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初デート終盤、彼「割り勘でいいよね?」→会計後に判明した"ある事実"で、私が静かに逆転した話

  • 2026.1.5
ハウコレ

マッチングアプリで出会った彼との初デート。穏やかな笑顔と丁寧な言葉遣いに、私は少しずつ心を開いていきました。けれど、食事の終盤に彼が放ったひと言が、すべての空気を一変させたのです。

期待に胸を膨らませた初デート

その日、私は少し緊張しながら、駅前で彼を待っていました。アプリでのやり取りでは誠実そうな印象で、実際に会った彼も写真通りの優しい雰囲気。「今日は僕が予約したお店に行こう」と案内されたのは、雰囲気の良いイタリアンレストランでした。

メニューを開くと、どれも少しお高め。私は控えめにパスタとサラダを選びましたが、彼は前菜からメイン、デザートまで次々とオーダーしていきます。ワインも追加し、楽しそうに料理を堪能する姿に、私は「食べることが好きな人なんだな」と微笑ましく思っていたのです。

会計時に飛び出した予想外のひと言

楽しい時間はあっという間に過ぎ、気づけば会計の時間に。彼がスマートに伝票を手に取ったので、私は心の中で「ごちそうさまです」と言う準備をしていました。

ところが、彼は振り返ってこう言ったのです。

「割り勘でいいよね?」

一瞬、言葉を失いました。割り勘自体は珍しいことではありませんし、対等な関係を大切にしたいという考え方も理解できます。けれど、彼が予約したお店で、彼が積極的にオーダーした流れを思い返すと、どこか釈然としない気持ちが生まれたのも正直なところ。私は小さくうなずき、お財布を取り出しました。

レシートが明かした"ある事実"

会計を済ませ、店を出たあと、ふと手元のレシートに目をやった私は、息をのみました。

合計金額は約1万8千円。そのうち、彼が注文した料理とワインの金額は1万4千円を超えていたのです。一方、私が頼んだのはパスタとサラダ、ドリンク1杯のみで4千円ほど。残りの1万4,000円分はすべて彼が飲み食いしたものでした。 つまり、私は自分の食事代だけでなく、彼の贅沢なディナー代まで「おごらされていた」のです。

その事実に気づいた瞬間、私の中で何かがすっと冷めていくのを感じました。怒りというよりも、失望に近い感情でした。隣で「次、いつ会える?」と無邪気に笑う彼。その浅ましさに、私の中で何かが完全に弾けました。

そして...

帰り道、彼は何事もなかったかのように「次はどこ行く?」と楽しげに話しかけてきました。私はただ、穏やかな笑顔でこう答えました。 「今日はありがとう。でも、今日はここまでにしましょう」

その後、数日かけて自分の気持ちを整理し、私は彼に簡潔なメッセージを送りました。長々と理由を並べることも、彼の非を説教することもしません。 ただ、「今回は、ご縁がなかったということで」とだけ。

不思議と後悔はありませんでした。あの夜の支払いは、相手への貢ぎ物ではなく、私が「本当の幸せ」に気づくための大切な勉強代だったと思えたからです。違和感に蓋をして自分をすり減らすのは、もうおしまい。あのレシートは、私に「自分を大切にする道」を教えてくれた道標でした。「次は、お互いを自然に思い合える人と出会いたい」 そう願って、自分の手で新しい一歩を踏み出したこと。何も言い返さず、静かに身を引いたこと。それこそが、私にとっての最高に鮮やかな「逆転」だったのだと思っています。

(20代女性・公務員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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