1. トップ
  2. 恋愛
  3. 「ママ嫌い! あっち行け!」スーパーで暴れる息子に思わず涙。小さな女の子が立ち止まり「嫌いなら」

「ママ嫌い! あっち行け!」スーパーで暴れる息子に思わず涙。小さな女の子が立ち止まり「嫌いなら」

  • 2026.3.14

かつて憧れのプロポーズのセリフ「お嬢さんを僕にください」。しかし時代は令和に移り変わり、このセリフでプロポーズをする人は減ってきているようです。もし、この類のセリフがスーパーのお菓子売り場から聞こえてきたら……

イヤイヤ期の息子

私には2歳の息子がいます。息子はイヤイヤ期真っ盛りで、特に保育園帰りは機嫌が悪く、保育園を出るのもスーパーに寄るのも一苦労。仕事終わりの疲れと息子のイヤイヤが重なり、私は日々かなり疲弊していました。

傷つく一言

そんな中で私を悩ませていたのは息子の言葉遣い。「ママ嫌い! あっちいけ!」とすぐに言うのです。普段なら受け流せても、疲れている時にその言葉を浴びると胸に突き刺さり、とても辛く感じまてしまいます。

ある日のスーパーでも、欲しいお菓子が売り切れでイヤイヤ発動。代わりのお菓子やアイスもイヤ、帰るのもイヤ。帰らないのもイヤ。お手上げ状態の私に「嫌い、あっちいけ」と言われ、思わず涙がこぼれてしまいました。

少女の一言

すると見知らぬ幼稚園くらいの少女が「だいじょうぶ?」と私に声をかけてくれました。私は涙をぬぐい「大丈夫! 心配してくれてありがとう! ちょっとお腹が痛かったんだ」と返答。少女は「そっか」と言い、今度は息子の方へ行き「ママ嫌いなの?」と問いかけました。

息子はびっくりして固まり、返事もできません。すると少女は「ママ嫌いなら、私がママもらっていい?」と言い、私の方へ再びやってきたのです。

息子の変化

その瞬間、息子は「ダメー!!!」と泣きながら走り、私にしがみつきました。そして「おうち帰りたい」と言ったのです。何を言っても動かなかった息子が、見知らぬ少女の一言で動いたのでした。

息子を抱きかかえ、カートに乗せようとすると、「うちの子が勝手にすみません」と声をかけてきた少女の母親。私は「いえ! むしろありがとうございました」と返すと、母親は「実は、うちの子も昔同じことを言われてイヤイヤ期が少し収まったんですよ」と教えてくれました。

その日以来、息子のイヤイヤ期は続いているものの「ママ嫌い、あっち行け」は言わなくなったのです。いつか息子が大きくなった時、同じようにイヤイヤ期で悩む子を救えるような言葉をかけられる人になってほしい――そう願いながら日々イヤイヤ期と格闘しています。

子どもの心を動かすのは、大人の説得ではなく、時に同じ目線の子どもの一言なのかもしれません。小さな出会いが、親子の関係を少し優しく変えてくれました。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:桜井ひなの
大学卒業後、金融機関に勤務した後は、結婚を機にアメリカに移住。ベビーシッター、ペットシッター、日本語講師、ワックス脱毛サロンなど主に接客領域で多用な仕事を経験。現地での出産・育児を経て現在は三児の母として育児に奮闘しながら、執筆活動を行う。海外での仕事、出産、育児の体験。様々な文化・価値観が交錯する米国での経験を糧に、今を生きる女性へのアドバイスとなる記事を執筆中。日本でもサロンに勤務しており、日々接客する中で情報リサーチ中。

元記事で読む
の記事をもっとみる