1. トップ
  2. ヘア
  3. 最近、髪が細くなった気がする…。大人世代に増える“頭皮エイジング”のサインとは

最近、髪が細くなった気がする…。大人世代に増える“頭皮エイジング”のサインとは

  • 2025.12.29

以前より髪が細くなった、トップがペタッとしやすくなった。そんな年齢とともに起こる髪質の変化は、実は“髪そのもの”だけでなく、頭皮の状態が深く関係しています。特に40代以降は、肌と同じように頭皮もエイジングが進みやすい時期。そこで今回は、ボリューム不足につながる頭皮の変化と、見極めたいサインについて解説します。

髪が細くなる背景には“頭皮環境の変化”がある

髪の太さやハリは、生えてくる土台である頭皮の状態に左右されます。年齢を重ねると、頭皮の血流が滞りやすくなり、毛根に十分な栄養が届きにくくなることも。その結果、一本一本の髪が細くなり、全体のボリュームが出にくく感じられるようになるのです。また、乾燥によって頭皮が硬くなると、髪の立ち上がりも弱まりやすくなります。

分け目・ハリ不足は“エイジングサイン”のひとつ

トップがつぶれやすい、分け目が目立つようになったと感じたら、頭皮のエイジングが始まっているサインかも。これは薄毛とは別の話で、毛量が大きく減っていなくても起こる変化です。皮脂バランスの乱れや、洗いすぎによる乾燥、血行不良などが重なることで、髪が元気を失ったように見えてしまうのです。

“育毛”より“頭皮を整える”発想へ

ボリューム対策というと、育毛ケアやスタイリングに目が向きがちですが、大人世代に必要なのはまず頭皮環境を整えること。ゴシゴシ洗わず、指の腹でやさしく洗う、シャンプー後はしっかり乾かす、頭皮を温める習慣を意識する。そんなヘアケアの基本の積み重ねが、髪のハリや立ち上がりを支えます。攻めるヘアケアをするより、まずは“土台を整える”意識が大切です。

髪が細くなった、ボリュームが出にくいと感じたら、それは頭皮からのサイン。加齢による変化を否定せず、今の状態に合ったケアへ切り替えることが、これからの髪印象を左右します。まずは頭皮をいたわるところから、大人髪のケアを見直してみてください。<取材・文:beauty news tokyo編集部 監修:中村チエ(薬剤師)>

元記事で読む
の記事をもっとみる