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ダイソー550円「卓上クリーナー」レビュー!掃除には微妙…?でも“消しカスの山”を生む学習キッズには「神アイテム」だった話

  • 2025.12.29

ダイソーの「乾電池式卓上クリーナー」レビュー

ダイソーの「乾電池式卓上クリーナー」は正直使えない……?
ダイソーの「乾電池式卓上クリーナー」は正直使えない……?

ダイソーで見つけた「乾電池式卓上クリーナー(税込み550円)」。当初はキーボードなどパソコン周りの掃除用に購入したのですが、実際に使ってみると大人の私には「パワー不足」でした。しかし、それを幼い息子に渡してみたところ、状況が一変。我が家で悩みの種だった“あるゴミ”の掃除に大活躍することになったのです。その意外な実力と魅力をレポートします。

もはや「100円ショップ」という枠を超え、プチプラで面白いガジェットを次々と提案してくれるダイソー。毎月1000点以上の新商品が出る中、今回気になって購入したのが「乾電池式卓上クリーナー」です。

ダイソー「乾電池式卓上クリーナー」スペック

ダイソー「乾電池式卓上クリーナー」/¥550(税込み)
ダイソー「乾電池式卓上クリーナー」/¥550(税込み)

価格は550円(税込)。サイズは直径約83mm、高さ約60mmの円筒形で、重さは電池込みで約152g(本体のみ約108g)です。

電源には別売りの単3形アルカリ乾電池を2本使用し、付属品として角掃除用ノズルと掃除用ブラシが付いてきます。

見た目は“手乗りロボット掃除機”といった風情。パッケージにはノズルを装着してキーボードを掃除する写真もあり、デスクワークの相棒として期待が高まります。

パソコン周りの清掃に使ってみたが…効率はいまひとつ

本体の見た目は小型のロボット掃除機。デスクの上を自走できたら楽しいのですが。
本体の見た目は小型のロボット掃除機。デスクの上を自走できたら楽しいのですが。

仕組みはシンプルです。底面中央にある穴から、ブラシでかき集めたゴミをファンで吸引します。

しかし、大人の視点で正直にレビューすると、「吸引力は想像以上に大したことがない」というのが結論です。

ちょっと重たいゴミは吸えませんし、広いデスク面を掃除するなら、卓上ほうきや雑巾で拭いた方が圧倒的に早くて綺麗になります。

期待していた「キーボードの隙間掃除」も、付属ノズルをつけてもパワー不足が否めません。スライム状のクリーナーやエアダスターを使った方が、短時間でサッパリするのが現実でした。

「これは失敗したかな…」そう思って棚にしまおうとした時、救世主が現れました。

消しゴムお化けの息子に「大ウケ」!

興味を示したのは、KUMONに通う息子です。

彼は我が家で最も消しゴムを消費するヘビーユーザー。学習デスクの上は常に「消しゴムのカス」だらけで、床に落としては親に注意されるのが日常でした。

そんな息子にこのクリーナーを渡してみると、相性は抜群!

息子が求めていたのは「掃除の効率」ではなく「ガジェットを使って吸い取る楽しさ」だったのです。

大きなゴミは吸えなくても、消しカスなら問題なし。ウィーンという音とともにゴミが消えていくのが楽しいようで、自ら進んで机の上を掃除するようになりました。

550円で「掃除の習慣」が買えるなら安い

ガジェットとして厳しく評価するなら、吸引力は弱く、充電池(ニッケル水素電池)が使えないためランニングコストもかかるなど、欠点はあります。

しかし、「子供が喜んで勉強机を掃除してくれる」という結果をもたらしてくれた時点で、親としては「神アイテム」に昇格しました。

多少吸い残しがあっても、本人は気にしていません。

「勉強の後はこれで吸い取る」という意識が根付いてくれるなら、550円は激安の投資と言えるでしょう。

学習年齢のお子さんがいるご家庭で、「消しカスの山」にお悩みなら、ダメ元で試してみる価値は大いにありますよ。

(千秋)

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