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【年末掃除】「ひとり暮らし」と「ファミリー世帯」で“意識差”が明らかに!掃除にかける時間、重点的にする場所は?

  • 2025.12.28

「年末掃除」いつから始めている?

「年末掃除」いつから始めている?
「年末掃除」いつから始めている?

年の瀬が迫る中、大掃除の計画を立てている方も多いのではないでしょうか。そこで今回、「ひとりぐらし研究所」が実施した「ひとり暮らしの年末大掃除意識調査2025」に関する調査結果を参照して、みんなの年末掃除のリアルを紹介します。調査は2025年11月19日〜20日、国内在住の男女20~59歳の1206人を対象にしたものです。

調査によると、ひとり暮らしの人は、ファミリー世帯よりも早い時期から大掃除に取り組む傾向があることが分かったのです。まず注目すべきは、年末の大掃除に対する取り組み方の違いです。「しっかり大掃除する」と回答した割合は、ひとり暮らしが38.3%で最も高く、2人暮らしの31.8%、3人以上のファミリー世帯の32.8%を上回りました。一方で、「軽く掃除する程度」という回答は、ファミリー世帯で56.8%と半数を超えたのに対し、ひとり暮らしでは50.2%にとどまっています。この結果について研究所では、ひとり暮らしは自分だけの判断で好きな時間に自由に掃除ができ、比較的コンパクトな間取りであることから、しっかり掃除がしやすい環境にあると分析しています。

大掃除の開始時期についても、世帯構成による明確な違いが浮き彫りになりました。ひとり暮らしでは「12月上旬」から始める人が最も多く30.3%を占めています。一方、ファミリー世帯では「12月下旬」から大晦日3日前までの期間に集中する傾向が見られました。この背景には、ひとり暮らしの人が帰省や旅行など年末の予定に向けて早めに大掃除を済ませたいという意識があると推測されています。対してファミリー世帯では、子どもの冬休み開始や家族全員が休みに入る時期に合わせて、後半にまとまって取り組む傾向があるようです。

大掃除をする場所についても興味深い違いが明らかになりました。すべての世帯で居室、キッチン、トイレは掃除する人が多いものの、クローゼットや窓、キッチンの換気扇や排水口といった手間のかかる場所では、ファミリー世帯の方が掃除する割合が高くなっています。これは、ひとり暮らしが「自分ひとりでできる範囲」を優先して、必要最低限の場所を徹底して掃除する傾向があることを示しています。一方、ファミリー世帯では家族で分担しながら、汚れやすく時間のかかる場所も積極的に掃除していることがうかがえます。

大掃除にかける期間についても、ひとり暮らしの効率性が際立っています。ひとり暮らしの80.7%が1日以内で大掃除を完了させており、最も多いのは「1時間以上〜3時間未満」で29.8%でした。これに対し、2日以上かけて掃除をする割合は、2人暮らしで28.6%、3人以上のファミリー世帯では32.1%と、複数世帯の方が長期間にわたって掃除に取り組んでいることが分かりました。

大掃除で出た不用品の処理方法については、すべての世帯で「捨てる」が最多でしたが、その割合には差があります。特に3人以上のファミリー世帯では79.4%と約8割が捨てると回答したのに対し、ひとり暮らしでは66.0%にとどまりました。注目すべきは、ひとり暮らしでは「実家に送る」(21.3%)や「トランクルームに預ける」(14.6%)など、保管手段を活用する割合が相対的に高いことです。これは住まいの狭さや、実家を保管場所として頼れる環境が背景にあると考えられています。

今回の調査結果から、ひとり暮らしの大掃除は「早期スタート」「効率重視」「保管手段の活用」という特徴が浮かび上がりました。年末に向けて計画的に大掃除を進めたい人は、ひとり暮らしの人たちの取り組み方を参考にしてみてはいかがでしょうか。

(LASISA編集部)

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