を展示・販売する「WHAT CAFE(ワット カフェ)」を開設するなど、アーティストが継続的に活動できる環境づくりを進めています。

新進アーティストの支援を目的とした取り組みの一環として設立されたのが、世界を舞台に活躍するアーティストの輩出を念頭にした「TERRADA ART AWARD」。絵画等の平面、写真、立体(オブジェクト)、テキスタイル、映像、デジタル・メディアアート、パフォーマンスなどの身体表現といった現代アート全般が対象のアウォードです。国際的な視点と現代アートに関する深い見識を持つ審査員を迎え、作品内容や展示プランの精査を経てファイナリストを選出。ファイナリストには制作費の支援としての賞金と、同社施設での展示機会が提供されています。

倉庫空間を舞台に5名のファイナリストが作品を発表

「TERRADA ART AWARD 2025 ファイナリスト展」では、倉庫をリノベーションしたイベントスペース「寺田倉庫 G3-6F」を舞台に、5組のファイナリストたちが新たな表現に挑み世界へと芸術文化を発信。エントリー時の展示プランを発展させ、それぞれが独自の展示空間をつくり上げていくそうです。

彫刻家を演じるビデオ作品を手掛ける黒田大スケさん
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街に佇む忘れられたか無視されたかのような存在に着目し、さまざまな調査をもとに作品を生み出す黒田大スケ(くろだ だいすけ)さん。近年は特に、自身が学び制作の拠り所にしてきたという彫刻について調査し、彫刻家を演じるビデオ作品を制作しているそうです。同展では、戦後すぐの日本における彫刻の抽象表現の黎明期に、多くの彫刻家が参照したというブランクーシとその代表作である《空間の鳥》の解釈について、彫刻家たちによる話し合いを演じるとのこと。

「詠春拳」創始者の思想を再解釈する小林勇輝さん
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2019年以降から、香港と中国、日本で鍛錬やリサーチ、交流を重ねているという小林勇輝(こばやし ゆうき)さん。中国南部武術である「詠春拳」の発展と密接に関係する東アジアでの戦争と植民地支配の歴史、そして現代社会における戦いや自己防衛を学ぶことについて、その意味を模索してきたといいます。今回の展示では、「詠春拳」を起点とした学際的パフォーマンス作品《The Wing Chun Project(詠春拳プロジェクト)》の現在地を共有。約300年以上前に少林寺の僧侶・拳法家だった女性によって創始され、数々の国共内戦と日中戦争により佛山から香港に亡命した祖師「葉問」と弟子によって世界的に普及されたストーリーがテーマに。

語りと技術を残していく方法を探る是恒さくらさん
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空想の玩具をつくることで、語りと技術を共に残す道を模索する是恒さくら(これつね さくら)さん。人と鯨の関わりを探り、さまざまな土地を訪れる中で、かつて捕鯨で獲られた鯨由来の素材が現在では必要とされなくなっていることへの気付きを提示します。そこから、現代の生活から姿を消しつつある素材とその加工の技はどうしたら残すことができるのかを探求。文章や映像によって記録し、本や映像作品として残せる語りという形で発信します。

身体の可能性について模索する谷中佑輔さん
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科学の実証性や生産性という枠組みだけで身体を捉えることに疑問を抱きながらも、ただ“共にある”身体から社会や政治に関わる連帯の可能性を探る谷中佑輔(たになか ゆうすけ)さん。その入り口になりうるものとして、癒しやケアに着目。「どのように存在し、他者と関わるか」という、存在の許容への問いを投げかけます。

植物の生き方から共存の余白と喜びを考察する藤田クレアさん
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スピードや効率が何よりも重視され、他者や環境を深く理解したり、丁寧に関係を育むことが次第に難しくなっている現代社会で、植物の生き方に注目する藤田クレア(ふじた くれあ)さん。光や温度、風の変化などに敏感に反応し、周囲と絶えずやり取りを続ける植物の反応を可視化することで、人と人、人と自然が共にあるための関係性や、歩み寄る感覚を改めて探求します。

「TERRADA ART AWARD 2025 ファイナリスト展」は2月1日(日)まで開催

「TERRADA ART AWARD 2025 ファイナリスト展」は、来年1月16日(金)からスタート。開催前日の1月15日(木)には最終審査員による授与式が行われ、各審査員賞がファイナリストへ贈られます。倉庫空間を舞台に展開される、5組のアーティストによる新たな表現を実際に感じてみてはいかがでしょうか。

【TERRADA ART AWARD 2025 ファイナリスト展】
会期/2026年1月16日(金)~2月1日(日)
※会期中無休
開館時間/11:00~18:00(最終入館 17:30)
会場/寺田倉庫 G3-6F
所在地/東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫G号
入場料/無料
※予約不要

問い合わせ先
寺田倉庫 TERRADA ART AWARD事務局
MAIL/award@terrada.co.jp
URL/www.terradaartaward.com

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