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ママ友「今日は雨だね! 車出してくれる?」毎朝、天気予報を見るのも苦痛に──やんわり断った結果

  • 2025.12.24

これは筆者自身の体験です。
ご近所のママ友と「ちょうどいい距離感」のお付き合いが始まりました。ところがある日を境に、私の中で“違和感”が芽生え始めて……。気まずくならずに線を引けた、そんな出来事です。

画像: ママ友「今日は雨だね! 車出してくれる?」毎朝、天気予報を見るのも苦痛に──やんわり断った結果

雨の日どうしてる? ママ友の一言がきっかけで……

子どもが年中に進級した春、登園時間が重なるご近所のママ友・Aさんと仲良くなりました。
園まではお互い徒歩15分ほど。晴れた日は立ち話をしたり、一緒に歩いたりと、程よい距離感の関係でした。

ある週末の買い物帰り、Aさんに聞かれました。

「雨の日どうしてる? うちはカッパ着せても途中でぐずっちゃって……」

「うちは車で行っちゃってるよ。下の子もいるからバタバタしちゃうしね」と答えると、

「あー、やっぱり! 車あると助かるよね〜。今度タイミング合えば乗せてくれると嬉しいな」

軽い調子のお願いに、その場では「そうだね〜」と曖昧に返したものの。

“タイミング合えば”のはずが……毎回くるLINEにモヤモヤ

翌週、雨予報の朝7時半。AさんからLINEが届きました。

『今日雨みたいだね。乗せてもらえたりする? もし空いてたらで大丈夫!』

タイミング合えばって言ってたよね? と思いながらも、その日は余裕があったので「いいよ」と返信。車に乗せたAさんは「ありがとう〜!」と笑顔でした。

でもそれが“毎回”になっていきます。

『急でごめんね。お願いできる?』『また甘えてもいいかな〜?』

悪気はないのだろうけれど、下の子の体調や予定を見ながら動く身としては、毎度当日のお願いはプレッシャーに。
次第に「明日は雨かも……また来るかな」と、天気予報にすら気を取られるようになっていました。

限界を感じて、やっと伝えたひと言

そんなある朝、下の子が微熱でバタバタしていたとき、またLINEが。

『今日無理だったら全然いいから! 一応聞いてみた〜』

“正直、今日は勘弁してほしいな”という気持ちを飲み込みつつ、ようやく決心して返信しました。

「実は最近、下の子の体調が安定しなくて……朝の送迎もギリギリなんだ。これからはちょっと厳しいかも」

あっさりした反応と、自分の境界線

Aさんからの返信は、

『そっか、ごめんね! 無理言っちゃった〜! 今までありがとう!』

思った以上にあっさり。
その後Aさんはレインカバー付きの自転車を購入したようで、雨の日も自力で登園する姿を見かけました。
今も挨拶や立ち話は変わらず、関係が気まずくなることはありませんでした。

“頼る”と“甘える”の境界線って、難しい。ですが、相手のペースに巻き込まれすぎないためには、自分のラインを伝える勇気が必要であることを学びました。同時に、相手も私が線を引いたことに対してあっさりと受け入れるキャパシティを持っていたという事実でした。自分のラインを伝えたことで、Aさんは自力で解決策を見つけ、私たちも以前と変わらない良い関係を続けることができています。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:北田怜子
経理事務・営業事務・百貨店販売などを経て、現在はWEBライターとして活動中。出産をきっかけに「家事や育児と両立しながら、自宅でできる仕事を」と考え、ライターの道へ。自身の経験を活かしながら幅広く情報収集を行い、リアルで共感を呼ぶ記事執筆を心がけている。子育て・恋愛・美容を中心に、女性の毎日に寄り添う記事を多数執筆。複数のメディアや自身のSNSでも積極的に情報を発信している。

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