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あなたは「うで体」or「あし体」?自分の体のクセがわかれば不調が改善!【鴻江理論】

  • 2025.12.29

あなたは「うで体」or「あし体」?自分の体のクセがわかれば不調が改善!【鴻江理論】

健康のために「いい姿勢」を意識しているのに体がラクにならない。その原因は、「体のタイプ」に合わない動きをしているからかもしれません。トップアスリートも取り入れる「鴻江理論」に基づく体の使い方をマスターして、自分に合った動作を身につけましょう。

教えてくれたのは
鴻江寿治さん アスリートコンサルタント

こうのえ・ひさお⚫鴻江スポーツアカデミー代表。
トップアスリートのアスリートコンサルタントとして活躍。
著書に『一生歩ける喜び「うで体・あし体」鴻江理論で人生が変わる』(小学館)他多数。

上野由岐子さん ソフトボール選手

体を動かしやすくなります
鴻江理論を知り、「コウノエベルト」をとり入れるようになってから、無駄な動きがなくなりパフォーマンスが向上しました。皆さんにも不調に悩まされる前に、自分のタイプを知ってほしいと思います。

「重心の位置」の違いで決まる! 「うで体」「あし体」

「うで体」タイプ

猫背型・つま先重心。左に不調が出やすい

横から見ると、猫背型で重心はつま先寄り。背骨が右に曲がりやすいため、左肩が右肩より上がって見える。骨盤は右が前に出てねじれていて、まっすぐ立ってもおへそは少し左を向く。左の靴底が減りやすい。

不調の出やすい部位

● 肩こり、首の痛みに悩まされることが多い
● 背中の左側が張りやすい
● 左のお尻が固くなりがち
● 体の左側をケガしやすい
● 胃もたれしやすい

「あし体」タイプ

反り腰型・かかと重心。右に不調が出やすい

「うで体」と対照的なのが反り腰型の「あし体」。重心はかかと寄りで、背骨は左に曲がりやすく、右肩が上がり気味。骨盤は左が前に出てねじれているため、おへそは右を向いている。右の靴底が減りやすい。

不調の出やすい部位

● 腰の痛みに悩まされることが多い
● 背中の右側が張りやすい
● 右のお尻が固くなりがち
● 体の右側をケガしやすい
● 坐骨神経痛になりやすい

「鴻江理論」でなぜ毎日が変わる?

自分の体のクセがわかると不調が改善し、毎日元気に

アスリートコンサルタント·鴻江寿治さんが提唱する「鴻江理論」とは、人間の体は生まれつき2つのタイプに分かれており、適した体の動かし方があるというもの。

「肩こりや腰痛などの不調が出るのは、体の特徴に逆らった無理な動きをしているから。自分の体のタイプを知り、その『クセ』を生かす動かし方をすると、体への負担が減って不調が改善。毎日を元気に過ごすことができますよ」

あなたは「うで体」or「あし体」 どっちタイプ?【診断チェックリスト】

体に合った動きをするには、まず自分の体のタイプを知ることが大切です。次の7つの項目でチェックしてみましょう。4項目以上当てはまるほうがあなたのタイプです。

Q1 椅子の座り方は?

うで体

浅く座る
座ったときにも背中が丸まった状態を維持できる姿勢を好む

あし体

深く座る
背もたれは使わず、骨盤を立たせて座る

Q2 椅子から立つときは?

うで体

膝に手をつく
頭を前方に出し、前傾を深くしてから手の力を使って立ち上がろうとする

あし体

そのまま立ち上がる
手の支えがなくても、バランスを崩さずスムーズに立ち上がろうとする

Q3 つま先立ちしたときのバランスの取り方は?

うで体

前傾する
もともと前重心のため、つま先の上方に頭をもってきてバランスを取る

あし体

体を反らせる
かかと寄りの重心のため、体を後ろに反らせてバランスを取る

Q4 重いものを持ち上げるときは?

うで体

腰を曲げる
腰を曲げることでつま先重心になり、懐が深くなることで腕を使いやすくなる

あし体

腰を落とす
腰を落とすとかかと重心が強くなるため力を出しやすい。腕は伸ばしたまま、足の力で持ち上げる

Q5 壁を押すときは?

うで体

腕を伸ばして頭を下げる
歩幅を広くとり、深く前傾して倒れ込むように壁を押す

あし体

胸を近づけて頭を上げる
歩幅を狭く、腕は曲がっている。胸を壁につけるようにするため、自然と反り腰の形になる

Q6 綱引きの姿勢は?

うで体

腕を伸ばして頭を下げる
顔を下に向け、前傾したほうが強く綱を引ける

あし体

背中を反らせて頭を上げる
体重を後ろにかけて、腰や背中を反らせるように後傾する

Q7 スムーズな腕回しの方向は?

うで体

内回し
体の前面が縮みやすいため、内回しがスムーズ

あし体

外回し
体の前面が伸びていくため、外回しがスムーズ

撮影/菅井淳子 イラスト/二階堂ちはる モデル/大橋里美、酒井昭子(ともにゆうゆうフレンド)

※この記事は「ゆうゆう」2026年2月号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。

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