レオナルド・ディカプリオ、『タイタニック』を再鑑賞したことはない

レオナルド・ディカプリオは、代表作である『タイタニック』（1997）を一度も観返したことがないそうだ。『Variety』と『CNN』の対談シリーズ「Actors on Actors」で、ジェニファー・ローレンスから「『タイタニック』を再鑑賞した？」と聞かれ、「いや、まだ観ていない」と回答。あまり出演作を観ないと話すディカプリオだが、今年8月にUS版『Esquire』のインタビューでは何度も鑑賞している作品が一つだけあると告白。「自分の映画を観ることはほとんどないけれど、正直に言うと『アビエイター』（2004）はほかの作品より多く観た。理由はシンプルで、特別な思い出があるから」と明かした。

『ギャング・オブ・ニューヨーク』（2002）に続いてマーティン・スコセッシ監督と再タッグを組んだ同作で、ディカプリオは初めて主演と製作総指揮を兼務している。「当時僕は30歳で、役を演じるためだけに雇われた俳優ではなく、俳優として初めて製作に携わったと感じられた作品です。まったく新しい意味で責任を感じた。この業界で成長した作品、初めて真のコラボレーターとして重要な役割を担った作品として、誇りと絆を感じます」と語っていた。

なお、ディカプリオと『ドント・ルック・アップ』（2021）で共演したローレンスは、ディカプリオから「自分の出演作を観るのか？」と聞かれ、「ノー」と即答してこう続けている。「『タイタニックみたいな作品に出演したことはないから……でも、もし出演していたら観ると思う。一度ひどく酔ったときに『私の演技は上手かな？』と思って『アメリカン・ハッスル』（2013）を観たけれど、その答えがどうだったかは覚えていない」

Text: Tae Terai