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「ポツンと一軒家」 運命の再会…!!道端で挨拶を交わしただけの女子高生が、まさかのお見合い相手!?

  • 2025.12.18

衛星写真でみつけた謎の一軒家の実態を徹底調査する番組『ポツンと一軒家』(ABCテレビ)。12月14日(日)の放送回では、山口県の山奥のポツンと一軒家を訪れた。

衛星写真でみつけた大きな建物と整備された農地が確認できる場所をいつものように最寄りの集落で聞き込みしてみたが、手がかりは得られず。そこで聞いたおおよその行き方を頼りに道を進むと、車の通った形跡もない、落石と雑草に囲まれた断崖の一本道に入り込んでしまった捜索隊。後戻りできない道なき道を、草をかき分けて無理やり進んで行くと、農作業をしているポツンと一軒家の主と奇跡的に遭遇することができた。

©ABCテレビ

ポツンと一軒家のご主人(78歳)と妻(70歳)によると、国道からの別ルートがあるとのこと。なんと、撮影隊が命懸けで進んできた道は、普段は使われない荒れた道だったのだ。

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ご主人の先祖は、元禄(1688年)以前にこの地に移り住み、明治時代からポツンと一軒家に。ポツン歴は、なんと115年間だという。

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イノシシやサル、クマまでが出るという山間のポツンと一軒家は夫婦が住んでいる場所ではなく、ご主人が20歳の時に跡継ぎとして養子に入った家。36年前に義母が亡くなってからは空き家となり、麓の自宅に住む夫婦は23年前からこの場所へほぼ毎日通い、畑の手入れをしている。

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ご主人は中学卒業後、集団就職で大阪へ。勉強しながら自転車部品工場で働き技術を身に付けたが、20歳の時に跡取りがいなかった母の伯父夫婦の養子となるためにUターン。帰郷後は、米農業の傍ら大工の技術を習得し、70歳で大工を引退した。

夫婦の出会いは、運命的なもの。妻は高校時代、捜索隊が難儀した道を自転車で通い、道端で作業をしていたご主人と挨拶を交わした。妻はそのことを忘れていたが、ご主人は強く印象に残っており、後にお見合いで紹介された女性が、その時の女子高生だったというのだ。妻の母親から町に住むことを条件に結婚を許されると、大工であるご主人は、麓の集落にたった一人で一から自分たちの家を建て上げた。

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妻は勤めていた縫製工場が閉鎖してから夫の大工仕事の手伝いを始め、それからは家でも外でも四六時中一緒にいるという。「妻には怒られるからイヤな時もあるんだろうけれど、自分は来てくれただけで感謝です」とご主人は笑う。

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ご主人の大工としての腕前は、家の随所に活かされている。母屋の屋根の葺き替えから、肥料小屋や門扉の修繕まで、すべて自分で行う。そして、その作業を妻が常に隣で支えている。

驚くのは、夫婦が二人きりで川に橋まで架けたことだ。11年前の大水害で敷地入り口の橋が流されてしまったが、ポツンと一軒家故に行政の援助を得ることができなかった。そこで夫婦で石垣を組んで頑丈な基礎を築き、廃材となった鉄道の線路2本を主桁として渡し、その上に鉄板を敷いて、車も通れる見事な橋を1年近くかけて完成させたのだ。

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水害を機に農家を廃業。以降、趣味で畑を始め、今は収穫を楽しんでいる。この日の昼食も、畑の成果物を使った手作り弁当。捜索隊も絶賛した「さんとう」や「柚子味噌」など彩り豊かなおかずが、暮らしの豊かさを物語っていた。

ご主人は「ここ来たら、のんびりできるね。癒しの場所です」と語り、「誰とも会うことないもんね、ここは。だから(捜索隊の来訪は)『まさか冗談だろう』と思いましたよ」と笑顔を見せた。

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明治時代からのポツンと一軒家。20歳でこの家に養子に入り、今も守り続けるご主人は、運命のように一緒になった妻と、もうすぐ金婚式を迎える。大工仕事も毎日の生活も、ポツンと一軒家がいつも一緒の仲のいいおしどり夫婦。人生の後半戦も息ぴったりの二人三脚で、家の修繕と野菜作りをとことん楽しんでいく。

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ゲストに浅利陽介とハシヤスメ・アツコを迎えたバラエティ番組『ポツンと一軒家』(ABCテレビ)は、12月14日(日)の放送で紹介された。

ABCテレビ・テレビ朝日系列『ポツンと一軒家』は、毎週日曜ごご7時54分から放送中。TVerでも無料見逃し配信。

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