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人生で一度は行きたい! 感動を呼ぶ世界の絶景ホテル&レストラン

  • 2025.12.25

【フュー・アンド・ファー・ルヴンド】雄大なアフリカの景色を堪能できる、森と一体化したエコ・サファリロッジ

山の斜面に造られた洗練されたロッジから圧巻のパノラマビューが広がっている。
山の斜面に造られた洗練されたロッジから圧巻のパノラマビューが広がっている。

南アフリカ共和国の最北端、リンポポ州のサウトパンズベルグ山脈の中にある6棟のエコロッジ。共同創業者のサラ・デュセックが取り組んでいるのは、ラグジュアリーの本質を問い直すという挑戦だ。環境への負荷を最小限に抑えながら、ゲストに最大限の感動を届ける。その哲学のもと、再生可能エネルギーの活用、ゼロ・ウェイスト化、生物多様性の保護を宿泊体験に組み込み、訪れる人とともに8万ヘクタール以上の自然林再生と、年間10万トン超の炭素固定を目指している。

アフリカの原野の中に造られた野性味あふれるインフィニティプール。
アフリカの原野の中に造られた野性味あふれるインフィニティプール。
ロッジレストランで味わう5品のテイスティングメニュー、星空の下で楽しむ伝統的なボマ・ブラアイ(バーベキュー)など、ダイニングのオプションも多彩。
ロッジレストランで味わう5品のテイスティングメニュー、星空の下で楽しむ伝統的なボマ・ブラアイ(バーベキュー)など、ダイニングのオプションも多彩。

ヴィラは森に溶け込むように配置され、窓の向こうには南アフリカの雄大な原生林が広がっている。キリンやシマウマ、インパラなどの野生動物がときおり顔を出す。壮大なスケールの絶景こそが、この宿の最大の魅力だ。専属ガイドとともに自らハンドルを握って広大な大地を駆け抜ける「ゲームドライブ」や、ハイキング、マウンテンバイクなどのアクティビティに加え、360度自然に囲まれた開放感あふれるインフィニティプールも、記憶に刻まれる貴重な体験だ。

南アフリカの伝統的な工芸品を取り入れた、ラグジュアリーの中に素朴な温かみを感じるインテリア。
南アフリカの伝統的な工芸品を取り入れた、ラグジュアリーの中に素朴な温かみを感じるインテリア。

フュー・アンド・ファー・ルヴンド(Few & Far Luvhondo)

R523, Waterpoort, 3813, South Africa

Tel./+27-78-494-5083

https://www.fewandfarluvhondo.com/

【ナール】ヒマラヤ山麓の料理に光を当てる辺境レストラン

ラグジュアリーなマウンテンリゾート・アマヤに隣接する森の中にある。
ラグジュアリーなマウンテンリゾート・アマヤに隣接する森の中にある。

伝統的な食材や技法の再定義によってインドのテロワールを現代的に表現し、インド料理の概念を根底から覆したと言われるムンバイの「マスク(Masque)」。インドの「ノーマ」とも称された名店の共同創業者であり、初代ヘッドシェフを務めたプラティーク・サドゥが独立し、2023年に自身のレストランをオープンした。

レストランの窓からヒマラヤの山々を望む。
レストランの窓からヒマラヤの山々を望む。

プラティークが選んだのは、ヒマーチャル・プラデーシュ州のダルワという小さな村。最寄りのチャンディーガル空港から車を2時間半以上走らせ、本当にこんなところに店があるのかと不安に駆られる頃に、ようやく姿を現す。わずか20席のダイニングで供されるのは、彼が生まれ育ったカシミール州を含む、ヒマラヤ山麓6州の食材と料理に焦点を当てたメニュー。発酵技術を駆使した塩漬け豚肉やヒマラヤマスの燻製、そして豊富なキノコ料理などが並ぶ。一歩外に出れば、雪に覆われた7,000m級のヒマラヤの連山が、森の向こうにそびえる。未知なる食と雄大な自然美に出合える、まさに一生に一度は訪れたい辺境のレストランだ。

ナールはカシミール語で火を表す。近隣の生産者から届いた季節の野菜を薪火でシンプルに調理。
ナールはカシミール語で火を表す。近隣の生産者から届いた季節の野菜を薪火でシンプルに調理。

ナール(Naar)

VPO Darwa, Kasauli, District Solan, Himachal Pradesh 173206, India

Tel./+91-88004-22053

https://restaurantnaar.com/

【ミル】インカ帝国が残した遺跡で、大地とつながる食を探求する

同心円状に組まれたモライ遺跡の段々畑。Photo_ Gustavo Vivanco
同心円状に組まれたモライ遺跡の段々畑。Photo: Gustavo Vivanco

南米のペルーは、「世界のベストレストラン50」に毎年複数のレストランを送り込む隠れた美食大国。2023年には、首都リマの「セントラル」が見事、第1位を獲得して殿堂入りを果たした。その、セントラルのシェフ、ヴィルヒリオ・マルティネスが、リマから車で約20時間も離れたクスコに築いたもう一つの拠点がミルだ。標高3,500mの高台にあり、眼下にインカ帝国の繁栄の名残である巨大なモライ遺跡を見下ろす。

右からヴィルヒリオ・マルティネス、共同経営者のマレーナ・マルティネスとピア・レオン。
右からヴィルヒリオ・マルティネス、共同経営者のマレーナ・マルティネスとピア・レオン。
ミルはヴィルヒリオにとってのラボであり、実験的レストランでもある。Photo_ Leslie Hosokawa
ミルはヴィルヒリオにとってのラボであり、実験的レストランでもある。Photo: Leslie Hosokawa

古代の農業実験場だったとされるモライ遺跡には、内側に円を描くように段々畑が刻まれている。その畑を使って、シェフと共同経営者を兼ねる妻のピア・レオン、同じく共同経営者の妹のマレーナ・マルティネス、それに地元の生産者とともに、アンデスの在来種の作物の研究も行っている。スーパーフードとして知られるようになったキヌアや南米固有の穀物のカニワなど、食べられるバクテリアのクシュコ、南米固有の穀物カニワなど、自家農園で育てた作物を中心に、独創的な食材を駆使して、世界中の美食家たちを魅了し続ける。また、ミルを訪れる客が、伝統的な保存食の体験、染色やテキスタイル制作などを通じて、地元コミュニティと交流できるプログラムも開発し、ガストロノミーの枠を超えた実験的な試みを続けている。

一皿ごとに食材が育った環境や歴史・文化を丁寧に説明し、食べるだけでアンデスを旅するような体験を提供。Photo_ Camila Novoa
一皿ごとに食材が育った環境や歴史・文化を丁寧に説明し、食べるだけでアンデスを旅するような体験を提供。Photo: Camila Novoa

ミル(Mil)

Complejo Arqueológico de Moray, Maras, Cusco, Peru

Tel./+51-970-645-908

https://www.milcentro.pe/

【ネカフイ ペニンシュラ パパガヨ】雄大な太平洋のパノラマに恵まれた中米の楽園

波の音に包まれながら、誰にも邪魔されない寛ぎの時間を過ごせるアダルト専用プール。
波の音に包まれながら、誰にも邪魔されない寛ぎの時間を過ごせるアダルト専用プール。

コスタリカの北西部、グアナカステ空港から車で約45分の野生保護区・パパガヨは、太平洋に突き出した緑豊かな半島だ。先住民族の言葉で「豊かな庭」を意味するこの地に、2025年2月、中南米初のリッツ・カールトン・リザーブ「ネカフイ ペニンシュラ パパガヨ」が誕生した。火山性の地形と熱帯乾燥林が織りなす560ヘクタールの聖域に、スイートやツリートップテントなど個性に富んだ全107室の客室と、36のプライベートレジデンスが点在する。このリゾートの真骨頂は、なんといっても客室のテラスやインフィニティプール、スパなど、館内の至るところから見渡す、コバルトブルーに染まる太平洋の圧倒的なパノラマだろう。

伝統的な邸宅(ハシエンダ)の温かみと、洗練された現代的な機能を融合させたモダン・ハシエンダのデザイン。
伝統的な邸宅(ハシエンダ)の温かみと、洗練された現代的な機能を融合させたモダン・ハシエンダのデザイン。

ダイニングでは、地元の新鮮な魚介とアンデスの多様な食材を掛け合わせたモダンなペルー料理を提供。スパでは、火山のエネルギーを宿した泥やカカオ、伝統的な薬用植物を取り入れた独自のトリートメントが深い安らぎへと導く。さらに、マングローブ探検やジップラインなど多彩なアクティビティが揃い、自然と文化、アドベンチャーが融合した体験もかなう心と身体を解き放つ極上の隠れ家だ。

太平洋の雄大な眺めと太平洋の雄大な眺めと約18kmに及ぶ美しい海岸線を誇るパパガヨ半島のシーサイドリゾート。
太平洋の雄大な眺めと太平洋の雄大な眺めと約18kmに及ぶ美しい海岸線を誇るパパガヨ半島のシーサイドリゾート。

ネカフイ ペニンシュラ パパガヨ,ア リッツ カールトン リザーブ(Nekajui Peninsula Papagayo, a Ritz-Carlton Reserve)

End of the 253 National Route, Peninsula Papagayo, Nacascolo Liberia, Guanacaste 50104, Costa Rica

Tel./+506-081-1221

https://www.ritzcarlton.com/en/hotels/lirrz-nekajui-peninsula-papagayo-a-ritz-carlton-reserve/

【ペトラ・レストラン】世界一美しいサンセットを愛でるギリシャ料理レストラン

夕暮れ時に空がオレンジからピンク、紫へと変化する時間は言葉にできないほど美しい。
夕暮れ時に空がオレンジからピンク、紫へと変化する時間は言葉にできないほど美しい。

約3600年前の巨大噴火によって形成されたカルデラに沿って、断崖絶壁が海に向かって切り立ち、無数の白亜の建物が斜面に張り付くように建ち並ぶ。乾燥した気候と澄んだ空気が光の屈折率を高め、エーゲ海の青さをさらに際立たせる。ギリシャのサントリーニ島は、その白と青のコントラストが世界有数の絶景を創り出す美しい島。なかでも北西端に位置するイアから望む夕陽は、世界一のサンセットと称されるほどだ。

絶景を堪能しながら、新鮮な地元の食材を使った洗練されたギリシャ料理が味わえる。
絶景を堪能しながら、新鮮な地元の食材を使った洗練されたギリシャ料理が味わえる。

そのイアの絶壁からカルデラとエーゲ海を見下ろす特等席に位置するのがラグジュアリーリゾート、カナヴェス・イア・スイートのメインダイニング、ペトラ・レストランだ。エグゼクティブシェフのタソス・ステファトスは、イオニア諸島の出身でアテネの星付きレストランで料理長を務めた経験を持つ。島特有の火山性土壌が育む濃厚な甘みのトマトや白ナス、そしてエーゲ海がもたらす新鮮な魚介を、緻密な構成で現代的なギリシャ料理へと昇華させる。ギリシャ料理を世界的なレベルに引き上げたいと願うシェフの渾身のガストロノミーを、圧巻のパノラマが迫るテラス席で堪能できる。

近くの港で水揚げされる魚介や濃厚なサントリーニトマト、ギリシャ伝統のフェタチーズなどの素材をモダンにアレンジ。
近くの港で水揚げされる魚介や濃厚なサントリーニトマト、ギリシャ伝統のフェタチーズなどの素材をモダンにアレンジ。

ペトラ・レストラン(Petra Restaurant)

Canaves Oia Suites, 84702, Oia, Santorini, Greece

Tel./+302286071453

https://canaves.com/canaves-oia-suites/dining/petra-restaurant/

【ポートレート・フィレンツェ/ラ・テラッツァ】フィレンツェの歴史と文化を凝縮した風景

フェラガモ家が培ってきた洗練されたホスピタリティが体感できるポートレート・フィレンツェ。
フェラガモ家が培ってきた洗練されたホスピタリティが体感できるポートレート・フィレンツェ。

歴史を刻んだ古都の中にも、人々を惹きつけてやまない絶景は存在する。ルネサンス発祥の地であり、「花の都」とも称されるフィレンツェで、その比類なき景色に出会えるのがポートレート・フィレンツェだ。フェラガモ家が手がけるルンガルノ・コレクションのひとつであり、街の心臓部というべきアルノ川沿いの絶好のロケーションに位置する。この街の美とエレガンスを凝縮したような存在のホテルだ。

フィレンツェのランドマーク、ポンテ・ヴェッキオをラ・テラッツァのテラスから見下ろす。
フィレンツェのランドマーク、ポンテ・ヴェッキオをラ・テラッツァのテラスから見下ろす。

細い路地を挟んだ隣のビルの上にあるルーフトップバー、ラ・テラッツァからは、ポンテ・ヴェッキオを間近に望む、絵画のような眺望を楽しむことができる。さらに視線を移せば、ドゥオーモの巨大なクーポラやパラッツォ・ヴェッキオの塔、サンタ・クローチェ教会の尖塔など、歴史的建築群が織りなす一大パノラマが眼下に迫る。夕暮れ時には、川面に映る黄金色の光がルネサンスの街並みを美しく溶かし、辺りは時が止まったかのような静謐さに包まれる。ここは古都の魅力を五感で味わい尽くすことのできる特別な場所といえるだろう。

ドゥオーモが黄金色に染まる夕刻のフィレンツェの街並みの美しさは格別。
ドゥオーモが黄金色に染まる夕刻のフィレンツェの街並みの美しさは格別。

ポートレート・フィレンツェ(Portrait Firenze)

Lungarno degli Acciaiuoli 4, 50123 Firenze, Italy

Tel./+39-055-396-8000

https://www.lungarnocollection.com/portrait-firenze/

ラ・テラッツァ(La Terrazza)

Hotel Continentale, Lungarno degli Acciaiuoli 2/r, 50123 Firenze, Italy

Tel./+39-055-396-5987

https://www.lungarnocollection.com/la-terrazza-rooftop-bar/

※冬季休業あり

Text: Yuka Kumano

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