1. トップ
  2. 恋愛
  3. 毎日お弁当を作っても【誰も褒めてくれない】でも「えっ」息子の『サプライズ報告』に「報われた気がした」

毎日お弁当を作っても【誰も褒めてくれない】でも「えっ」息子の『サプライズ報告』に「報われた気がした」

  • 2025.12.22

毎週末の息子のサッカー練習。お弁当作りは、なかなかの一苦労です。そんな中、私に「最高のお弁当作りのモチベーション」を与えてくれた出来事とは? 友人が体験談を語ってくれました。

画像: 毎日お弁当を作っても【誰も褒めてくれない】でも「えっ」息子の『サプライズ報告』に「報われた気がした」

「空のお弁当箱」が教えてくれるもの

小学生の息子は、週末になると朝から夕方までサッカー漬けです。

私がするのは送迎くらいですが、練習のある日は決まって早起きをして、お弁当を作ります。

「ありがとう」の言葉はなくても、空っぽになったお弁当箱を見るだけで、「しっかり栄養を摂れたな」とホッと安心。

そんな週末が続いていました。

息子からのサプライズ報告

お弁当作りがマンネリ化し、献立に頭を悩ませていた、ある日の夕食後。

息子が満面の笑みで私に話しかけてきました。

「ねえ、今日、すごくうれしいことがあったんだ。聞きたい?」

私が前のめりになって、

「何があったの?」

と聞くと、息子は興奮した様子で話し始めました。

チームメイトが叫んだ「玉子焼きパワーだな!」

サッカーの練習があった、その日の昼食時。

周りのチームメイトが自分のお弁当を広げる中、息子のお弁当を見たAくんが、

「その玉子焼き、おいしそうだな」

と声をかけてきたのです。

息子は「一つあげるよ」と、玉子焼きをあげました。

すると、Aくんはそれを一口食べると、大声で

「うっめー! この玉子焼き、超うめー!」

と、叫んだそう。

そして、午後の練習でゴールを決めたAくんが、息子に駆け寄って一言。

「玉子焼きパワーだな!」

息子はその一連の出来事が本当にうれしくてたまらなかったようで、

「おれ、いつも食べてるけど、Aくんに褒められてすっごくうれしかった。お母さんに言ったら、もっと喜んでくれると思った」

と、笑顔で報告してくれたのです。

お弁当作りのモチベーション

この報告を聞いた瞬間、週末の早起きや献立を考える苦労が、一気に報われた気がしました。

翌日も練習がある夜、私はいそいそと台所に向かい、お米を研ぎ、翌日のお弁当のお肉の下準備を済ませました。

週末のルーティンとなり、どこか義務感に変わっていたお弁当作り。

誰にも評価されない地道な努力だと思っていましたが、「玉子焼きが評価される」といううれしい出来事が、私にとって最高のお弁当作りのモチベーションとなったのです。

【体験者:40代・女性パート、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。

元記事で読む
の記事をもっとみる